Living Management Consultancy Project

時間が経つのは早いもので、もう留学してから半年が経とうとしています。

ビジネスの基本的な科目が集中した2学期の試験も何とか終わり、息をつく暇もなくMBAプログラムのヤマ場を迎えます。

Living Management Consultancy Project (LMCP)。
文字通り、これまで学んだ内容を使って実際の企業の課題の解決策を提案する、というプロジェクトで、2学期のチームで行います。
実際のビジネスとの接触ということで非常に重要なパートです。

どの会社のプロジェクトを担当するかは抽選で決まります。
今年の企業は、Philips LightingPhilips Healthcare Education 、Philips Healthcare Business EnvironmentEnecoPhotanolでした。

そして抽選の結果、我々のチームはPhilips Lightingを担当。
担当企業が決まると、まずは課題と資料を与えられて読み込みます。
担当企業によって資料の量や内容が異なるようですが、我々は比較的多い資料を与えられていたようです(企業によってはほとんど資料がなかったというケースも)。

資料を読み込んで数日後、次に企業のプレゼンと質疑応答があります。
ここでクライアント側が自分たちの立ち位置と求める課題・解決策を示します(我々のケースでは最初にプレゼンの資料をもらっていました)。
そしてプレゼンの後に質疑応答。
基本的にこの機会しか企業側に質問することができないので(一応メールでのコンタクトはできるようでしたが)、事前にチームで質問すべき事項を考え、確認すべき点などをぶつけました。
事前に用意した質問が終わっても時間が残ったので、他にいくつか質問をし、自分も一つ質問をしてみました(企業内のリソースを使った解決策が可能か否か)。

クリアにすべき点を確認すると、そこから提案の作成とストーリー作りに入ります。
基本的なストーリーとしては、「マーケットが変容しているので、新たなセグメントに参入してビジネスチャンスを確保する必要があるため、新たなマーケットに参入するために業務提携あるいは買収によってノウハウを獲得すべき」という内容です。

そしてその展開でざっくりプレゼン資料を作ると、次にコンサルタントにチェックしてもらう機会が与えられます。
コンサルタントにストーリー展開を説明したところ、概ねOKで若干説得力を増すために改善すべき点を指摘されましたので、その点を踏まえて提案及びプレゼン資料をブラッシュアップしていくことになりました。

そして、ストーリーの細部について隙をなくしたり、リサーチをしたり、また見せ方に工夫をしたり、と準備を進めていきました。

そしていよいよプレゼンの日。
クライアント及びRSMの教授等にプレゼンをした後、それをもとにQ&Aが行われます。
プレゼンは3人で行いますが、質問は全員に当てられますので、リスニング・スピーキングが苦手でも避けることはできません。従って僕も回答する義務があります。
リスニングもスピーキングも得意ではないので戦々恐々としていましたが、チームメイトから「質問が分からなかったら聞き返したりゆっくり話してもらうようにお願いしても大丈夫」というアドバイスを受けていたので、何とかなるだろうと腹をくくることにしました。

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プレゼン・質疑応答が行われた部屋

そして見事にプレゼンが終わり、いよいよ質疑応答に。
まずはプレゼンに対する基本的な確認。チームメイトがうまく回答していきます。
そして次第に突っ込んだ内容に。聞きながらこれは回答するのが難しいな、と思っていましたが、やはりチームメイトがよく捌きます。
このまま当たらずに終わってくれないかな、なんて思ったりもしていましたが、当然そんな訳にもいかず、ついに指名されてしまいました。

当初、質問された意味が不明確で、聴き取りが悪いのかと思って繰り返してもらいましたが、やはり不明確で、さらにゆっくり話してもらいましたが、当然質問内容が変わる訳もなく、自分なりに解釈した内容で回答せざるをえませんでした。
若干苦し紛れ感がある回答ですが、なんとか絞り出して終了。あとはチームメイトがフォローしてくれました。あまりのグダグダ感に自己嫌悪感だけが残りました。

一度目の質疑応答が終了して、一旦退室。
あまりの情けなさにがっくりオーラが出ていたのでしょう、チームメイトたちがあれは難しい質問だったし、よく回答したよ、と励ましてくれました。
と同時にあれはこう回答すべきだったということがその時になって頭に浮かんできて、緊張していたとはいえ悔しい思いばかりが募りました。

そして二度目の質疑応答。
こちらは指名されることもなく聞いているだけで終わりました。
結局質問は1問だけで、その内容もグダグダという悔しい結果で幕を閉じました。

それでも最低限の自分の仕事は果たしたということでホッとしました。

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最後は仲良く記念写真

実のところ、このプロジェクトについては全くと言っていいほどチームに貢献できていませんでした。
1学期でもそうでしたが、時間に限りがあるような課題では議論がかなり早く進むため、どうしても議論の輪に入ることが難しかったです。
もちろん役割分担の分の仕事はするのですが、その仕事のスピードは遅いし、ミーティングでもなんとか二言三言話すのが精一杯。
もともと英語の壁と内気な性格ということが相まってチームメイトとの会話があまり多くはなかったのですが、そのツケが一気に来たという感じもします。

しかし、今回は全員が情報・理解を共有しなくてはいけないので、チームメイトも積極的にサポートしてくれます。最後には丁寧にレクチャーまでしてくれました。
また、たまたまチーム全体が手持ち無沙汰だったときにあるチームメイトと話していて、「大変なのは分かるけれど、結局のところ自分がやるかどうかが大事で、他人のケアを待っていてはいけない」ということを言われました。
そういうことは何度も言われ、その都度もっと努力しないとと思って2歩進んでは1歩後退ということを繰り返していたのですが、またしても背中を押され2歩進むことになりました。
その後には少し積極的に意見を言ったり、積極的に仕事を作って引き受けたりすることができました。
遅ればせながら、少しはチームの役に立てたかと思います。

プロジェクトの進め方や議論の仕方、フレームワークの設定の仕方など学ぶところは色々ありましたが、一番勉強になったのは「その気になれば貢献できる」ということと貢献の仕方を改めて学んだことかもしれません。

ともあれ、何とかプロジェクトが終わったことでプログラムのヤマ場を終えて折り返し地点を越えることになりました。

3学期以降はかなり時間の余裕があるので、就職活動を含め、より自分のしたいことができることになります。
もちろんこれまでも得るものは多かったのですが、当初の目的であるソーシャルファイナンス関連の知識やネットワークの強化や次のキャリアへの動きというのはまさにこれからですので、この時間を有意義に使っていきたいと思います。

最後に、これまで付き合ってくれた2学期のチームメイトに感謝!

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