数々の出会い

しばらくの間ブログを更新できていませんでしたが、この間いくつかの出会いがありました。
自分が新しい人と出会った、というのもありますが、自分が出会いをプロデュースしたりもしました。

この間あったイベントをちょっと書き記しておきます。

・MBAアプリカント飲み会(わっきーさん歓迎会)
シンガポール在住で、先日、欧州トップスクールであるIMDに合格されているわっきーさんが日本にいらっしゃるということで、Twitterを中心にMBA進学予定者やアプリカントが集まって飲み会を行いました。

最近知り合いのMBAアプリカントの合格が相次いでいて、今回もわっきーさん以外に二人合格された方がいらっしゃっていましたので、合格をお祝いすることができました。
二人ともフランスの学校ということで、オランダにいる間に遊びに行きたいと思います。

飲み会では多くの方がいらっしゃっていましたが、残念ながら席と自分の性格の関係上、多くの方とは話せなかったのが悔やまれます。
とはいえ、何人かの方とはお知り合いになれ、またTwitter上でのみつながっていた方とお会いすることもできましたので楽しかったです。

自分は欧州出願ということで、スコアメイキングについては少々(相当?)楽をしましたが、スコアが厳しく求められる米国出願の方もいらっしゃって、やはりすごく努力されているようでした。
米国が上とかそうではないとか、そういうことを言うつもりはありませんが、スコアメイキングにかける努力については見習わなくてはならないと思います。

・大学の後輩と小中高の後輩との引き合わせ
先日、とあるパーティで偶然小学校・中学校・高校の後輩と偶然知り合い、話をしたところ、どうやら母校の大学院に行くということで、これは!と思い、大学の後輩でその大学院も出ていて、かつキャリア的にも参考になる人を引き合わせることにしました。

これが大成功で、引き合わせた二人は意気投合したのか話しに話し、自分は少々浮いてしまいました。
まあ、キャリア的にも二人とは違う志向だったので仕方ないのですし、それを望んでいたのですが。

これが二人にとって良い出会いになればいいな、と思ってました。

・CSR専門家とMBA進学予定者・アプリカントとの引き合わせ
1月に面識を得たCSR・SRIの専門家の方と、ソーシャル・サステナビリティに関心のあるMBA進学予定者およびアプリカントの方を引き合わせて飲みました。

その方も国際経験が豊富で、またこれからの若者に期待することや社会のあり方・人としての振る舞い方などについても持論をお持ちだったので、面白い話を聞きました。

また、自信がない私をいろいろ励ましてくださったりして、感謝してもしきれないです。

その方は人とのつながりも大切にしてくださっていて、ソーシャル・サステナビリティ関係者をもっと紹介してくださるということで今から楽しみです。

・元金融機関勤務の弁護士との出会い
同僚に弁護士業界の知人が多い人がいて、その知り合いの弁護士の一人が、自分が関心を持っている金融機関で最近まで勤務されていたということで、ネットワーク作りを兼ねて食事のお供をさせていただきました。

元々のきっかけは、その弁護士の方の論文を同僚が私に見せて、その感想を述べたらその弁護士の方が興味を持ってくださって、ということらしいです。
そのテーマ自体は仕事では扱っていませんでしたが、学生時代に関心があって勉強していましたので、世の中何が役に立つかわからないです。

その方は、米国トップ校ロースクールに留学され、同校のビジネススクールにも顔を出されていたということで、その金融機関の話のだけでなく、留学の心得など有意義な話をたくさん伺うことができました。

その方曰く、留学中はいろんなことに挑戦すべし、と。
仰る通り、何事にも挑戦できる機会というのはめったにないので、いろんなことに取り組んでみたいと考えています。

・MBAアプリカントとの会
先日お知り合いになったMBAアプリカントの方から、合格祝いに一杯どう?と言われ、こちらも話したかった方なので、当然応じて飲みに行きました。

