最後の試験ラッシュの結果

最後の試験ラッシュの結果

6月中旬に奈良大学通信教育部の今年度最初の在宅試験がありましたので、昨年度にレポートが合格して試験待ちだった史料学概論・東洋史特殊講義・書誌学の3科目を一気に受験しました。

感触は悪くなかったので合格はしているだろうと思っていましたが、やはり結果が出ないと落ち着かないものです。

そして待つこと1か月、ついに結果が来ました。

史料学概論、初めての100点です❣
史料学概論は学習が難しいといった話を昨年度聞いていたので学習前は無事に単位を取ることができるか若干不安がありましたが、テキストも専門的とはいえ史料の扱い方について理解が進みましたし、試験問題も書くべきことは書けたので満足のいく学習結果となりました。

いやー、100点っていうのは何度聞いてもいい響き(はーと)

東洋史特殊講義は70点と満足な結果とはなりませんでした。
科挙について結構いい線行っていたと思うのですが、抑えるべき点が結構漏れていたようです。悔しいですが、いずれおさらいしておこう。

レポートでは散々な評価だった書誌学は85点ということで一応優となりました。
こちらは用語の説明だったので淡々と書けば合格点はいただけると見込んでいましたが、無事に単位を取得できました。やれやれ。

ということで、今年度に持ち越した試験は全て合格となりました。
卒業に最低限必要な試験はこれですべて終わったので一安心です。

 

2022年度後半戦

7月も終わりに近づき、今年度も後半戦に差し掛かろうとしています。
必要な試験は終わったとはいえ、まだまだ勉強のスピードを緩めることはできません。

当面の課題は7月下旬に提出期限を迎える文化財学演習Ⅲの資料。これは必修科目で落としたら1年留年が決まる可能性がある(冬にも履修できるかもしれませんが)ため最優先で取り組んでいます。
しかし、なかなか進まない。。。研究内容をまとめるので基本的には卒業論文計画書に沿って資料を作ればいいと思うのですが、研究計画を具体的に書こうとするとうまくまとまらないのが現状です。実際、具体的にどう論考を進めるか考えていませんし。
とはいえ資料はまとめなくてはいけないし、卒業論文草稿の作成もあと2か月ほどで終わらせなければいけないので、いい加減本腰をいれないといけなさそうです。

また先日レポートが合格した西洋史特殊講義の試験も7月末に受験することにしました。
試験問題が難しそうなので躊躇していましたが、単位が取れたらスクーリング科目を1科目減らせる、すなわち16,000円の節約になるので挑戦することにしました。
16,000円節約したら16,000円分の書籍を買って研究に充てることができるので大きいですよね。決してただのケチりではない(笑)

8月はスクーリング科目があるのでその課題提出があります。在宅のスクーリング科目って楽かと思いきや意外に時間と労力がかかるので甘く見ないようにしておきます。

そして8月は次の進路への仕込みも行う予定です。
はてさて、どうなることやら。

9月もスクーリング科目や卒業論文草稿の追い込みで落ち着かなさそうです。
9月は本業である投資運用業の法律関係の学会報告もあり、こちらの準備もバタバタしそうです。
といってもすでにゴルフの予定を入れていますが(笑)

10月上旬には卒業論文草稿を提出するのでこのあたりでようやく落ち着くでしょうか。
10月もゴルフと旅行入れとこ。

自分が好きでやっていることとはいえ、次から次へとやるべきことが降ってくるのは大変です(× ×)。
しかし、これを乗り越えていければまた新しいチャンスをつかむことができると信じて遅々とした歩みを続けていこうと思います。

それにしても、ゴルフ行きたい!
機会があったら奈良大学の方と奈良のコースを回ってみたいものです。

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西洋史特殊講義(2)

まさかの躓き

先日苦心の末に提出した西洋史特殊講義のレポートですが、提出してすぐに奈良大学から書類が届いていて今回は採点が早いなー、などと思っていたら予想外の内容でした。

まさかの字数不足!レポートはWordで作成しており字数もカウント機能で確認してから提出しているのですが、複数の目で確認した結果ということであればぐうの音も出ません。
大幅な不足ではないと判断し、若干の内容の肉付けをして早々に再度提出することとなりました。こんなことで足をすくわれるとは意外でした。

 

レポートの結果(本番)

