MBAT前夜

留学するときに気をつけるべきこと、学ぶべきこととして、「自分の常識・経験が絶対的なものではないことを意識する」ということがあると思いますが、過去自分の中で意外だったこととして、「運動会が春に行われることがある」というものがあります。
小学校から高校まで運動会はずっと秋に行われていたので、春に運動会があるという話を聞いて驚きました。

しかし、運動会が春に行われるのは日本だけではありません。欧州でも春に行われる運動会があります。
そのうち、我々にとって最も重要なのは、MBA-tournament、MBATです。

MBATとは欧州のビジネススクールが、パリのビジネススクール・HECに集まって行う運動会で、今年は欧州各国の13のビジネススクールが参加するようです。
ちなみに、MBA生のみでなく、ビジネススクールの他コースの学生、卒業生、家族なども参加できるようです。
毎年HECの方のご尽力で楽しいイベントになっているようで、本当にありがたいです。
IESEの”Doing Good and Doing Well”イベントでも感じましたが、このような大規模なイベントを毎年こなすというのはすごい責任と負担が伴うものでしょうから、本当にすごい能力とリソースを持っているんだと頭が下がります。

種目はサッカーやバスケットボール、ゴルフ、ラグビーなどメジャーなもののほか、ペタンクやアルティメットフリスビー、さらにはチェスまであります。チェスがスポーツだということを初めて知りました。

実はMBATというイベントに受験生のときから関心を持っていて、RSMを選んだ一つの理由はMBATに参加している、というものもあります。

種目にもよりますが、ずいぶん早くから興味のある人が集まって練習している種目もあり、特にMBATが近づいてくると色んな種目を練習している人が見られました。

スポーツの中では野球が好きなのですが、残念ながら欧州なので野球はなく、代わりににたスポーツであるクリケットに関心を持ち、練習に出てみました。

クリケット
クリケット。打ったら走るのは野球と同じです。

投手、打者、野手がいて、打ったら走るなどの基本動作は野球と似ている一方、投げ方が野球と違ったり、ウィケット(打者の後ろに3本の棒が立っていて、それを倒されるとアウト)を守ったりと、違うところもあってとまどったりもするのですが、結構楽しくプレイすることができました。

また、小学生の頃に少しバドミントンをやっていたこともあり、バドミントンの練習にも参加したりしました。

バドミントン
バドミントンは女性の参加者も多いです。

久々のバドミントンでしたが、思ったよりは体が動きました。
もっとも、練習翌日は体の節々が痛かったですが。

練習することによって、運動不足が多少なりとも改善されたこともよかったですが、それ以上に普段話さない人と話すきっかけができたということの方が大きな収穫だったと思います。
スポーツを一緒にしていると、言葉を交わさなくても何となくフレンドリーになりますし、それは日常での関係の円滑化にもつながると思います。

このように2つの種目の練習に参加しましたが、実際に出場するのはなりゆきでドッジボールになりそうです。
しかも、日本で慣れ親しんだドッジボールではなく、アメリカンドッジボールという、 6つのボールを同時に使うという難易度の高そうな種目です。ただ外野は無いようですので、それは救いですね。前見てたらいきなり背中にぶつけられるとかたまりませんから。

会場のHECには学校からバスで行くことになっています。
朝6時半に学校に集合で、数時間かけて会場に着きます。
大人数でバスに乗るというのは修学旅行を思い出させますね。
ちなみに社会人になっても夜行バスにはよく乗っていたので、バスの長旅は結構平気だったりします。

今回は運動会そのものだけでなく、パーティでの色んな人との交流、さらにはMBA受験仲間との再会など色んな楽しみがあるので、充実した時間にしたいです。

ということで、RSM並びに各校の健闘を祈りつつ、荷造りに取りかかろうと思います。

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PLD Policy Presentation

2学期が始まって3分の1ほどが過ぎた5月の第1週は2回目のPersonal Leadership Development(PLD)でした。

講義もありましたが、今回のPLDの目玉は”Policy Presentation”。自分たちで社会を良くする提案を考えるというもので、国連のミレニアム開発目標に掲げられた8つの課題から一つを選んで、なぜこの問題がなかなか解決されないのかということと、それを踏まえてマクロ・ミクロレベルの提案を考え、チームでプレゼンテーションをする、という内容です。

我々のチームは初等教育の充実というテーマを選びました。
理由としては、初等教育は各人に対し生涯の効果をもたらすこと、初等教育の充実自体が他の課題の解決策になること(実際他の課題を選んでいたチームもその解決策として初等教育の充実を挙げていることが多かったです)、などがあります。

