オリエンテーション終了

MBAのプログラムが始まって1週間、この間はオリエンテーションだったのですが、無事に終了しました。

オリエンテーションではプログラムの概要の説明のほか、資料の使い方・引用のルール、企業の採用担当者を招いたキャリアガイダンスや卒業生を招いた同窓会、クラブ活動などの説明がありました。
また、家族同伴のパーティや学長とのパーティ、ロッテルダム散策などのイベントもありました。

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資料閲覧方法の確認に訪れた同じキャンパスにあるエラスムス大学の図書館

また、リーダーシップとは何か?を学ぶために、みんなで音楽を奏でて、いかにチームが一つになるか?みたいなことを考えました。

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アフリカの楽器をみんなで叩きました。叩きすぎて手が痛かったです(笑)
具体的にどんなことを学んだかと問われるとうまく答えられないですが、一つの指揮のもとにみんなが動く様子を見て、目的意識と指示の仕方の共有は多くの人間をまとめて一つの方向に向かわせるために必要なんだと改めて学びました。

ロッテルダム散策では約3時間、ロッテルダムの観光名所を歩き回りました。
有名なBlaak駅の「キューブハウス」をはじめ、Rotterdam City Info、博物館、ロッテルダム港などなど。
3時間という限られた時間ではありましたが、多くの見どころを回ることができました。
この調子で行くと、他の地域にもいろんな見どころがあるのだと今から楽しみにしています。プログラムで忙しくなったら散策する余裕はないかもしれませんが・・・。

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キューブハウス。一つ一つが家で住人もいました。空きもあったので住みたい人は是非!
(見学用の空き部屋かもしれませんが・・・)

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ロッテルダム案内所のロッテルダムの模型。緑のあたりがロッテルダム中央駅。

ロッテルダムはオランダの中でもモダンな街と言われ、その由来は第二次世界大戦にさかのぼります。
オランダはドイツと交戦し、その過程でロッテルダムは大半が焼け野原になってしまったそうです。その復興の過程で、ロッテルダムは他の都市のような長い歴史を感じさせる街ではなく、モダンな街づくりを目指したということです。
ちなみにロッテルダム市はサステナビリティにも力を入れているらしく、いたるところに環境にやさしい取り組みがみられました

サステナビリティと言えば、サステナビリティ投資で有名な資産運用会社「ROBECO」はロッテルダムに本社があるということで、在学中に一度訪問してみたいと思っています。
本社といえば、世界的に有名な「ユニリーバ」の本社もロッテルダムにあります。RSMの学生にも人気の企業です。

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ロッテルダム港にある炎の印。ここで爆撃で焼けたところと残ったところが分かれる。

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市内中心部Beurs駅付近のROBECO本社。世界有数の運用会社の本社は大きい!

ロッテルダム港は欧州随一の港で、非常に大きいです。
行き来する船の大きさや数が増すに連れて、港も拡大されてきました。

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ロッテルダム港。港の方にも大きな建物がたくさんありました。

卒業後の進路にファイナンシャルアドバイザリー(FAS)を考えていた自分にとってつい目を引かれる建物もありました。
デロイトのビルです(デロイトはテナントとして入っているだけで、所有はしていないかもしれませんが)。なぜ港湾部にあるのかわかりませんが、とにかく大きいです。
ちなみに下の9フロアは駐車場とのこと。一緒に歩いてたインド人に「日本では大きいビルの中に駐車場を入れるよりは、駐車場だけの建物を作ってそこに車を止めることが多いね」、みたいなこと話しながら歩いていました。

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デロイトのビル。大きいビルで働いた経験がないので、ただただ圧倒されました(笑)
このようにロッテルダムの多くの見どころを回ってきました。また、オランダには400以上の博物館があり、一定額を払うことで1年間入場料が無料になるパスポートがあるカードもあります。
ロッテルダムにも多くの博物館がありますので、今後是非そのような博物館もいろいろまわって自分の感性を磨きたいと思います。

ちなみに、ロッテルダム散策後はパブのはしご会もあったのですが、ロッテルダム散策で疲れてしまい、自室で寝過ごしてしまいました(泣)

と、イベントを中心に書いてしまいましたが、それもそのはず、概要の説明などは英語があまり聞き取れず、理解ができなかったのです(ただ、ネイティブの人の英語は分かりませんが、同じように流暢でもノンネイティブの人の説明は結構わかりました。不思議なものですね)。