その方は自分の希望業界で働かれていて、かつご自身が留学生であったため、やはり仕事の話やいろんな心得を聞くことができてよかったです。

また、留学生ということですので、ご出身の国のこともいろいろ聞きましたが、テレビで見るイメージとは全然違っていて、やはり自分の目で見たり、あるいは直接話を聞いたりすることが重要であるということを感じました。メディア情報に依存していると、大事なものを見失ってしまうかもしれません。これも有意義な留学をするための一つの学びだと思います。

お願いすれば会社の他の方をご紹介いただけるとのことで、機会があれば是非いろんな方にお話を聞いて、自分の視野を広げたいと思います。

と、この1週間ほどでいろんな方とお話させていただきました。
やはりいろんな方とお話しするのは楽しいですし、また、新しい出会いをセッティングすることで新しい価値が生まれるのを見るのも楽しいです。

最近は人と人とをつなげるのが趣味?みたいな感じですので、これからも新しい出会いを生み出すべく動いていこうと思います。
また、私に新しい出会いを提供してくださる方はいつでもご連絡いただければ幸いです(笑・・・ でもマジメに)。

カテゴリー: その他生活等関連 | コメントする

「無謀」な挑戦が世界を変える

最近、渡航に向けて部屋の掃除をしていると、ついつい漫画を読みふけってしまいます。
特に熱中してしまうのが「おーい!竜馬」という漫画。

タイトルの通り、坂本竜馬を主人公として、武市半平太をはじめとする土佐藩士や幕末の志士たちの活躍をテーマとした作品なのですが、読んでいると志士たちの熱い思いや海外情勢を知ることの重要性など、現代の我々にも通じるものがあり、こちらも胸が熱くなってつい引き込まれてしまいます。
その竜馬が設立した、日本初の商社と言われるのが「亀山社中」という組織ですが、その亀山社中に倣って日本を変えようとしている会社に「青山社中」というものがあり、その設立者の朝比奈一郎氏の講演を聞きに、早稲田大学に行ってきました。

朝比奈氏は元経済産業省勤務で、霞が関を改革しようと、「プロジェクトK」という活動を始められ、一定の成果をあげられていたのですが、やはり外から改革することも必要だということで、あえて霞が関の外に出て、シンクタンクやリーダー育成という事業を通して日本を良くしていこうと考えたそうです。