プレゼンテーションはクラスメイトの他、MBAの学校関係者(Academic Directorやキャリアセンターの担当者、EMBAの担当者など)の前で行われました。

3日間あるうちのプレゼンの日程のうち、我々は最終日。
先にプレゼンをしたチームの出来が予想以上によかったので、ギリギリまで修正を加えてプレゼンに臨みました。

また、前日にはリハーサルも行ったのですが、とにかく勢いよく、簡潔に(必要ないことは極力話さない、隙を作らない)ということをアドバイスされていましたので、自宅でも練習していました。

さて、プレゼン当日。
イントロダクション(アイスブレイク)をチームメイトのオランダ人がうまくこなし、ついに自分の番。
自分のパートは、まず我々のミッションを強く訴え、その後になぜ初等教育かということを簡単に説明し、プレゼン全体の流れを紹介して次につなぐというものでした。

で、「我々のミッションは・・・」というところでバトンを渡され、

勢い良く「To send less fortunate children to primary schools!」と、高らかに宣言し、ここで拍手などが出るという想定で進めていたのですが、反応があまりなかったので、自分で拍手して無理矢理拍手してもらいました(汗)

次のパートはなぜ初等教育を重要視するのか、ということ。
主な理由として、
(1)読み書きを覚えることで視野やコミュニケーションが豊かになること
(2)初等教育が他の重要課題の改善に結びつくこと
(3)初等教育は社会・経済の発展に結びつくこと
(4)教育の効果は長続きする(一過性ではない)こと

をそれぞれ簡単な説明を加えて挙げました。


なぜ初等教育なのか?という内容のプレゼン

そして最後にプレゼン全体の流れを説明してバトンタッチ。
自分のパートは3分くらいのプレゼンでした。

その後はチームメイトが各パートをしっかり説明し、質問にも適切に回答しプレゼン終了。

何とか無事にプレゼンを終えたのは良かったのですが、反省点の多い課題でした。
というのも、実はこの課題についてはチームリーダーという役割を担っていて、プレゼンの作成や役割の割り振りなどをリードしなければいけない立場だったのですが、最初こそリードしている感じだったのですが、気がついたら一フォロワーになっていました。
もちろん英語力の問題もあるのですが、そもそもリードの仕方について深く考えていなかった(準備不足)というのが大きな原因だったと思います。

多分もう一度くらい課題のリーダーになることがあると思うので、そのときは何とか工夫してうまくリードしていかないと、と今から悩んでいるところです。

ちなみに他のチームのプレゼンも素晴らしいできで、提案するアイデアだけでなく、プレゼンの見映えやデータの見せ方、説明の仕方などにすごく工夫が凝らされていました。

これまでの社会人経験でプレゼンをするということがなかったので、これがプレゼンというものか、と目から鱗でした。これだけでも貴重な経験ではありました。

また、途上国の課題を考えるときに、実際にそういう経験をしている、あるいは見聞きしているクラスメイトもたくさんいて、彼らの口から発せられる言葉には説得力がありました。

大学生のときにも途上国の問題を考えることはありましたが、ある人に「君はアフリカに行ったことがあるのか?」と問われたときに何も言えなかったのを思い出しました。
日本の恵まれた環境の中にいて途上国の問題を議論しても、それは結局机上の空論にしか過ぎないんだと感じました。

幸いにして、今その当事者たちと直に話し合うことができる場にいます。
プレゼンの練習も含め、この貴重な時間を決して無駄にしないようにしたいものです。

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RSM World History Club

「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」という言葉があります。
この言葉の是非はともあれ、歴史には学ぶことが多く、自分にとって最高の教科書は歴史だと思っています。

そんなことを考えていると、ふと思ったのが、「せっかくクラスメイトが世界中から集まっているのに、彼らから歴史の話を聞かないのはもったいない」ということでした。
日本史の中に無限の物語があるように、世界各地に数えきれないほどの歴史の物語があるはずで、それをその地の人から聞く機会などめったにあるものではありません。

特に歴史と文化は密接な関係があり、各地の歴史について触れることは世界各地でビジネスに携わる際に重要なことだと思います。

そこでクラスメイトたちに呼びかけて「RSM World History Club」を立ち上げました。といっても、Facebookのグループのことですが。

立ち上げてみると、多くの人がコメントを寄せてくれて、大変勉強になります。
日本とオランダが歴史的に関係が深いことは日本人にはよく知られていますが、日本だけでなく多くの国がオランダと歴史的に接点を持っているようでした。
例えば台湾は一時期オランダが領有していて、それを解放したのが鄭成功、日本では「国姓爺合戦」で知られる人物だそうです。

