おいしい野菜

従来、野菜は100円ショップや安いスーパーのものを買っていましたが、最近、ちょっと高めのスーパーでちょっと高めの野菜を買うようになりました。

野菜なんてそんなに変わらないと思っていましたが、食べてみると全然違います。

例えば大根だいこん

これまで食べていたものはそんなに味はしませんでしたが、最近買っているものはほんのり甘く、そのまま生でかじっても十分食べられます。

昨日も大根おろしを作るつもりが、ついついかじってしまいました。

レタスもトマトも新鮮で野菜の味がしっかりして、さすがに生産者の名前を出すだけあると思いました。

機会があれば一度ちょっと高めのお野菜を(特に生で)食べてみることをお勧めします。

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アフガンの英雄

2001年9月11日。

人類にとって忘れられない日ですが、この2日前に、アフガニスタンで一人の英雄がこの世を去っています。

アフマッド・シャー・マスード

旧ソ連にアフガンが侵されたアフガン内戦からタリバンとの戦いまで、一貫してアフガンの独立と平和を求め、戦い続けてきたアフガニスタンの英雄です。

対ソ連では、若干20歳代にして、わずかな人数で作ったグループを率いてゲリラ戦を戦い続け、その本拠地から「パンジシールの獅子」とも呼ばれます。

勇敢に戦う一方で、ソ連の捕虜を自発的に開放するなど、人情にも厚く、これがのちにソ連の好感を引きつけることになります。

一筋縄ではいかない北部同盟のとりまとめに苦心する一方、タリバンとの戦いでも勇敢に戦い続け、首都カブール撤退後、本拠のパンジシールに追い詰められても諦めずに抗戦。

仲間が減り続ける中、タリバンの指導者・オマル師直々の降伏勧告にも「一人になっても戦う」と毅然とした態度で拒否。

最終的にはある程度勢力を回復しますが、2001年9月暗殺。享年48。

彼は敬虔なイスラム信者でありながら、原理主義者にありがちな排他的な考えではなく、平和と相互理解を基調とした世界との交流を目指していました。

また、非常に読書が好きで、タリバンによってカブールから撤退に追い込まれた時には3000冊の蔵書を一緒に避難させているほどです。夢は図書館を作ることだったとか。

いまだ安定しないアフガン情勢を見るにつけ、指導力、人望ともに申し分のないマスードの存在は本当に大きかったし、彼を失ったことはアフガンはもちろん、我々にとっても大変な損失だったと、彼のことを知った今にして思います。

また、国際社会に見放されつつ、周辺国や大国に翻弄されたアフガニスタンやマスード達を見ると、遠くの国のことに関心を持つ難しさと大切さを思い知らされます。アフガンに限らず、国際社会に翻弄されている国はきっと数多いことでしょう。

・・・というマスードの戦いを描いた本を読みました。

どうぞ、安らかに。

アフガニスタン敗れざる魂―マスードが命を賭けた国/長倉 洋海
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審査部のお仕事

商社といえば、日本経済の縮図とも言われ、様々な事業を手掛けており、商社不要論が唱え続けられる中でも日本経済をけん引してきた存在ですが、そんな商社の審査部門の仕事に関心があり(幅広い事業をどのようにチェックしていくのだろうか、とか社内でどんなやり取りをしているのだろうか、とか)、ちょうど商社の審査部について扱っている経済小説があったので読んでみました。

タイトルはそのものズバリ「商社審査部25時 知られざる戦士たち」。

著者は商社で審査を担当されている、まさにその道のプロです。

ある企業の再生をめぐって、再生企業、裁判所、その他債権者等を巻き込んだ案件を軸にしつつ、その中で頻発する別の案件も絡ませながら話が進みます。

主人公は審査部の課長なのですが、社内外で板挟みになりつつも、企業再生と会社の利益のために奮闘します。

正直、体が心配になります。

また、部下の活躍にもスポットライトが当たっていて、部下の成長も楽しみの一つです。

チェック項目としては信用リスクが主ですが、そのほかに企業の成長性や他社動向なども頭に入れつつ動いていて、商社に入ると鍛えられそうだ、という気はします。

体力的・精神的には大変かもしれませんが。

終身雇用制が薄れ、本当の意味でのプロフェッショナルが増えてくると、このような作品も増えてくるのかもしれませんね。

私が描いたらこんな感じでしょうか。

金融コンプライアンス 板挟みの番犬たち」。

・・・ネーミングセンスがなくてすみません(汗)