しかし、幸いにも親切なクラスメイトやチームメイトが手を差し伸べてくれていますので、何とかやっていけています。
彼らの厚意に頼りながらも、早く貢献できるようになりたいと思いながら日々過ごしています。

ちなみにチームメイトとは、1学期の間一緒に課題などに取り組むチームの仲間のことです。
自分のチームは6人で、台湾、アルメニア、南アフリカ、ドイツ、シンガポール、日本、という構成です。
ネイティブ、ノンネイティブにかかわらず自分以外はみんな英語がうまいのですが、自分にもよく話を振ってくれますし、しっかり聞いてくれています。
本当に恵まれたチームだと感謝しています。

ということで、オリエンテーションは終了。
プログラム本番が始まることになりますが、1年間後悔しないように、自分の目標に少しでも近づいていきたいと思います。

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Dear classmates

Dear classmates of RSM MBA class of 2013

How is Rotterdam?
How is your orientation days?
How is your classmates?

I feel all are comfortable so far.
All experiences are fresh for me because I had lived in only Japan, I had communicated with only Japanese, and I had been responsible for limited role.
In RSM, we can meet various students, in terms of nationality, background and character.
So, RSM life is precious for me.

Therefore, I want to communicate and exchange information and opinion of various issues with
 peers. Communicating with various people will change my future life and options very rapidly. 
And fortunately, I can communicate with some international students so far. Very excited!
In addition, my friends are so kind that I can’t appreciate them more.


A classmate introduced Dutch drugs for cold. It’s symbol of their kindness.

But, I am not satisfied with the current situation.
Because, my human relationship is narrow, and I need to make it larger and larger.
I have two hurdles. One is my character. I am shy. Second is language. My English command is so poor that I sometimes hesitate to speak to others.
I almost overcome the first hurdle. I changed my character and say “Hi” to many 
students everyday.

However, the second problem is very serious. Because of my poor English skill, especially listening and speaking skill, I can’t understand easily what peers say, therefore I hesitate to talk with others, especially native speakers.
Of course, native peers are so kind that they consider me so much and I thank for the kindness. 
But I worry that my poor English communication skill prevent their smooth talking and annoy them.
This is only excuse. As many peers said me, I must only practice, and I will do.
So, I ask you to take little your time for me when I speak to you. I’ll try and improve my English as soon as possible.

And I will use online tools such as Facebook and E-mail aggressively.
I never give up to communicate with you and I keep in touch at any cost.
Don’t forget this point.

By the way, I would like to introduce myself now because it has (had) been difficult to make
oral communication with peers.
I’m Y.K. from Japan (I don’t open my name on this blog).

My background is Finance, and I had worked in an investment company to run mutual
 funds in Tokyo.
But my role was not investment but legal and compliance tasks.

I am interested in social finance (combination finance and sustainability)
 and my future goal is to establish my own commercial bank in Japan like Triodos 
Bank in the Netherlands. 
The bank is small but unique. It is famous as social 
finance institution.
So, I need to change and boost my career and contact to Triodos Bank.
This is the reason why I enroll RSM.

Dear classmates, and teammates:A.G. D.H. D.H. D.M and S.R. , I rely on you and I’ll help 
you whenever I can.

I ask all of you to get along with me and make this year a precious time for us.

Thank you, all.

P.S.
On this blog, I gather donation to NPO “SODATEAGE (grow up)” Net which support employment of youngsters through challenge in RSM MBA.
Communication with peers is the most important challenge for me.
The progress is shown on the left side of the blog.
 (current donation and objective amount, unit:Japanese Yen 100yen≒1€) 
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プログラム初日

本日、ついにMBAのプログラムが開始。
早朝から同級生や学校の担当者総出のネットワーキングを兼ねた朝食、プログラム関連の説明、そして写真撮影がありました。

さて、最初は苦手ながら最近注力しているネットワーキング。
英会話はダメダメだけど、飲み会や同級生のお部屋訪問はできているし、今日も何とかなるはず!と気合を入れて行ったのですが・・・

全然ダメ!