ともあれ、せっかく多くのクラスメイトが関心を持ってくれたので、相互の理解を深めるとともに、自分自身これをクラスメイトたちと話すきっかけとしていけたらと思います(実際これのおかげで話すことができたクラスメイトもいました)。

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Queen's Day

オランダは日本や英国と同じく立憲君主制を採る国で、現在はベアトリクス女王が王位に就かれています。

そして、日本に天皇誕生日があるように、オランダにも女王誕生日、”Queen’s Day“が祝日として定められています。
現在のQueen’s Dayは4月30日。この日は正確にはベアトリクス女王の王位継承日で、先代のユリアナ女王の誕生日です。

この日は国中でお祝いする日であり、当然クラス一同盛り上がります。
イベント好きのクラスメイトがクラス全体を巻き込んだアムステルダム観光を企画し、多くのクラスメイトやパートナー・家族が参加しました。参加者は80人を超えていたようです。

ちなみにオランダ王家の色はオレンジ色ということで、街中がオレンジ色に彩られます。
ということで、一同オレンジ色のものを身につけよう、ということになりました。
オレンジ色の服などは持っていなかったので、急遽ロッテルダムのマーケットでオレンジ色のTシャツを買ってきました。

そして当日朝、同じ寮に住んでいるクラスメイトと共に、ロッテルダム中央駅に向かいます。

待ち合わせ
ロッテルダム中央駅にて。みんなオレンジ色です。

そして電車にてアムステルダム近郊に向かいます。
アムステルダム中心部は古い建物が多く、高いビルなどは少ないのですが、アムステルダム郊外はビジネスの中心地となっているようで大きなビルが多いです。

アムステルダム近郊
アムステルダム近郊にて。

電車を下車すると、参加者一同、付近の船乗り場へ。
メインイベントである運河で船遊びです。
参加者は2隻の船に乗って運河を進みます。

みんなでお舟
船一杯に乗船。定員ギリギリ?

船ではビールをはじめとする飲み物が飲み放題で痛飲しました(笑)
おかげで、普段あまり話さないクラスメイトとも打ち解けた気がします。

運河を進んでいると、同じように船遊びをしている人たちとすれ違います。
お互い手を振ったりして、祝日の雰囲気を楽しんでいました。

風船の舟
風船で飾り付けられた船。ちなみに当方はオランダ国旗を船につけていました。

対岸
運河沿いの建物もオレンジ色。

4時間ほど船の上で騒いだ後に下船。
その後はアムステルダムを散策しようと思っていましたが、予想以上に乗船時間が長かったことと、お酒を飲み過ぎたこともあって、そのままアムステルダム中央駅までの散策を経て帰宅することにしました(翌日から学校ですし)。

ちなみにこの日は各家庭がバーゲンセールを出していて、掘り出し物を見つける絶好の機会だそうです。本当は行きたかったのですが、惜しいことをしました。

街中
アムステルダムの街中もオレンジ。

早めに帰ったつもりでしたが、帰宅したのは午後7時。
ほぼ12時間クラスメイトと過ごしていたことになります。
これほど長い時間を共有したことはなかったので、充実感がありました。

ということで、非常に楽しい1日でした。
このような楽しいイベントを企画してくれたクラスメイトには本当に感謝です。
参加者の確認から船の手配まで、色々手間がかかるものですが、忙しい中よくやってくれたものだと思います。

思えば、クラスメイトの動機付け、スムーズなロジスティクス、さらには盛り上げる役割など、これこそリーダーシップというのかもしれません。
よくリーダーシップと肩書きは別のものだという話を聞きますが、これはまさにその通りだと改めて思います。

実際自分も1学期に自宅で日本食をチームメイトに振る舞ったことがチームビルディングの一環として感謝されましたし、リーダーシップには色んな形があるのだと思います。

ということで、まずは彼らを見習いながら、自分なりのリーダーシップを考えてみようと思います。

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2学期の授業

気がつけばもう5月。早いものですねー。
そして2学期が始まってから1ヶ月近くが経とうとしています。

ということで、今回は2学期の科目のご紹介をしたいと思います。
2学期は1学期に比べ、よりビジネスに近い、いわゆるMBAらしい授業ばかりですので、学んでいて大変関心を持ちますし、とても楽しいです。

