当事者の立場から歴史を見直す

もうすぐ終戦記念日、だからというわけでもないですが、ときどき日本の歴史を振り返ってこれからの自分の果たすべき役割を考えることがあります。

我々が日本の歴史において最も考えなければいけないのは、やはり明治維新-終戦、終戦-現在、ということになるのではと思いますが、近現代史に限らず、我々が歴史を振り返る際には、現在の視点から、よく言えば俯瞰的、悪く言えば後知恵的な視点になりがちだと思います。

しかしながら、歴史を私たちの教訓、ケーススタディの教材として用いるのであれば、当事者の視点から歴史を見直す必要があると思います。

あるようでなかった当事者からの視点で描いた歴史の書籍ですが、最近読んだ本がまさにそれでした。

東京大学の歴史学の教授が、若い人にも歴史について考えてもらいたいと、とある高校で出前授業を行った様子がまとめられています。

授業の中では、講師が生徒に、各当事者はどのような状況の下、どのようなことを考え、どのような帰結があったのか、ということを逐一聞いていきます。

それを読みながら、この人物はこんな制限でこんなことを考えたのか、と歴史の糸が解きほぐされ、別の糸と絡み合っていき、そこから歴史が作られていくのを感じました。

また、私たちが知らなかった人物像も明らかにされ、意外な人物が意外なところで頑張っているのが面白かったです。

そのほか、胡適や水野廣徳など、これまで知らなかった人物に出会えたのも大きな収穫でした。

新たな視点に新たな知識と、日本の近現代史を見つめなおすのにうってつけの一冊です。

それでも、日本人は「戦争」を選んだ/加藤陽子
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借り暮らしのアリエッティ

ジブリの新作「借り暮らしのアリエッティ」を見てきました。

確か17日の公開だったと思いますが、たまたまサンシャインでIELTSの試験だったので、気楽に並んでいる人が羨ましかったことが印象に残っています。

それはさておき、感想ですが・・・。

やはり個々の演出の発想は面白いです。

小人の世界観が面白かったです。

ストーリーもさくさく進んで、飽きることはなかったですね。

その一方、妙にあっさりしすぎる感もあったかな。

ずーーーん、と心に響くシーンは少なかったかも。

まあ、ジブリはそういう作風じゃないかもしれませんが。

あと、少し善悪をつけすぎている気もしました。

アリエッティたちの敵の人は明らかに悪人面なのですが、個人的にはその人の言っていることも理解できるし、むしろそちらに共感を覚える面もあったので、あまり善悪をつける演出はしてほしくなかったです。

まあ、素人ですのであまり批評をするつもりもないので、あくまで個人的な感想ということで。

偶然アリエッティの制作秘話の番組を見たのですが、いろいろと工夫されていたようで、これを知っていればもっと楽しめたかも、と思いました。

いろいろと書きましたが、十分に楽しめる作品であることは間違いなく、オススメです。

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借り手の交渉力

報道によると、日本航空と債権銀行団が5200億円の債権放棄に合意する見通しだそうです。

5200億円にもなると、メガバンクとはいえ相当な痛手でしょう。

さらに日本航空は3000億強の再融資をも要請しているそうです。

日航を巡る一連の動きでは、債権者がかなり振り回されている感がありますが、この話を聞いていると、塩野七生さんの描くカエサル像が浮かびます。

カエサルもその昔、ローマ有数の富豪・クラッススおよびポンペイウスと三頭政治を行うことになりますが、クラッススはカエサルにお金を貸しすぎたため、かえってカエサルが「○○してくれなきゃお金返せないよ」などと言い出し、クラッススを意のままに動かすことができるようになったとか。

笑い話のような気もしていましたが、こうして日航の動きを見ていると、なるほど、と思ってしまいます。

しかし、メガバンクで地道に営業活動をしている人たちから見て、エリート社員(?)が作った負の遺産はどのように映るのでしょうか。

政治も絡んでいるので、銀行員の責任だけを追求するわけにもいかないでしょうが、少しせつない気もします。

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球界名対決

今日は日米の野球界で素晴らしいシーンがいくつもあったようです。

日本ではオールスター第1戦。

9回の阪神・藤川投手の投球が光りました。

全部ストレートで3者連続三振。

ああいうのを、「わかっていても打てない」というのか、と納得。

大リーグでは、高橋VS黒田

実は同い年なんですね。黒田投手のほうが学年は上のようでしたが。

黒田投手は8回無失点。

高橋投手は7回2失点。

両投手の好投が良い試合を作りました。

途中、2アウト満塁で打者・高橋、というシーンがあり、高橋投手が挑発していたのが面白かったです。

ワールドカップの間はサッカーに夢中でしたが、やはり野球は面白いです。

あと、久々に上原投手を見たら、すごくワイルドな感じになっていてびっくりしました。

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愛の若草物語

世界名作劇場を探していると、図書館に「愛の若草物語」が置いてあったので見ています。

若草物語は、南北戦争の頃のアメリカを舞台に、軍人の父と、母と4人の娘の一家のつながりをテーマとした物語です。

まだ4分の1くらいしか見ていませんが、心温まる物語であるうえ、アメリカ人の考え方が垣間見えて面白いです。

特に感じるのは、やはりアメリカ人は自尊・自立を大事にするということ。

特に自分の才覚で生きていこうという次女のジョオにその傾向が顕著です。

ちなみに、長女のメグメグはいい人オーラ全開と見せかけて、結構我が強いです。

また、「私のあしながおじさん」も見ましたが、これまたアメリカの懐の深さを感じる作品でした。

最後のジュディの名演説には感動しました。

リンカーン、ケネディ、オバマ、ジョブズの名演説もそうですが、本当にアメリカは演説の国ですね。

最近の日本だと、あまり名演説というのはないように思いますし、また政治家以外の演説というのは違和感を感じるのですが、こういう点、アメリカは面白い国だと思います。

若草物語に限らず、オバマ大統領が推進してきた皆保険制度への抵抗が強いなど、アメリカ人は本当に強いと思います。

皆保険制度は導入すべきだと思いますが、アメリカ人のこういう強さは素直に評価したいと思います。

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弟がやってくる

今日は実家の方から弟がやってきます。

東京で研修なんだそうです。

会社の経費で新幹線なんてうらやましい。

まして飛行機で出張する人は本当にうらやましいです。

久々の再会、と思っていたら、友達と飲んでいるそうで。

いいんだけど。

いいんだけどね・・・

お兄ちゃん、ちょっとさみしいなあ。

なんて(笑)

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