商社審査部25時 (講談社文庫)/高任 和夫
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既成概念にとらわれない時間の使い方

3月3日の日経新聞夕刊には、歴史作家の童門冬ニ氏がコラムを寄せられていました。

実は、私が歴史に関心を寄せるようになったのも、姫路駅のキオスクで氏の文庫本を買ってからです。

その意味で、私の人生に大きな影響を及ぼした人ということになります。

それはさておき、先日図書館を歩いていると、ちょうど童門氏の時間の使い方に関する著作を見つけました。

英語や試験の勉強や運動、ゲーム(汗)などで時間がないとつい感じてしまうので、時間の使い方について考えなくてはと思っていたところなので、読んでみました。

特に記憶に残ったのは、寝なければいけない時間というのは決まっていないということと、自分の世界を作り出す必要性についてです。

寝る時間については、つい夜中に●時間寝なくてはいけないと考えがちだが、別に寝る時刻はいつでなければいけないと肉体的に定められているわけではないし、細切れにとることもできるはずだ、ということ。

確かに、夜更かしして午前中眠い時も、昼休みに少し目を閉じるだけで眠気がなくなることがあります。

当たり前のようですが、自分の生活を振り返ってみると新鮮な話です。

他にも氏独特の仕事の仕方など、読んでいて面白い話が散りばめられています。

あと、つまらない飲み会は参加しなくてもいいのではないか?とおっしゃっていますが、これは勉強をしなければいけない社会人には結構重要な話だと思います。

確かに、惰性だけでやっている二次会などは勘弁してと思うこともありますね。

時間は大切にしたいです。

童門式「超」時間活用法/童門 冬二
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的外れ・・・

今日の英語のテーマは「figures of speech」。

「figures of speech について何か話して」と言われたものだから、スピーチの構成要素とか?などと思い、「スピーチといえばオバマ大統領を思い出すけど、スピーチは身ぶり、発音、雰囲気ですかね~」なんて応えてしまいました。

figures of speech とは、比喩表現のこと。直喩(simile)や隠喩(metaphor)、擬人法(personification)などがあります。

冒頭の応答は相当の的外れだったことになります。

これはかなり恥ずかしかったです。

一見わかりそうな言葉でも、しっかり辞書を引いておかないと思わぬところで失敗するというお話です(泣)

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諦めると腐る

先日「王様のブランチ」で紹介されていた、江戸川区篠崎の本屋さんに行ってきました。

そこで、同じく紹介されていた本を購入しました。

タイトルは、「NASAより宇宙に近い町工場」。

中小企業のサクセスストーリーかな、と思って読んでみると、全然違いました。

これは、人生の指南書です。

北海道の小さな町工場では、本業とは別に、儲け抜きで宇宙開発を手掛けています。

これまでにロケットを発射したり、独自の施設を設けたりして、外部からも多くの見学者が来るとのこと。

なぜ、非常に難しく、お金もかかりそうな宇宙開発をやってみようと思ったのか。

それは「どうせ無理」という言葉をなくすため、だそうです。

諦めるということは、楽だけれども、可能性をつぶしてしまうガンであり、それは人(特に子供)に伝播して悪い影響を広げてしまう。そして、人生をつまらないものにしてしまう。

だから、一番難しそうなことをやってのけることで、諦めないことの大切さ、続ければいつかは夢がかなうということを証明したかったのだということでした。

書かれていることはシンプルだけれども、実践が伴っていて、とても感動しました。

ジーンとくる、というより頑張ってみようという高揚感を感じました。

自分なりに目標を持って生きていますが、「どうせ無理」という言葉は決して自分にも人にも使わず、可能性を信じようと小さな決意をしました。

NASAより宇宙に近い町工場/植松 努
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