仕切り直しで提出したレポートですが、1か月弱で返送されてきました。
政治史や社会のあり方といった定番かつ広い分野ではなく、金融というある程度知悉している特定の分野にフォーカスした内容になりましたが、そのような内容についてどのような評価が下されるのか、若干不安ではありました。

ちなみに提出したレポートの内容はこんな感じです。

さて、そんなレポートの評価は・・・

独創性を除いてA評価!想像以上の結果です。
講評の内容も関心をもって読んでいただいたとのことで大変ありがたいお言葉でした。

次は単位習得試験ですが、試験問題は時代的にも範囲が広いうえ、分野も政治体制や外交、宗教など幅広く適切に回答できるか少々自信がありません。
とはいえせっかくレポートを採点していただいたし、試験に回答する中で学が深まるということもあるのでとりあえず受験しようと思います。合格すればスクーリング科目を減らしてコストの節約もできますし。

7月下旬には文化財学演習Ⅲの課題(卒業論文の研究テーマについてのレジュメ)も提出しなければいけないのでバタバタしそうですが、暑さに負けずしっかりと乗り越えたいところです。
この試験とスクーリング科目が終われば後は卒業論文だけなので、早く論文に集中できる体制にしたいものです。もっとも本業の研究の方でしなければいけない宿題があるのでなかなか全集中とはいかなさそうですが、何とかなるする!?

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(自分なりの)リーダーシップ再考

一金融業界人から見た安倍首相のリーダーシップ

アベノミクスと金融業界

7月8日に発生した安倍元首相の銃撃事件は私のような選挙くらいしか政治と関わりを持たない人間にも大きな衝撃でした。
安倍元首相の政策や政治家としての振る舞いについては賛否両論あり、マスメディアやインターネット上でも議論されていることは存じていますし、私自身が不勉強でそこまで情報を持っていないのでその政策や人物像について評価することはできませんが、自らのビジョンを明確に打ち出し、アベノミクスやQUADといった経済・外交政策を力強く進めていったことは印象に残っています。

個人的な印象として政治家が主導で金融機関の具体的な業務に関する政策を進めることはあまりなく、日常業務を遂行する中で政治家の存在を感じることはありませんでしたが、安倍政権はアベノミクスの三本の矢の一環として2013年に策定された「日本再興戦略 -JAPAN is BACK-」において機関投資家に向けたスチュワードシップ・コードの策定に取り組み、その後上場企業に向けたコーポレート・ガバナンス・コードを打ち出すなど、機関投資家の具体的な業務にあり方にも大きな影響を与えています。
そして、現在のところスチュワードシップ・コードもコーポレート・ガバナンス・コードも度重なる改訂を経て機関投資家や上場企業の業務のあり方に影響を与えています。
これらの施策を安倍首相が発案したかどうかはわかりませんが、その制定過程で大きな影響力があったと推測されますし、ここまで機関投資家や上場企業の具体的な業務のあり方に関心を示す首相がいたことには改めて驚きます。

 

一金融業界人・社会人から見た安倍首相のリーダーシップ

安倍首相のこれらの政策への関与についても一金融業界人から見てすごいと思いますが、一人の社会人としては自らのビジョンを明確に持ち、それを高々と掲げ、そしてその実現のために力強く邁進していくという姿に彼のリーダーシップのすばらしさを感じます。

社会人として仕事をしたり博士論文を書いたりする中で、私も小なりといえども「うちの会社(業界)はこういう課題があり、こういうことをしていかなくてはならない」と発信する機会がありました。
しかし、小さなことでも自分なりの考え方を打ち出すときには「自分の考えが間違っていないか?」、「反対されたらどうしよう?」などと考えてしまい、自分を信じる難しさを思い知らされます。小さな業務や論文レベルでもそのように感じてしまうので、首相としてビジョンを掲げるときのプレッシャーや不安は想像するに余りあります。
万人の利益になる政策などはそうそうありませんし、また不透明な未来のために打ち出すビジョンに明確な正解はないかもしれません。国内には多様な意見や利害関係を持った人間がいて、その中で具体的なビジョンを掲げるということは批判が生じることは必至です。