現時点では、とりあえず目の合った人、あるいは面識がある人に「Hi」と声をかけて話しかければ何とかなるのですが、なかなか話が続かない。
1対1だとまだいいのですが、複数人の輪の中に入った時には一人だけ話についていけず、気が付いたらニコニコ笑顔を振りまいているだけで浮いてしまいます。
そして気が付いたら空気になっている・・・。

英会話やリスニングの能力もダメなのですが、最も致命的なのは、「どのような話題を持ち出せばその場を盛り上げられるか」、ということを考える能力が低いことだと思います。
適切な話題が持ち出せないために、話しかけてもイマイチ盛り上がらないし、それで話が途切れて相手が別の話の輪に入って取り残される、ということが多かったです。
別の日本人が人の輪の中心になっているのも、特にこの能力に拠っているのだと思います。

これからは社交の機会も多くなるため、是非ともこの点に気を付けてうまく雰囲気に溶け込みたいです。少なくとも、所在なさげに一人ポツンといるのは絶対に避けようと思います。

オフィスのような机・椅子の半円形の部屋。大学の講義室に似ています。

さて、朝食が終わったらいよいよプログラムの説明。ついに講義室に入ります。
スタッフの挨拶からMBAの概要などなど。

・・・早くてついていけません(泣)
幸い聴き取りやすい英語で、一つ一つの言葉はある程度認識できるのですが、言っている内容を理解しようとする間にどんどん次に・・・

幸いスクリーンに説明が映されていたので、まったく理解できないということはありませんでしたが、みんなが笑っているときにどうして笑っているのかわからないのは辛いものです。
まあ、それでも今は話を聞いているだけでいいので楽です。
これから授業が始まると大変だろうなあと戦々恐々です。
クラスメイト達に助けてもらいながら何とか乗り越えたいところです。

説明会が終わると今度はクラスメイトとの昼食。
幸い僕が孤立しないようにいろいろ気遣ってくれている南アフリカから来たクラスメイトがいるのですが、たまたま一緒になった人たちがネイティブで、話の速さについていけませんでした。
ところどころで理解できるのですが、話の腰を折るのも悪いので結局一言も話さず。

若干失意のうちに次は写真撮影。
グループのものと個人撮影のものがあり、グループのものはすぐに終わりました。

個人写真は当然一人ずつ撮影するので順番待ちの時間が結構ありました。
当然一人で待っているわけではないので、これもネットワーキングの時間となります。

ここで何とか多くの人と話したいと思い、話しかけられそうな人に声をかけてみます。
最初に話したのはモンゴル人のクラスメイト。コンピューター関係の出身だそうです。
モンゴルと言えば相撲。ということで「朝青龍や白鵬を知ってる?」ときくと、モンゴルでも有名だそうです。
また、馬には乗れるかを聞くと、みんな普通に乗っているそうです。
交通手段として利用される一方、農業には利用されないと聞きました。

次に話したのは韓国人のクラスメイト。
日本にいるときからお世話になっていたクラスメイトがいたのでまずはお礼。
さらに韓国ドラマの話をすると非常に盛り上がりました。
別の韓国人クラスメイトとも話しましたが、結構長い間楽しく話せました。

ロッテルダムに来て最初にできた友人はタイ人、その次がインドネシア人だったのですが、やはりアジアの人とは話しやすい気がします。
ネイティブの人よりは英語がわかりやすいです。

多分英語力にはインプットとアウトプットの能力が別個にあって、
ネイティブ アウトプット10 インプット10
欧州人   アウトプット9   インプット10
アジア人  アウトプット6  インプット8
自分     アウトプット5  インプット6

みたいな感じで、かろうじてアジア人のアウトプットは理解できるけど、ノンネイティブの欧州人の英語にはなかなかついていけない、という状況なのかもしれません。
実際、ネイティブ(英・米・インドなど)に話しかけられると、簡単な内容でも理解できないことがあったりして、自分のレベルの低さに涙が出そうです。

それでも、みんないい人なので「Practice! Practice!」と励ましてくれます。
本当にありがたいです。
彼らの期待に応えるためにも、少しでもレベルを上げたいです。

写真撮影が終わると、一つ上の先輩から購入したオーブンなどを保管場所に取りに行って帰宅。結構重かった・・・

まだ風邪が治らないので早めに寝ていると、呼び鈴が。
誰だろうと思ってドアを開けると、同じEI-Houseに入っているタイ人の友人が。
食器を持っているのでどうした?と聞くと、タイのカレーを作ってみたから食べない?とのこと。

