浅草演芸ホールの落語

今日は浅草演芸ホールの落語を見に行ってきました。

10時30分から16時30分のお昼の部で、6時間で3000円。コストパフォーマンスは良いと思います。

ただ、6時間ですので、途中で疲れてしまう人も多いようです。

もともと落語には関心がなかったので、メディアに出ている人の名前くらいしか知らず、出演者を見てどんな人なんだろう?などと思って少々不安だったのですが、その不安は杞憂でした。

出演者の方は多くが大ベテランで、話はとても面白かったです。

落語の舞台といえば江戸時代ばかりかと思っているとそうでもなく、時事問題を下敷きにしたり、身近なことをテーマにしたりしたものも多く、わかりやすかったです。

もちろん江戸時代が舞台のお話でも話の構成自体に変わりはないので、オチもしっかりあって面白かったです。

落語は日本の伝統文化なので、最初は少々身構えていましたが、引き込まれると自然と笑ってしまいます。

思考回路を通じて働き掛けて笑わせているという点で、バラエティとは違う、知的で上品な(?)笑いといった感じでしょうか。

業界柄か、どの噺家さんも礼儀正しく、言葉遣いも洗練されていました。当たり前といえばその通りですが。

また、人が変わるごとに座布団を裏返すのが奥ゆかしい、などと思ってしまいました。

特に印象に残ったのは、

三遊亭圓王さん:品がよさそうな雰囲気。目黒のさんまとお殿様の話。実は名古屋大卒のインテリ。

江戸家まねき猫さん:物まねがとにかくうまい。虫の音とか、どうやったら出せるのか想像できません。

三遊亭歌之介さん:噺のテンポもいいし、話題も面白い。拍手が一番大きかった印象。

6時間の長丁場ですので、見るのも結構体力を要しますが、本当に面白かったので、また機会があったら見てみたいと思います。

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どのMBAに行く?

どのMBAに行くべきか?

これは、多分多くのMBA受験生、合格者が悩むことなのではないかと思います。

日本の大学でもそうかもしれませんが、世界に数多あるMBAでも、本当にはっきりした特徴があるものはそれほど多くなく、ランキングや実績といった定量的なデータに頼りがちです。

無論、そうした面が重要なのは確かですが、ランキングが似たり寄ったりだったりする場合は、本当に悩んでしまうことでしょう。

一方、定性的な面が重要なのも事実で、校風や授業の進め方、課外活動など、自分の目的や正確にいかにフィットするか、ということも充実した時間を過ごすために必要でしょう。

こうした点を考えるために、OB訪問やキャンパスビジットが奨励されるわけですが、特に欧州MBAは米国MBAに対して情報(特に日本語の)が少ないため、余計に悩んでしまいます。

そんなことを考えているうちに、ふとアルファベットで複数のMBAを検索してみると、英語の掲示板を発見。

複数のMBAに合格して、どの学校に行くべきか相談していました。

掲示板の議論では、英国MBAのランキングはこんな感じでした

Cambridge=Manchester≧Cranfield=Warwick≧City

ケンブリッジはブランド効果に対する評価が大きいです。

一方マンチェスターはインターンシップがあることの評価が大きかったです。18か月という期間は賛否両論でした。

クランフィールドについては、知名度がないことがデメリットとして挙げられていました。それでも英国内ではかなりの評価のようですが、海外での知名度は残念ながらあまりないということでした。これは英国外からの学生にとっては苦しい点ですね。