そして、本人曰く、その試みは無謀ではあったかもしれないが、そのような無謀な挑戦こそが世の中を変えていくのだ、と。そして、歩きながら出なければ見えない風景もある、と。
自分も将来の夢として、人から見ると無謀な夢を持っていたりする一方、その必要性は強く感じているので、大変勇気づけられました。そもそも、私費でMBA留学というのも人によっては無謀と感じるでしょうが、それについても、そのようなチャレンジをしてこそ道は開けると思っていますので、我が意を得たり、というところです。
本人の意識としては、「グローバル化の時代には、スリム化し、リーダーシップを備えた国家が必要ということがあるとのことですが、非常に同感です。
図体ばかり大きくても、意思決定もできず、無駄なコストばかり抱えているような組織は、企業でも国家でもうまくやっていけるとは思えません。ましてIT革命も加わり、世の中の変化の速度が速くなっている現状ではなおさらでしょう。
そういうことを考えていると、ポストMBAでは会社の大きさより、意思決定の迅速さやクリエイティビティについて注目して職場を選びたいと思います。
もっとも、希望業界である金融業界でどの程度これらの要件を満たすことができるかは不明ですが。
講演会後は懇親会があり、いろんな方とお話させていただき、有意義な時間を過ごさせていただきました。
植物工場の管理者育成に取り組まれている方や銀行でプロジェクトファイナンスをされている方、等々面白い話を聞かせていただきました。
植物工場とは文字通り、工場で植物を栽培することで、気候にあまり影響されず、品質もコントロールできる栽培方法で、コストはかかるのですが、その特徴を生かして面白いことがいろいろできるみたいです。
例えば、苦みを抑えた野菜を作ることで、子どもの野菜嫌いを減らす、カルシウムを多く含んだ野菜を提供することで老人の骨折、ひいては寝たきり防止に努める、など。
こういう取り組みは今後の貿易拡大、TPP参加の中で日本の農業が発展する一つの可能性だと思います。
ただ、植物工場は気候の影響を受けにくいとはいえ、微妙な品質管理が求められるため、その管理者の育成が急務だそうです。
一方で工場の作業自体は、丁寧で正確に仕事ができればこなせるため、高齢者がこれまでの経験を活かして活躍できる可能性が高く、そういう意味で高齢化社会にも対応できるというお話を聞き、大変参考になりました。
朝比奈氏のご友人の方とも話しましたが、その時に、夫の夢に付き合う家族は大変ですよねー、という話をしました。
とはいえ、家族のために夢をあきらめた、というのも将来の禍根になりかねませんから、妥協とバランスが大事ですね、という話に落ち着きました。
自戒も込めてですが、やはり夢を追いかけるには家族や周囲の協力とある種の犠牲があることがほとんどでしょうから、常に周囲を見て、感謝と貢献の気持ちを忘れないようにしたいものです。
なお、肝心の朝比奈氏とは時間がなく名刺交換にとどまってしまい、もったいないことをしたかと反省しています。
ちなみに金曜日にはちょっとした異業種交流会に参加して、こちらでもいろんな話を聞きました。同じくらいの年齢で起業した人ともお話して、ずいぶん先を行っていると少々焦りを覚えたものです。一方で、あまり人と比べすぎるのもよくないね、という話もしていたのですが。
また、カウンセラーの方ともお話させていただき、さらに最近の悩みを打ち明けると別の方とも電話でつないでくださり、大変有意義な勉強をさせていただきました。
この交流会も、朝比奈氏の講演会も、実はたった一つのツイートから始まったもので、人との縁は奇妙なものだと思うとともに、こういうつながりは大切にしていきたいものだと改めて思います。
この二つのイベントを通じて、Just Givingの名刺交換は39枚まできました。
本当はもう少し(カウント用の)名刺を配れたのですが、ちょっと恥ずかしかったのでそちらの名刺は実際の名刺交換の数よりは少なくなってしまいました。
あと3か月弱で61枚。少々厳しいですが、頑張ります!
カテゴリー: Just Giving | コメントする

Universiteit Twente

結構内輪ネタかもしれませんが、備忘のための書いておきます。

先日、留学先のRotterdam School of Managementの学長が代わりました。

その方は、いろんなところで教鞭をとっていた経験があるのですが、そのうちの一校にトゥウェンテ大学という大学がありました。

聞きなれない名前なのですが、なぜか気になったので調べてみました。

Wikipedia によると、トゥウェンテ大学はオランダの公立大学で、元々は技術系の大学だったそうです。

オランダ北東部のヘンスヘーデにあり、ドイツとも近いです。

特徴的なのは、校訓が「起業家大学」であること。技術系の学校ということとも関係するのでしょうが、多くの企業がこの大学から輩出されているようです。

自分も将来起業を希望し、RSM、あるいは交換留学先の学校などでも起業について学ぶことはあると思いますが、やはり実践に勝る経験はないと思いますので、機会があればこちらの学校にもお邪魔してお話を聞いたりできればと思っています。

こういう動きは自分の語学力などに左右されますので、早めにしっかりとした語学力を身に付けておきたいものです。

日本でも起業がもてはやされる割にはこういう教育機関はない気がします。

行政の方でも起業の支援はリスクが大きいので腰が引ける、という傾向を耳にしたことがありますし。

起業にはリスクが伴うのは当然ですが、一方で新しいものが生まれる可能性でもあるのですから、是非財政面・制度面、そして人材供給の面で行政や企業、教育機関の尽力を期待したいところです。