実は日本ではタイ料理をはじめとする南国料理は苦手だったのですが、そんなことは忘れていて食べる食べると即答。

curry
タイ人の友人が持ってきてくれたタイのカレー

マイルドだけど、結構スパイシーが利いていて、ピリ辛でした。
彼にとって初めての料理ということでしたが、とてもおいしかったです。
今度はこちらが日本食をふるまわなければ、という使命感に燃えています(笑)
ということで、プログラム初日が終了。
決して楽観視はできないと悟りましたが、一方素晴らしいクラスメイト達がいるので、彼らの力を借りながら、時にはこちらも貢献して、お互いに素晴らしい1年間にしたいと思います。

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友人とのお付き合い

ロッテルダムに来て初めての土曜日はせっかくの機会ということで、お友達との交流を深めることにしました。

未だに風邪が治らないので朝遅くに起床し、午前中に、日本の名門大学からエラスムス大学に交換留学でいらっしゃっていて、同じくEI-Houseに住んでいるNaokoさんのお部屋を訪問。

若いのに交換留学に来ているだけあって、非常にしっかりされていました。
ロッテルダムの街のことやごみの捨て方などの生活情報をしっかり確認。
英語で聞くと理解力が相当低下するため、日本人から教えてもらえるのはありがたかったです。

彼女は就職活動で、我々MBAもお世話になる「ボストンキャリアフォーラム」に参加していたため、就職活動の話などもしました。
就職活動については、こちらは社会人のため、多少はアドバイスできました。
お互いの成功を祈りたいところです。

お昼は外で食べようと思ったら、近くにレストランがないため、今度は部屋にお招きしてお昼をごちそうしました。
メニューはパスタとサラダ。質素ではありますが、楽しく食事ができました。

せっかく近くに住んでいるので、今後も交流を続けたいですね。

Naokoさんとの食事の後は、RSMのクラスメートがロッテルダム観光に誘ってくれていたので、ロッテルダム市内へ。
同行してくれたのは同い年のインドネシア人。英語がすごく上手です。
年末にロッテルダム入りしたそうで、市内のことも把握しており、いろいろ案内してくれました。

そのうちの一つが、ロッテルダム中央駅南の中華街。
中華料理の店やアジアの食材が売っているお店がありました。

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中華街のアジア食材店にて。日本でおなじみの「焼きもろこし」や「かっぱえびせん」など。

そのあと、商店街などを散策。今はセールの時期で有名ブランドも安くなっていて、つい購買意欲をそそられました。あのPaul Smithも割引してました。

ブラブラ歩いていると、ロッテルダム名物のマーケットに遭遇。
土曜日と火曜日に開いています。
生鮮食品やiPhoneのアクセサリー、服などが売っていました。

 

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ロッテルダム・Blaakのマーケットにて。新鮮な海鮮が並んでいました。
その後、安い電化製品のお店でドライヤーとオーブンを購入し、そのインドネシア人のお宅にお邪魔しました。

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案内してくれた友人のお宅。夫婦用で室内はとても落ち着いていい感じでした。

彼はインドネシアで渡航を控えているご家族と話すためのインターネットの設定で忙しそうでしたが、インドネシアのコーヒーをふるまってくれました。インドネシアのコーヒーは甘くてほのかに焦げたような香ばしい匂いがしました。
コーヒーというよりはココアに近い印象でした。クセになりそうです。

その後、夜に企画されている同級生が集まる飲み会に一緒に参加するため、我らがEI-Houseにやってきました。
集合まで少々時間があったので、お部屋でコーヒーをふるまいました。

歓談していると、部屋の中にある、あるものを見つけて、「おお、これボクがインドネシアで担当していた商品だよ!」と。

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左がオランダの”Rexona”、右が日本の「レセナ」。同じ商品です。

彼はインドネシアでは大衆消費財のブランドに関する企画の仕事をしていたそうです。
そして、日本でも有名なこちらの商品についても扱っていたのだとか。
ちなみに、この商品、日本では”Rexena“ですが、オランダやインドネシアでは”Rexona“、さらに南アフリカでは”Shield“という名前なんだとか。

