ベンジャミン・バトン 数奇な人生

昨日、話題の「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」を観てきました。

老人の体で生まれ、若返りながら年をとっていく人とそれをとりまく(普通の年の取り方をする)人たちの話です。

10日ほど前に見た「20世紀少年」のような興奮はありませんでしたが、ほほえましく、コメディで、終わったあとにはほんのりとした優しさが心に灯るような映画でした(評論家ぶってスミマセン。でも本当にこんな感じだったんです)。

映画監督の訴えたいことが何だったのかはともかく、年の取り方を考えさせられました。

カテゴリー: 映画・ドラマ | コメントする

yes,we can.

本日、メルマガを発行しましたので、ブログにも載せておきます。

ぜひ読んでみてください(。-人-。)

 【あなたを一回り大きくする歴史人物のお話】
32.Yes,we can.
 
 2008年11月、アメリカに大きな変化がありました。ご存じ、アメリカ初のアフリカ大統領の誕生、すなわちバラク・オバマ大統領の大統領選挙当選です。そして、2009年1月、第44代米国大統領に就任しました。
 このことは、長い間人種問題と闘ってきたアメリカが、また一つその壁を乗り越えたといえると思います。
  彼が選挙を通じて訴えてきたメッセージの一つに「Yes,we can!(そう、我々にはできる)」があります。
 アメリカには数多くの課題があるが、国民はそれを乗り越えることができるのだと。
 彼の力強い演説もあり、金融危機で自信を失いかけた米国民はオバマ大統領に圧倒的な支持をよせます。
 彼が本当に、米国そして世界を「Yes,we can」にできるのか大いに期待したいところです。
 ということで、今回は「Yes,we can」に関係ありそうなお話を集めてみました。
・なせば成る なさねば成らぬ 何事も
 江戸時代中期、上杉謙信以来の名門・米沢藩は重度の財政危機に陥っていました。
 というのも、関ヶ原の戦いの時を皮切りに幾度も減封されているのに家臣の数が減らないため、収入に比べてコストが非常に高かったからです。
 また、それゆえに藩士の行いも悪く、住民からの信頼も乏しい状態でした。
 そのような藩政を改革し、米沢藩中興の祖と呼ばれ、今でも広い人気を誇っているのが上杉鷹山公です。
 彼は藩主になると、財政に明るい人物を登用するとともに、藩士・住民の自助・互助の精神を高め、産業振興に努め(商業用の農産物の生産に渋る藩士を動員したり、自ら農業を行ったりしたそうです)、学問を学ぶ場を広く提供しました。
 その結果藩政は立ち直り、大飢饉が起きた際にも米沢藩には餓死者が一人も出なかったそうです。
 その鷹山公が遺訓として残したのが「なせば成る なさねば成らぬ 何事も 成らぬは人のなさぬなりけり」です。
 やればできる。ならなければ何もできない。できないのはしないからである。
 なお、鷹山公の名声は海外にも届き、ケネディ大統領が「日本人で尊敬する人は?」と聞かれたときに「上杉鷹山」と答えたとのエピソードもあります。
・われわれが恐れるのは恐怖そのものだ
 米国大統領フランクリン・ルーズベルトは、世界大恐慌から米国経済を脱出させるための「ニューディール政策」や対日戦争開始時の大統領ということで知られていますが、彼が大統領就任時に演説で言ったのが「われわれが恐れる唯一のものは恐怖そのものだ」という言葉です。恐怖そのものが怖いだけで、対応を誤らなければ大恐慌から脱出し、人々を就業させることができる、と。
 その言葉通り、彼はニューディール政策によって数多くの公共事業を行い、社会保障法を制定するなど、安心できる生活の再建に貢献しました。
 ちなみに、ルーズベルト大統領は身体障害があることも知られており、車いすに乗るような体で重大な局面においてその責務を担ったこと自体も「yes,we can」を体現しているように思えます。
 彼は現在でも米国民に人気のある大統領の一人です。