例えば、これらの関係者が協力して、日本の経済・経営学部でもMBAのようなプロジェクト教育ができたら面白いと思うのですが。

カテゴリー: MBA | コメントする

渡航前の就職情報収集

MBA留学生にとって、もっとも関心のある事項の一つが就職活動であると思われます。

特に自分のような私費留学生にとっては、ある意味で授業内容などよりも関心があると言っても過言ではありません。

当然のことながら、企業側もそれを知っていて、MBAの人たちが渡航する前に説明会などを開いてくれたりします。

・・・が、ほとんどの学校は9月から授業開始、渡航は8月頃になり、したがって企業の説明会や就職関連イベントは7月ごろまでに大方終わってしまうようです。

そのため、7月に入学が決まった僕はほとんどそのような機会に縁がありませんでした。

そんな中、この日曜日にMBA関連の就職活動イベントがあると聞きつけ、渡りに船と参加することにしました。

10数社がブースを構えていましたが、そのうち3社に話を聞いてきました。

カート・サーモン

こういうイベントに参加するときは、基本的に人が少ないブースに行くことにしています。

人が多い企業は企業側とじっくり話すことができないため、結局自分で情報収集したのと変わらない、ということになるケースが多々ありますが、人が少ない場合、じっくり話を聞くことができるし、なにより担当者の方も喜んで話をしてくれると思いますので、人が少ないブースを狙っています。

で、最初に話を聞きに行ったのが、「カート・サーモン」社。失礼ながら、「どのような会社か存じないのですが、お話を伺えますか」と言って話を聞きました。

カート・サーモンは、消費財やリテール分野に特化したコンサルティング会社で、赤坂にオフィスを構えています。取引先も多岐にわたり、特にアパレル分野が強いようで、有名ブランドや有名企業が目白押しです。
また、戦略からオペレーションまでカバーする機能は多岐にわたり、業界こそ特化していますが、多様な業務を経験できそうです。

業界での知名度や評判、また働きやすさの評価については高いとのことで、コンサル業界やアパレル分野に関心のある人にはおすすめできそうな会社だと感じました。

シティグループ

二つ目にお邪魔したのはシティグループのブース。意外にも人が全然いませんでした。

ポストMBAでは基本的に金融業界を考えているため、シティグループのお話をじっくり聞くことができるのは幸いでした。

日本で活動しているシティグループは3社、商業銀行・証券・カード会社があります。

このうち、最もハードルが高いのが証券(IB)で、IB業界におけるサマーインターンが必須とのこと。

まあ、投資銀行はMBAの憧れであり、花形事業でもあるので当然と言えば当然なのかもしれません。

自分が関心があったのはむしろ商業銀行(シティバンク銀行)で、商銀は個人・法人で別個の採用をしているそうです。

シティについては為替業務が中心で、商業銀行業務をほとんどしていないという話を聞いたことがあったので、その疑問をぶつけてみたところ、基本的にはフルラインで事業をおこなっているとのこと。

また、シティバンクは主要国に「ジャパンデスク」という担当者を常駐させ、その国に進出した日本企業のための情報収集(法令・税制・市場動向など)やコンサルティングを行うそうです。この点もシティバンクの強みとして説明されていました。

なお、採用は基本的にボストンキャリアフォーラムで行うそうです。

待遇や社風などについては聞きませんでしたが、結構興味が出てきました。

商銀は投資銀行に比べるとMBA生の人気は高くなさそうですので、どこか外資系商銀が拾ってくれることを願いたいと思います。

三菱ふそう

ブースのあたりをブラブラしていると、イベントスタッフの人に「三菱ふそうがいい感じだから話を聞いてみれば」と言われてお話を伺うことにしました。

三菱ふそうはダイムラー資本がほとんどで実質的にはドイツの会社であり、上層部もドイツ人であり、上層部との会議などのコミュニケーションは全て英語であるとのこと。
話を聞いたのはファイナンス関連の業務だったのですが、ファイナンスとはいえ、資本調達だけでなく資材調達の際の資金の流れについても逐一絡むなど、製品との接点も意外に多い仕事だと感じました。

