yes,we can

ついに米大統領選の投票が行われ、民主党のオバマ候補が次期大統領に選出されました。

大統領選で、一貫して「change」「empathy」「we can」と訴え続けてきての勝利でした。

この中で、私が特に感銘を受けたのが、empathyとwe canでした。

empathyとは、共感・感情移入などを意味するようですが、彼は多様な人々が互いに理解しあい、協力することを訴えてきました。

人種・性別・健康その他さまざまな違いはあっても、お互いに理解し協力することで、国家・社会の向上を目指すのだと。

この言葉自体は誰でも言うことなのかもしれませんが、彼の黒人という生い立ちやそれに伴う葛藤が、その言葉を説得力のあるものにしているように思います。

実際のところ、自分と違うものに対して理解しあうことの大切さは、頭でわかっていても、難しいことも多いと思います。

しかし、オバマ候補のこの訴えに共感する人たちが、お互いを受け入れる懐の深さを持ったら、米国という国は一層魅力的で力のある国になっていくような気がします。

ただ、彼が外交でもempathyの理念で向かってくるかは不明です。

日本も、彼のempathyに期待しつつも、硬軟両様の外交を展開し、がっぷり四つに組んでほしいものです。

そして、「we can」。

アフガニスタンやイラクへの派兵やテロとの戦い、サブプライムローン問題に端を発する経済危機によって疲弊し、自信を失いかけた米国人に元気と自信を取り戻させる合言葉。

今の米国にとって、「change」や「empathy」が重要なのは当然ですが、人が人として生きるために最も重要なものは、自信だと思います。

自分に自信があるから、自律的で充実した生き方をすることができ、また、何かを変えられるし、人を理解し、思いやる余裕もでる。

このwe canも、彼がこれまでに数多くの困難を乗り越えてきたからこそ説得力を持っているのだと思います。

ついでながら、オバマ候補の勝利演説も、格調高く、そして力強く、人々をひきつけるに十分なものでした。

こういう演説の上手さはさすが欧米人だと思います。

これから、日本人として米国大統領の彼にきりきり舞いさせられることもあるかもしれませんが、ひとりの人間として、彼の「empathy」と「we can」に最大限の賛意と敬意を表したいと思います。

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