「Marketing Management」
文字通りマーケティングです。毎回ケースを読んでマーケティング理論に即して議論を行います。
ケースの内容が普通の会社のビジネスだけでなく、レストランやサッカーチームのものがあったりして、楽しみながら勉強しています。
サッカーのケースのときは、クラスメイトの呼びかけでレアル・マドリッドのシャツを着ていきました(笑)

「Operations Management」
オペレーション。オペレーションの理論に加えて、産業施設のレイアウトをどのようにしたらよいか、生産計画をどのように立てたら良いかということをゲームを通じて学びます。

「Financial Management」
ファイナンス。金融の基本的な概念からファイナンス理論まで。計算が多いです。
CAPMという言葉を聞いて、証券アナリスト資格の勉強をしていた頃を思い出します。

「Strategy Management」
ストラテジー(経営戦略)。こちらもケースをベースに組織の性格・特徴や経営戦略(例えば「選択と集中」)などについて学びます。

「Economic Environment of Business」
経済学や経済の仕組み(金融市場、インフレ・デフレ、政府の役割など)について。

「Personal Leadership Development」
プログラムを通じて行われるリーダーシップ育成科目。
2学期の目玉は”Policy Presentation”。
その名の通り、ビジネスだけでなく、社会を良くするということについて考えるというものです。
具体的には、国連が掲げている「ミレニアム開発目標」にある8つの課題から一つを選んで、その問題の分析及び様々なレベルの提案をグループでプレゼンするというものです。

このように実践的な内容ばかりですので、授業が非常に楽しいです。
また、学校側との約束である「週に1度のクラスでの発言及び毎回3度のチームミーティングでの発言」を遵守するためにできるだけ発言するようにしていて、より授業に身が入っているような気がします。
また、発言することでクラスメイトも認知してくれているようで、それがまた嬉しかったりします。

気がつけばMBAプログラムの折り返し地点も迫って来ています。
まだまだ成長したという実感はあまりないのですが、何かしら成長したといえるようにするためにも、クラスメイトとのコミュニケーションや授業での発言をはじめ、より積極的になりたいと思います。

そういう意味では、5月半ばにある欧州MBAの運動会(MBAT)はクラスメイトと言葉の壁を乗り越えて仲良くなるチャンスですので、まずは練習を共にして仲良くなっていこうと思います。

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偶然の出会い

春休みに入って、デン・ハーグとアムステルダムを訪れました。
デン・ハーグには故あって2回、アムステルダムには意図せざる事情で訪れることになりました。
アムステルダムに来たのは、昨年7月のRSM受験時以来ですので、懐かしい気持ちです。

そして、こうしてアムステルダムに来てみると、これまでなかなか来ることができなかったこともあり、ここにはもう二度と来ないかもしれない、という思いがよぎります。
そんなことを考えると、ふっと一期一会ということに考えが巡り、最近起きたある出会いについて思いを馳せます。

1学期の最終授業のあと、試験前最後のチームミーティングが終って帰ろうとすると、一人の人が暇そうにしています。
何だろう、と思いましたが、通りかかったところに”Marketing Dinner”と書いてある表示があったので、学校でマーケティングに関心のある人たちのディナーがあって、そのお客さんだろうと推測しました。

開会までは時間があって手持ち無沙汰のようだし、こちらも時間があるので、ネットワーキングの練習にと、ふと話しかけてみようと思って、声をかけてみました。

すると案の定ディナーのお客さんで、マーケティングのプロだそうです。
マーケティングの話というよりは雑談だったような気がしますが、色んなことを話しました。
帰り際に是非LinkedInでつながりましょう、ということで名刺をいただきました。
もちろんさっそくNew Connectionです。
こういうプロフェッショナルの人は本当にネットワーキングを大切にしていて、またこういうツールを気軽に使うということを感じました。
学校のキャリア関係の講義でもLinkedInの使い方などの説明がありましたが、腑に落ちました。

留学中に積極的にネットワークの充実に努めたいと思いつつ、一方で英語力の未熟さに躊躇しがちでしたが、拙劣な英語でも挑戦すれば意外にできるということを感じ、少し勇気が出ました。

そういうこともあって、何とかこちらのソーシャルファイナンスや起業の世界に食い込もうと、主にLinkedInで色んな人に接触を図っています。
幸い何人かの方はconnectionを了承くださっているのですが、今後そのLinkedInだけの関係をどのように強いものにしていくかを思案中です。

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