また、国をまたぐ取引が多いだけに、税制が複雑で、それだけ税制に対する深い知識が求められるため、そのような分野での専門家になれるとおっしゃっていました。

また、資材調達に関する制約が少なく、開発の際のオプションが大きいのも特色だそうです。

ドイツ資本参加のため、ドイツでの研修もあるとのこと。

・・・ということで3社の話を聞いてきました。どの会社も面白そうで、話を聞いてよかったと思います。

ユニリーバやジョンソン&ジョンソン、日本GEなどの会社も来ていてそれぞれ人気だったのですが、一番人気を集めていたのは、やはりgoogleでした。

少しだけgoogleのブースでのプレゼンを覗いたのですが、やはりエキセントリックで、これに惹かれる人が多いのは分かるなあ、という感じでした。

最初の就職活動イベントとしては実りのある有意義な時間でした。

今後も情報収集を進め、自分のキャリアゴールにより近い選択肢を求めていきたいと思います。

もっとも、ジョブズ氏によると、将来結ばれる「点と点」はそのときはわからない、という話でしたが。

カテゴリー: 就職活動 | コメントする

「こうすれば受かるMBA2011」オープン

秋も深まる今日この頃、MBAアプリカントの出願作業も本格化してくる時期です。

スコアメイクにエッセイにインタビュー、さらには推薦状などと頭を悩ますことが多いです。

そんなアプリカントが頼りにしているのが、MBA合格者の合格体験記をまとめた「こうすれば受かるMBA」というサイト。

このサイトは2000年から毎年作成されていて、自分もこのサイトを頼りに出願準備を進めてきました。

そして、それを見ながら、自分もこのサイトの編集作業に携わって恩返しをしたいと思っていたのですが、幸運にもそのチャンスが巡ってきました。

たまたま、自分のHPを作るためDreamweaverというHP作成ソフトを持っていたため、編集作業に手をあげることができました。

Dreamweaverは比較的作成作業をしているときのデザインと実際にブラウザで見たときのズレが小さいとされているのですが、全然いうことを聞かず苦労しました(本当に何なんだ!と今でも思います(笑))。

システム関係の仕事をされている方の苦労を垣間見た気がします。

まあ、苦労話はさておき、いろんな方の協力のおかげで、無事今年の分もオープンにこぎつけました。

こちらが「こうすれば受かるMBA2011 」です。

今年の傾向としては、GMATで苦戦しながらも、別の方法で成功への道を切り開いている、ということがあるようです。もちろんスコアが大事な要素であることは間違いないのですが、それは唯一の基準でない以上、他の方法でカバーする戦略もありだということです。

自分自身、スコアメイクはほどほどに、いろんな方に話を伺ったり、エッセイでそれを盛り込んだりしてアピールしましたし、僕のMBA受験の師匠ともいえるぐっちさん はさらに積極的に志望校にアピールされていました。

また、私費の方の割合が高いです。サンプル数が少なすぎますが、自分の知り合いのMBA受験生・在校生の多くが私費であり、私費の割合が最近では大きいのかもしれません。

こういう社会・経済情勢が厳しい中、リスクを取って自分の道を切り開いていくというのは素晴らしい姿勢だと思います。

自分も私費ですが、彼らに負けないように頑張って自分の道を切り開きたいものです。

ちなみに、濱口塾の先輩にも原稿をお寄せいただいたのですが、この方はもはや伝説化した感のある方で、この方の努力の1/10でもしていれば、もう少しスムーズな出願ができただろうと思います。