集合時間になって、彼と二人で飲み会に。
続々と同級生が集まってきます。
この飲み会こそがネットワーキングのヤマ場、ということで気合を入れて臨みました。
しかし、残念ながら日本でできないことが、簡単に海外で、しかも外国語でできるはずもなく、最初はやはり聞き役に回りがちでした。

しかし、これでは最初から負け組決定ではないか!?と思い直し、他の人の話が途切れたのをみて、できるだけ話しかけるようにしました。
幸い、他の同級生もできるだけ話を聞くようにと心がけていたのでしょう、こちらの話もきちんと聞いてくれました。
とはいえ、どちらかというとこちらの質問の方が多かったので、まだ強く関心を引き付けるには至っていないのが実情です。
どうしたら相手をひきつけるような話ができるのか、暗中模索してみたいと思います。

ちなみに、英語力は並み居るノンネイティブの中で、自分が最悪レベルでした。
といっても、幸いみんなノンネイティブなので英語は理解できます。
ただ、みんなは自分よりはるかに流暢に話します。よく聞くと文法ミスなどがあるのかもしれないけれど、正直普通に会話していてそんなことを気にする余裕はありません。

考えてみると、多くの人のリスニングって、細部を聴き取るというより、聞こえた単語を自分で組み合わせて意味を理解しているのではないかと思うのですが、もしそうであれば、細部の文法など会話にほとんど意味をなさない可能性すらあります。

ちなみに、飲み会で人の輪のの中心になっていたのは、同級生の日本人でした。
彼は海外経験もあり、英語もうまいのですが、それでもなぜノンネイティブが話の中心になりうるのか。それはコミュニケーション能力が、ある程度の英語力があれば、語学力以上にテンポやその人の雰囲気、話題などに拠るからではないでしょうか。
自分も彼のようになりたいな、と人の輪の端っこから見つめていました(笑)

まあ、クラスの人気者になるという夢はかないませんでしたが、それでも飲み会の2時間半話し続けることはできましたので、まずは目標達成といったところでしょうか。

今後も対面、あるいはオンラインで交流を続け、クラスの一員として認識されるよう、そして人間関係を強化できるように努めたいと思います。

当面の課題は、「どうやって人の輪にぐいぐい入っていくか、関心を引くか」ですね。

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MBA同期生との顔合わせ

学生寮に到着して二日。
昨年末からこじらせた風邪が完治せず、扁桃腺も腫れて辛いですが、引きこもっているのは良くないと思い、必要な手続きを行うため学校に行ってきました。

MBA棟
1年間通うRSMの校舎。

もうすぐ授業も始まるということで、多くの同級生が同じように学校のオフィスに来ていました。
出身国もバラバラで、日本人しかいないこれまでの学校や会社とは違った雰囲気でした。

社会人経験を積んだ学生たちですから、大人な雰囲気で次々と挨拶を交わしていきます。
自分もしょっぱなから負けてはいられない!と思ったのですが、どうもうまく話しかけられない。

むむ~、と思っていると、幸いこちらに声をかけてくれる女性二人組が。
まずは”Nice to meet you”と無難に挨拶。
すかさず、”My name is ゆーけー from Japan, and this is my wife.”と加えると、事前に同級生同士Facebookでコミュニケーションをとっていることもあり、”Hi, ゆーけー! Wao!”という感じで反応してくれました。ありがたいことです。

その後もたどたどしい英語で会話を続けます。
ちなみにその二人組は台湾出身。何を話そうか迷いましたが、迷っているうちに会話終了。
まあ、最初はそんなものかと。

次に話したのはインドネシア人の同級生。
やはり向こうから話しかけてくれました。
MBA学生らしくバックグラウンドの話もしました。
話しているときに通りかかった同じくインドネシア人の同級生を紹介してくれました。
二人目の彼とは、その後Facebookのやり取りでロッテルダム観光に行くことになりました。
文字ベースで、マイペースでやり取りできるFacebookはありがたいです。

さらにインド人の同級生とも話しました。
インド人はネイティブと考えてもよいと思うので、しっかり話せるか!?と緊張しましたが、やはりこちらのペースに合わせてくれました。ありがたや。
彼はインドの有名財閥企業の出身で、「その財閥は日本でも有名だよ、うちの会社も提携してたし」という感じで盛り上がりました。