しかし、安倍首相は自らの明確なビジョンとともにアベノミクスやQUADなどの政策を打ち出していきました。そして多くの批判も浴びながら多くの政策を実現させています。政治家としての振る舞いがうまかったこともあるでしょうが、何より自分を信じる力がないとここまでの成果は出せなかったのではないでしょうか。
私には政策の是非を語ることはできませんし、彼の人柄もメディアやインターネットで流れている以上のものは知りませんが、彼の首相としての政策の打ち出しと実現の過程を見る限り、彼のリーダーシップはまさに首相としてふさわしいものだったと感じます。

 

自分なりのリーダーシップ・「こうしたい」

今回の事件を機に安倍元首相のリーダーシップを振り返ることになりましたが、それに憧憬がある以上自分はどのような形でリーダシップを発揮できるのかということも避けて通ることはできないでしょう。

この件とは別に最近もリーダシップについて考える機会がありましたが、その中でリーダシップはマネジメントではないし、またリーダシップにも色んな形があるということを再確認しました。
つまり管理職でなくてもリーダシップを持つことはできるし、人前に出て人を引っ張っていくのが得意な性格でなくてもリーダーシップを発揮することはできるということです。

しかし、どのような形でリーダーシップを発揮するにせよ、人を動かす以上どのような方向性に向かいたいのか、チームとして何を成し遂げたいのかという明確な「こうしたい」は必要と思います。これはまさに安倍首相が体現していることでもあります。
自分の仕事に当てはめていけば、会社としてどのようなコンプライアンス体制を築くのが望ましいのか、何をすべきなのかをはっきりと認識したうえで、上司や同僚を巻き込んでいく、あるいはそのような会社の動きに能動的に乗っかっていくということが求められそうです。

また、自分は性格的には内向的な方ですが人と議論したり飲んだりするのは好きなので、そういうことをきっかけに仲間を作っていくことはできそうです。ただそれも明確なビジョンがなければ人を動かすことにはつながらないので、明確な目的をもって人と付き合うときは、明確なビジョンという土台が必要なのでしょうね。
もちろん、人付き合いするときにそんなことばかり考えていると窮屈でいやらしい話になるので、あくまで自分が何かしたいと考えているときの話です。

性格や方法論は深く考えていくともっと違う方向性が見つかるかもしれませんが、いずれにせよリーダーシップを発揮する対象に対する自分なりの明確なビジョンが前提になるということは間違いなさそうですので、まずは自分の仕事ややりたいことについては明確なビジョンを作り上げることから始めたいと思います。

特に仕事については自分のキャリア的にもそろそろリーダーシップをとっていく意識が必要になってきますので、「自分の会社のコンプライアンスはどうあるべきか、そのためにこうしたい」ということについては人にもしっかり説明できてブレないような目標を見据えるようにしたいと思います。
またプライベートでもやりたいことはありますし、そのために人の協力を仰いだり人を巻き込んだりすることも必要になってくるでしょうか、そっちの方面でも何がしたいのか、それがどのようなものを生むのか、ということははっきりさせながら進めていくようにしたいところです。

この度の事件で図らずも安倍首相の金融実務への影響や自らのリーダーシップについて考える機会になりました。
安倍首相のご遺志を継ぐなどと大それたことを言うことはできませんが(それほど強い政治的なスタンスがあるわけでもないですし)、せっかく業界の発展のために道筋ができたのですから、多少なりともそれを意識して業務に携わっていきたいですし、また彼のリーダーシップについても少しでも見習うことができたらいいと思います。

 

最後になりましたが、安倍首相の金融実務への関心とそのリーダーシップに感謝しつつ、ご冥福をお祈り申し上げます。

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2022年度スクーリング

2022年度スクーリング

奈良大学通信教育部ではテキスト科目以外にスクーリング科目というのがあり、実際に大学のキャンパスに行って授業を受けることができます。
スクーリング科目では実際に文化財に触れたり奈良の歴史的な場所を巡るなど実地ならではの経験ができることが魅力で、私も実際に文化財に触れることを楽しみにしていました。
中でも文化財修復学は文化財が修復されている過程を見たり体験することができそうで特に関心がありました。

しかし、2021年のスクーリング科目はコロナ禍ということで全て在宅で行うことになり、送られてきた資料を見たりZOOMで授業を受けたりという感じで、体験をするという感じに乏しいのが実際のところです(ZOOMで授業を受けた文化財学演習Ⅰは実際に手を動かすことが多く面白かったです。また同じ先生が担当されていた歴史地理学も授業はなかったものの自分で手を動かして考えさせるなど工夫されていて楽しかったです)。