こういう方の体験談を見ると、今更ながらもっと努力しないと、と思います。

ともあれ、このサイトがこれから出願作業を進められる皆様のお役にたてますように。

カテゴリー: MBA | 4件のコメント

巨星堕つ

今年になって、世界中がこれほど震撼したニュースはなかったのではないでしょうか。

皆が当事者性を持って衝撃を受けたという意味では、中東各国の革命よりも大きいかもしれません。

そして、自分にとっても偉大なる起業家・エンターテイナーである、アップル社創業者スティーブ・ジョブズ氏の逝去は非常にショックでした。

ゆーけーのお仕事日記-Steve Jobs

スティーブ・ジョブズ氏(Apple社websiteより)

僕は、俗に言う「アップル信者」ほどアップルの製品を持っていません(iPod touchのみ)が、それでもiPod touchは日常生活から手放せない存在になっています。

また、留学に向けてMac Book Airを購入しようと検討しているのですが、他のパソコンに比べて、デザイン(クール)、機能性(余分な機能を切り捨てている、すぐ起動する)など、強いアイデンティティを持った製品だと思います。

また、無から新しい物を作っただけでなく、「要素の新しい組み合わせによって新しいものを生み出す」という意味でのイノベーションについても偉大な業績だと思います。

例えば、iPhone。携帯電話の中にあれだけのものを詰め込んで我々の生活と「同期」させることを他の誰が考えたでしょう。その中にあるものは既存のものですが、それらを組み合わせたものは別次元のインパクトをもたらしました。

もちろん、彼の波乱万丈な人生についても多くの人が魅力を感じているでしょう。

自分が作った会社に追い出され、そして復帰を果たし、世界一の企業に育て上げる。

その中でアニメーションなど様々な新技術にも携わっていたり。

普通の人の何百倍もの密度の濃い人生だったと思います。

彼の死去を受けて、Apple社も声明を出しています。

ゆーけーのお仕事日記-Jobs追悼 by Apple

彼について、二人の方のコメントが印象に残りました。

まず、彼のライバルでもあったマイクロソフト創業者ののビル・ゲイツ氏。

「幸運にも彼とともに働くことができた私たちにとって、それは考えられないほど光栄なことでした。私は Steve がいなくなってとても寂しくなるでしょう

I’m truly saddened to learn of Steve Jobs’ death. Melinda and I extend our sincere condolences to his family and friends, and to everyone Steve has touched through his work.

Steve and I first met nearly 30 years ago, and have been colleagues, competitors and friends over the course of more than half our lives.


The world rarely sees someone who has had the profound impact Steve has had, the effects of which will be felt for many generations to come.


For those of us lucky enough to get to work with him, it’s been an insanely great honor. I will miss Steve immensely.

また、バラク・オバマ大統領は次の通り声明を出しました。

「妻MichelleとわたしはSteve Jobsの死去を知り悲しみを感じている。Steveは、米国の最も偉大なイノベーターのひとりだった。従来とは異なる考え方をする勇気にあふれ、世界を変えることができるという大胆な信念を抱いていた。また、それを実行するだけの才能も十分に持っていた。

 大きな成功を収めた企業Appleはガレージから活動をスタートし、彼は米国の発明精神を具現化した。コンピュータを個人の道具にし、インターネットをポケットの中に持ち込み、情報革命をアクセス性のみならず直感的で楽しいものにした。また、彼の才能は語りのすばらしさにもあり、数多くの子どもたちや大人を魅了した。Steveは、その日が最期だと思って生きているとよく言っていた。彼の偉業はわれわれの生活を変え、あらゆる産業を再定義し、そして人類の歴史においても比類なくまれな偉業をなしとげた。わたしたちそれぞれの世界の見方を変えたのだ。

世界はひとりのビジョナリーを失った。彼の訃報を彼自身が生み出した機器でこれだけ多くの人が知ったという事実が、Steveに対する最大の賞賛かもしれない。」

Stay Hungly, Stay Foolish.

ありがとう、ジョブズ。どうぞ安らかに。

そして神にもiPhoneを

カテゴリー: 時事テーマ | 5件のコメント