学校から出て近くのスーパーに買い出しに行くと、やはり買い出しに来ていた同級生の女性二人組に遭遇。
学校では話さなかったものの、お互いに存在は認識していたので挨拶。
また、困っていたことを話すといろいろアドバイスをくれました。
同じEI-Houseに住んでいるということで、是非コーヒーを飲みに来てね!と言われました。
女性のお部屋なんて緊張しますが(笑)、そのうち遊びに行ってみようと思います。

ということで、今日はついに同級生と直にコミュニケーションをとりました。
自分だけ英語がわからなくて取り残されてしまうのではないかという危惧がありましたが、今日の感触ではみんなフレンドリーだし、うまく付き合っていけそうな気がしました。

もちろん、その厚誼に甘えてばかりではいけないので、英語力を高めると共に、話題も提供できるようになりたいところです。

この調子で良い刺激を受け続け、有意義で楽しいオランダ生活にしたいものです。

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The Rotterdam Oath

1月4日、ついに日本を発ち、留学先の学校の寮につきました。
EI-House (Erasmus Intenational House)といいます。
1年強の留学生活になる予定です。

EI-House
留学先のエラスムス大学の学生寮の部屋。メゾネットタイプです。

人生のターニングポイントとすべきこの1年を過ごすにあたって、「ロッテルダムの誓い」なるものをたててみたいと思います。

1.将来日本のソーシャルファイナンスのリーダーとなるべく学習・人脈形成を図る

この度なぜオランダに留学することにしたかと言えば、日本でソーシャルファイナンスを立ち上げたいがため、そしてソーシャルファイナンスをリードしていきたいと思ったため。
となると、当然将来は日本のソーシャルファイナンス業界のリーダーとなることができるような素地を築き上げる必要があります。

具体的には、MBAでビジネス全般について理解を深め、ビジネスや組織をリードする能力を高めることはもちろん、ソーシャルファイナンス先進国であるオランダにいる利を活かし、例えばトリオドス銀行などのソーシャルファイナンス機関の人にコネを作って話を聞く、実際にインターンシップをする、などが考えられます。

それだけでなく、オランダも含め、欧州は行政・産業界とNPOとの連携が日本と比べて進んでいますので、そのような点も多くの人に話を聞くなどして学び、将来日本に還元していきたいと考えています。

幸い、日本でソーシャルファイナンスの専門家の方々と面識を得ることができましたので、その方々のアドバイスも受けながら、知見や人脈を築き上げていこうと思います。

2.海外の人と壁を作らずにコミュニケーションすることができるようになる

グローバル化していく世界において、また世界から多くのことを学ぼうとするうえで、海外の人とのコミュニケーションは必要不可欠と言ってもよいと思います。
特に若い世代になるほどその傾向は強くなると思います。

自分もその若い世代に属しますので、海外の人とのコミュニケーション能力は必須です。
自分の力で自分の道を切り開こうとするなら尚更でしょう。

したがって、世界から多くの人が集まる留学という機会に、海外の人とのコミュニケーション能力を高めたいと思います。

具体的には、英語力そのものはもちろん、下手な英語でも躊躇せず話す度胸、海外の文化や慣習、歴史その他の事情をできるだけ勘案しながら付き合う能力と知識、多少苦手なものでも勧められたら食べる根性、といった感じでしょうか。
あとはホームパーティなど、クラスメートやその家族と密に接する機会を増やして、海外の人とのコミュニケーションを円滑・円満にできるように努めたいところです。

3.人前で話すことのできる英語力を身に付ける

自分も含めMBAに進学する人は基本的にビジネスにおけるリーダーを目指しています。
リーダーの役割は様々ですが、そのうちの一つに、自分(あるいは組織)のビジョンや意見を人や社会に示す、ということがあると思います。

ビジネスにおけるプレゼンテーションはもちろん、業界のリーダーになることを目指すなら、いずれはパネルディスカッションや記者会見に参加することも考えておかなくてはなりません。

その際の使用言語は、日本国内を除けば現状では英語でしょう。
そしてグローバルな情報発信を目指すなら、その分だけ英語の使用比率は上がるでしょう。

最近ではこのような情報発信の訓練の場を提供する
ビジネススクールもあり、私の留学先のRSMでも模擬記者会見の授業があるそうです。

将来自分がビジネスそのものだけでなく、広い意味でソーシャルファイナンス業界をリードすることができるよう、そしてビジネスだけでなく、日本のことや自分の関心事を広く情報発信できるよう、人前で英語を話す能力を高めていきたいと思います。