今年はコロナ感染者数が落ち着いてきたのでスクーリングも再開されるかと期待していましたが、先日この夏もスクーリングは在宅で行うという通知が来ました。
非常に残念ですが、この夏も相当暑いと思いますし、その中でマスクをしながら授業を受けるのは特に屋外では熱中症の危険もあるので仕方ないかと思います。コロナにならなくても熱中症になったら元も子もないですしね。

せめて卒業式くらいはキャンパスで開催されることを祈ります。。。

 

2022年スクーリング科目履修

スクーリング科目は夏と冬に開講されるため、キャンパスでスクーリング科目を受講するためには冬に履修するという方法もあります。
しかし、冬は冬でコロナ感染者数が増加する可能性もありやはりキャンパスでの開講は望み薄な気がしています。加えて卒業に必要な単位は早めにそろえて卒業論文や本業の法学の研究に集中したいので夏に履修登録していた科目をすべて履修することにしました。

この夏に受講するのは文化財学演習Ⅲ(必修科目)、日本史特殊講義、考古学特殊講義、文化財修復学、奈良文化論の5科目です。
これらの単位を取得して先日受験したテキスト科目3科目が合格していれば、卒業論文以外の卒業要件は満たすことになります。

スクーリング科目を一つも実地で受講できないのはさすがに寂しいものがありますが、せめて卒業式だけでもキャンパスで迎えることができることを信じてスクーリング科目と卒業論文を頑張りたいと思います。

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卒業論文草稿(1)

論文作成はドラフトから

先日テキスト科目の単位習得試験を終えたので、これからは本腰を入れて卒業論文に取り掛かることになります。
論文の作成をどのように進めるかは人によって異なると思いますが、自分の場合大まかな構成をノートに書きだしてイメージができたらとりあえずWordで論文の骨組みを作ってみて、そこから文章を肉付けしたり構成をいじったりしています。

今回も同様の進め方で論文を作成しようと思い、ざっくり論点や構成をノートにまとめて、それをもとにWordで章立てをしていきます。
ちなみに卒業論文は様式が細かく指定されているので、大学のウェブサイトから様式をダウンロードして使用することにしました。
全ての論文はこの瞬間から始まりますが、毎度この瞬間はテンションがあがります。どんな冒険が始まるのだろう、と冒険家がワクワクするような感じでしょうか。

では、卒業論文の旅に出発です。Bon Voyage!!(…て自分に言うのは変ですかね?)

 

様式にてこずる

論文には縦書きと横書きがあり、日本史関係の論文や書籍では縦書きが多いですが、奈良大学の卒業論文については指導教官によって決まります。私の場合は縦書きです。

日本史の論文なので縦書きであることは普通なのですが、これまで書いてきた社会科学系の論文は全て横書きで、かつ奈良大学でのレポートもほぼすべて横書きだったので、書いていて違和感を感じました。
唯一の縦書きであった平安文学論は用紙が横長でしたが、卒業論文は用紙が縦長なのでやはり違和感はありますね。
しかも縦長の用紙で縦書きになるとページが複数になったときの表示が左から右になり、縦書きの本を読んでいるときとページの位置が逆になっているのもやりにくかったです。これはWordの設定を変えると右から左にできるので対処は出来ますが、横書きの表示にも影響するので別の横書きの資料を作るときに設定を戻すのがめんどくさそうです。探せばいい方法があるのかもしれませんが。あってほしい。

また、卒業論文ではコンテンツの記載の順序も明確に定められていて、本文→注→参考文献となっています。確かに日本史の論文ではそのような順序になっているように思います。
当初はWordの機能で作った文末脚注の後に本文の記述は出来ないので文末脚注の後に参考文献を書くには文末脚注機能を使えないのかと思っていましたが、こちらはセクション区切りを使用することで脚注機能も使えるということです。よかった。。。
ただ、文末脚注だと脚注を入れるたびに文末に飛ぶので参照に手間がかかるのが難点です。自分が論文を書くときは脚注をすぐに参照できるように同一ページの脚注にしていましたが、なぜ日本史の論文は文末脚注形式なのか不思議です。
ちなみに私が目を通してきた法学系の論文は脚注と文末脚注が半々という感じなので法学の分野にも文末脚注派は結構多いようです。この辺りは掲載媒体の指定などもあるかもしれません。