一方、ウォーリック大学はMBAプログラムの内容も充実しているし、大学の知名度も高いため、クランフィールドといい勝負をしていました。

また、ロンドンにあるシティ大学も高い評価を受けていました。

掲示板では、かゆいところに手の届くインフォーマルな情報交換がなされているので、特に海外の掲示板に目を通すと、希望MBAの選定に役立ってくれるかもしれません。

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ペルセウス座流星群

今日の未明あたりに、ペルセウス座流星群流星がよく見えるそうです。

ということで、こんな時間まで起きて空を見ていました。

・・・が、雲はあるし、空は電灯で明るいし、よく見えません。

でも、気のせいかもしれませんが、一筋だけ何か見えました。

これは流星なのかな、と疑いつつも、流星だった!と自分を納得させることにします。

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レ・ミゼラブル

世界の古典の中でもとりわけ愛読されているフランス文学の金字塔「レ・ミゼラブル」。

この2カ月ほど、この作品を読み続け、ついに読了しました。

大作だったので、読むのも時間がかかりました。

読後感は複雑です。

心が昇華していく感じがする一方、やり切れない思い、自分の中の「正義」の動揺などなど。

決してスッキリ、という感じではないのですが、高尚なものに触れた、という感じがします。

内容はストーリーとそれを補完する説明パートで構成されていて、特に補完部分が難しく、時間がかかったように思います。ストーリー自体はわかりやすいし、すぐ次が読みたくなるようなテンポのよさでした。

主人公ジャン・バルジャンの波乱に満ちた生涯と、善と悪で揺れ動く精神の昇華の過程が、フランス革命前後のフランスを舞台に描かれています。

もともと、ある種の善意で犯罪を犯し、長期の収監の末、精神的に荒み果てた彼が、一人の人物の出会いから心に潤いを取り戻し、聖人・天使としての道を進む様は、性善説ってやはりそうだな、と思わされます。

とはいえ、一直線に善を施すというわけではなく、その過程で悩み、良心に問い続ける様子の表現がまた素晴らしかったです。自分もこういうことはよくある、とつい自分に重ね合わせてしまいます。

アニメ世界名作劇場にも登場しますが、アニメでは、彼が育てた娘・コゼットが主人公となりますが、原作だとむしろジャン・バルジャンが主人公で、コゼットについては結構駆け足だった感じがします。

コゼットの愛する人・マリウスにはその思想や精神状態について結構紙幅を割いていましたが。

うまくまとめられませんが、ジャン・バルジャンの精神の昇華の過程に感動するだけでなく、(和訳された)表現には、今でもこれ使えそう!と感じるものがあり、本当によかったと思います。

この読後感は、山崎豊子氏の「大地の子」「沈まぬ太陽」くらいでしか味わったことのない、とても深く、考えさせられるものでした。

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好事魔多し

今年も暑い日が続きますが、幸いなことにわが宿敵とはまだ遭遇していません。

新しい薬が効いているのか、と期待しています。

しかし、好事魔多し。

ふと、しばらく会っていない親戚のことが気になり、夜遅くでしたが親に電話して近況を尋ねました。

虫に会っていないだけに、虫の知らせという感じです。

とりあえず、最近も特に変わらないということで一安心。

やはり実家から離れて暮らすと親戚づきあいは疎遠になりがち。

思いだしたときには忘れずに状況を尋ねておかないと、後で後悔しそうなのでよかったです。

そういえば、最近100歳を超えた高齢者の状況の把握について問題視されていますが、やはり時には親兄弟や親戚のことは思い出して連絡を取るようにしたいものです。

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狭まる外資系金融機関への道

最近の調査によると、昨今の金融危機や日本の国際経済におけるプレゼンスの低下から、日本国内の外資系金融機関の人員が大幅に低下しているそうです。

特に私が目指している投資銀行やPE(Private Equity)部門の人員が減っているそうです。

まあ、魅力的な案件は減っているでしょうし、事業環境だってそんなに良いわけではないでしょうから、事業規模の縮小は仕方ないかもしれません。

日本の中小企業には素晴らしい技術を持っている会社も少なくないと聞きますから、このあたりはPEが頑張ったら化けるかも、と思わなくもないのですが、やはり構造的な問題があるのでしょうか。

一方、投資信託市場の拡大に伴い、投資信託部門の人員は増加しているようです。確かに外資系金融機関の求人紹介はよくもらいます。

次の転職は投資信託会社には行かないでしょうから、あまり恩恵を受けないのですが、いざというときのセーフティネットにはなってくれるかもしれません。

そんな気持ちで外資系企業社員が務まるのかどうかは別問題ですが。

私費で留学するということは、労働市場リスクを全て自分で引き受けるということ。

市場環境を変えることはできませんが、留学すべきタイミングくらいはできるだけ見極めたいと思います。

ただ、自分が年をとる、ということも併せて考えなければいけないのが難しいところです。

待ってばかりで結局機会を失ってしまった、というのも悲しいですから。

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