4.引っ込み思案な性格を叩き直し、積極的な性格に生まれ変わる

上で大きなことを宣言しましたが、実は引っ込み思案な性格だったりします。
どちらかというと物事をネガティブに捉えがちだし、自己主張もそこまで強くはしない。
しかし、そんな態度はMBAでは受け入れられないでしょう。おそらくMBA後のビジネス環境でも。
ポジティブに考えないと心がもたないし、場合によっては周囲に悪影響ももたらす。
自己主張しなければ、存在意義そのものがなくなる。

考えてみると、自分がネガティブに考えたり、自己主張をしないのは、日本人特有の遠慮深さではなく、単に自信のなさに由来していると思います。一種の逃げですね。

留学によって自分の人生を変えようと思うなら、自分のメンタリティも変えなければいけません。特にネガティブ思考からポジティブ思考への転換は非常に重要だと思います。

授業の一環でグループワークや課外活動を進める中で、必然的に自己主張をする場面が出てくるでしょう。また、厳しい状況にたびたび直面することを考えると、ポジティブにならなければやっていけない気がします。
そういうこともあるので、この点は常に留意して生活したいと思います。

5.日本のアニメの魅力を海外に伝える 

小さいころからアニメや漫画を読んできて大きな影響を受けたこともあり、サブカルチャーの影響力は本当に大きいと思います。
特に歴史が好きになったきっかけとしてゲーム(「信長の野望」「三国志」など)や漫画(特に横山光輝もの)の影響があったので、これらが人に良い影響を与えると信じています。
また、小学生の頃には「世界名作劇場」シリーズに感動したこともそう考える要因です。

また、最近は世界でも日本アニメが人気で、アニメ産業が注目されているという事実。
これは、上記の海外の人とのコミュニケーションを図る一つのツールになるのではないかと考えています。
同時に、世界中から集まるクラスメートたちに日本のアニメの良さを知ってもらうことで、日本のアニメ産業の活性化、さらには民間外交的な部分も少しは担えるかもしれない、と思ったりもします。少々大袈裟ですが。

ということで、自分の好きな日本のアニメの魅力を海外の人に伝えるということも留学のテーマにしようと考えています。
具体策はまだ考えていませんが、とりあえず、いくつか使えそうなものを持ってきています。

持参書籍等
歴史もののほか、「もしドラ」、少年サンデー連載「ハヤテのごとく!」、「世界名作劇場」グッズなど。

具体策はまだ考えていませんが、家に人を呼んだ時にさりげなく目に入るようにして話題にしたり、Facebookなどで日本のアニメを英語で紹介したりしようと思います。あるいはクラスメイトとの日本旅行(いわゆるJapan Trip)を企画するのであれば、日本のアニメ制作会社見学を入れるのもアリ!?などと妄想しています(単に自分が行きたいだけ)。
これは、多くのクラスメイト(うち日本人4名)の中で自分という人間を認識してもらうためにも重要です(いわゆるキャラ立ち)。
クラスメイトには、サステナビリティ/ファイナンス/アニメ というカテゴリーで認識してもらえれば万々歳です。

ともあれ、自分のキャラ立ちから末は日本外交の一翼を担うため、まずはクラスメートに日本のアニメの魅力を伝えていこうと思います(ちなみに、学生時代からビジネスと外交との連携については関心がありました。カントの「永遠平和のために」はななめ読みに終わってしまいましたが)。

・・・と、留学期間中にやり遂げたいことを書きだしてみました。
自分は英語力も全然足りないし、留学期間も1年程度と決して長くはありません。多くの日本人留学生が最初は苦労するし、やりたいことはなかなかできないとも聞きます。
そのため、上記のミッションについてすべて完璧にこなせるわけでもないでしょう。

しかし、高い目標を掲げるからこそ少しでも高みに達することができるともいいます。
だからこそ、過大とも思えるような目標を宣言しました。

来週の火曜日からはついにプログラムが始まります。
プログラムが始まると、英語に課題にと振り回され、初志を忘れがちになると思いますが、折に触れて思いだし、少しでも実のある留学にしたいと思います。

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