カテゴリー: 歴史コラム(メルマガ) | コメントする

教師の役割

最近、フィリピン人講師とのやりとりを楽しみネット上の英会話教室を楽しんでいます。

いろいろな話題を扱っているので毎回楽しいです。

特に興味深かったのは、「誠実さは大事」「教師の役割」です。

誠実さが大事という話では、カンニングしようとした生徒が、カンニングした相手に逆にハメられて赤点になった挙句、その生徒に「誠実さって大事だよ」と言われていて、英語圏?のユーモアに笑ってしまいました。

教師の役割では、問題児の話から教師の役割ってなんだろうという話で盛り上がりました。

私がつたない英語力で伝えたのは、「教師にとって最も重要な役割は子供に社会のルールを教えることだ」ということ。

学力をつけるのはもちろん重要なのですが、社会のルールを教えないとせっかくの学力も正しく活かされませんからね。

・・・なんてすらすら英語で話せたらかっこいいのですが、実際に話したときは非常にたどたどしかったです。

でも、やっぱり生身の人間といろいろな話題で話すのは楽しいですね。

これは長続きしそうです。

カテゴリー: 英語 | コメントする

無人島物語

無人島に1人。最初に何する? ブログネタ:無人島に1人。最初に何する? 参加中

無人といえば、小さい頃によく読んだ「十五少年漂流記」を思い出します。
あの話にあこがれて、秘密基地を作ったのも懐かしい思い出です。
さて、無人島に一人ぼっちになったら・・・
安全と水を確保して思いきり寝ます。
思いきり寝たら、とりあえずブラブラ。
一通り歩いたら、真剣に脱出を考えます。
古典的なところでは、いかだを作って逃げるのでしょうが、怖いので、まずは火を焚き続けて煙を出すのと、地面に大きな文字を書いて、googleのストリートビューに乗るのを祈ります。
googleのストリートビューが無人島をカバーしているかどうかわかりませんが、海底もカバーするとか言ってた気もするから、もしかすると?
カテゴリー: ブログ | 1件のコメント

外貨預金

今日、初めて外貨預金をしました。

とりあえず、1000ポンドを13万円弱で購入。

1年定期で金利は0.6%。低金利の世の中ですが、まだ高めです。

円高ということで、投信業界の人間としては辛いですが、将来留学に行くためには有利だと言い聞かせて、少しづつ外貨預金をしていきたいと思います。

カテゴリー: 投資・投資信託 | 3件のコメント

principle

日本人になじみにくい言葉の一つに「principle」があるそうです。

日本語訳だと原理・原則。

もちろん、言葉の意味はわかるのですが、日本人の思考は原理・原則より、融通・柔軟性が重要であるということです。

なんてことが最近読んだ本に書いてありました。

白洲次郎の生き方 (講談社文庫)/馬場 啓一
¥490
Amazon.co.jp

白洲次郎という人は、終戦後、吉田茂とマッカーサーの間を取り持ったことで知られていますが、彼のプリンシプルを大切にする生き方に多くの人が魅せられているといいます。

彼は英国に留学した経験があり、そこで原理・原則、あるいはルールを大切にすることを覚えたようです。

だからこそ、誰に対してもプリンシプルの下に接し、時として偉い人とでも衝突を恐れない。

昭和天皇のクリスマスプレゼントをマッカーサーに届けたときに、「その辺に置いておけ」と言われたのに対し、「いやしくも日本の統治者であった者からのプレゼントをその辺に置けとは何事か!!」と怒ったとか。

マッカーサーはその後、プレゼントを置くテーブルを用意したとか。

プリンシプルの下に行動するから、いわゆる下の者にも偉そうにすることはない。

考え方だけでなく身なりにもプリンシプルをもってくる。

私も含め、こういう生き方をしたくてもできない人が多いんでしょうね。

かつて、某大企業の社長に「おはようございます!」といってスルーされて凹んだことがありましたが(こっちは新入社員でしたが)、白洲なら「こっちが挨拶してるんだから挨拶くらい返せ!」と言ったかもしれません。

首がいくつあっても足りなさそうな気がしますが・・・(汗)

ということで、プリンシプルは大切にしたいというお話でした。

ちなみに、最近の金融庁の監督も「プリンシプル・ベース」らしいです。

いまだに意味がよくわかりません・・・

カテゴリー: 読書 | コメントする