文章を作る前からいろんなことに躓いてしまいましたが、これも経験ですし早めに確認しておいてよかったと思います。
とりあえず基本的な設定はできましたので、気を取り直して論文作成に励みたいと思います。草稿提出まであと3か月程度。気が付けば少しずつ期限が迫っているのでいつまでも時間があるとダラダラしないように気をつけたいと思います。

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最後の試験ラッシュ(だといいな)

2022年度最初の単位習得試験

今週末(6/18・19)は奈良大学通信教育部で今年度最初の単位習得試験がありました。
私の場合昨年度にレポートが合格していた史料学概論・東洋史特殊講義・書誌学の受験が可能ですので、善は急げと今回まとめて受験することにしました。
さすがに一日で終わらせるのはきついので、土日に分けることに。土曜日に史料学概論と東洋史特殊講義、日曜日に書誌学にしました。

これが全て合格すれば試験で習得が必要な科目は終わりなので、一気に決着をつけたいところです。

 

土曜日の試験

土曜日は史料学概論と東洋史特殊講義。それぞれ1時限目(10:00-)と2時限目(11:00-)にしました。自宅で受験して当日中に回答すればよいので時限はあまり関係ありませんが、早く問題を確認した方が回答時間が長く取れるので朝起きることができるのであれば早い時限を選択するのがセオリー(?)だと思います。

1時限目の史料学の問題は正倉院文書の伝来とその歴史的意義について。
正倉院文書とは正倉院に保存されている奈良時代の古文書群で実務的な文書が1万点以上ある貴重な史料です。
歴史書などの編纂物はどうしても作成者の作為や間違いが避けられませんが、実際に使用された文書は作為はなく実務そのものを示しているので、編纂物の隙間を埋める史料だといえます。
そんなことをつらつら書きました。

試験の回答を書いていいのか、という疑問はありますがこれくらいは履修している方なら誰でもわかっていることなので大丈夫でしょう。当たり前ですがこれだけでは絶対不合格ですし(笑)

2時限目の東洋史特殊講義の問題は科挙についての説明。
中国史において古代と中世の境は唐代中期頃にあるといわれ、その背景にはその頃に安史の乱で貴族層が没落して、代わって皇帝が官僚層を活用して直接民衆を統治する君主独裁体制が確立したことがあります。
そしてその官僚層を登用するためのシステムとして科挙があり、その結果として一般庶民からも多くの人材が登用され、かつ世襲が高い確率で排除されることになりました。

これも試験の回答を一部書いていますが、これくらいのことはテキストの「科挙」という文字が書いてあるところを少し読めばわかることなので大丈夫でしょう。これも実際にはそれなりに論考しています。

それぞれA3の回答用紙の大部分を使った回答になりました。
回答を考えたら後はひたすら回答用紙に書き写します。丁寧な文字を書こうとすると筆圧が強くなるので疲れます。2科目で大体1時間半くらいは書いていた気がします。
できれば郵便局で出したかったので窓口が閉まる18時をめどに頑張りました。そのおかげで無事ギリギリ郵便局に駆け込むことができました。やれやれ。

 

日曜日の試験

日曜日は書誌学のみ。書誌学はレポートの評価が低かったため、試験では十分に時間を取って回答したいと思い、一日をフルに使える2日目にあてました。
ちなみに日曜日は郵便局の窓口が15時までなので実はそんなに余裕はありません(窓口での投函にこだわらなければ一日中時間をかけても大丈夫です)。

セオリー通り(?)1時限目にしているので、試験問題発表の10時を待ちます。
さて、気になる問題は・・・。

次に掲げる用語について説明せよ。

指定された8つの用語についてそれぞれ説明するのですが、用語についての説明ですし、一つ一つに割ける文字数も多くはないので淡々と説明します。用語によって説明の濃淡はありましたが順調に回答することができ、こちらも無事に窓口で提出できました。

これにて今週末の試験ラッシュは終了。
頭も腕も疲れましたが、気持ちよく眠れそうです。

テストが終わったので、これからは卒業論文の草稿作成に注力していこうと思います。
こちらも順調に進んでくれたらいいのですが、どうなることやら。

どちらにせよ、これが最後の試験ラッシュであることを祈ります。。。

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