卒業論文草稿(1)

論文作成はドラフトから

先日テキスト科目の単位習得試験を終えたので、これからは本腰を入れて卒業論文に取り掛かることになります。
論文の作成をどのように進めるかは人によって異なると思いますが、自分の場合大まかな構成をノートに書きだしてイメージができたらとりあえずWordで論文の骨組みを作ってみて、そこから文章を肉付けしたり構成をいじったりしています。

今回も同様の進め方で論文を作成しようと思い、ざっくり論点や構成をノートにまとめて、それをもとにWordで章立てをしていきます。
ちなみに卒業論文は様式が細かく指定されているので、大学のウェブサイトから様式をダウンロードして使用することにしました。
全ての論文はこの瞬間から始まりますが、毎度この瞬間はテンションがあがります。どんな冒険が始まるのだろう、と冒険家がワクワクするような感じでしょうか。

では、卒業論文の旅に出発です。Bon Voyage!!(…て自分に言うのは変ですかね?)

 

様式にてこずる

論文には縦書きと横書きがあり、日本史関係の論文や書籍では縦書きが多いですが、奈良大学の卒業論文については指導教官によって決まります。私の場合は縦書きです。

日本史の論文なので縦書きであることは普通なのですが、これまで書いてきた社会科学系の論文は全て横書きで、かつ奈良大学でのレポートもほぼすべて横書きだったので、書いていて違和感を感じました。
唯一の縦書きであった平安文学論は用紙が横長でしたが、卒業論文は用紙が縦長なのでやはり違和感はありますね。
しかも縦長の用紙で縦書きになるとページが複数になったときの表示が左から右になり、縦書きの本を読んでいるときとページの位置が逆になっているのもやりにくかったです。これはWordの設定を変えると右から左にできるので対処は出来ますが、横書きの表示にも影響するので別の横書きの資料を作るときに設定を戻すのがめんどくさそうです。探せばいい方法があるのかもしれませんが。あってほしい。

また、卒業論文ではコンテンツの記載の順序も明確に定められていて、本文→注→参考文献となっています。確かに日本史の論文ではそのような順序になっているように思います。
当初はWordの機能で作った文末脚注の後に本文の記述は出来ないので文末脚注の後に参考文献を書くには文末脚注機能を使えないのかと思っていましたが、こちらはセクション区切りを使用することで脚注機能も使えるということです。よかった。。。
ただ、文末脚注だと脚注を入れるたびに文末に飛ぶので参照に手間がかかるのが難点です。自分が論文を書くときは脚注をすぐに参照できるように同一ページの脚注にしていましたが、なぜ日本史の論文は文末脚注形式なのか不思議です。
ちなみに私が目を通してきた法学系の論文は脚注と文末脚注が半々という感じなので法学の分野にも文末脚注派は結構多いようです。この辺りは掲載媒体の指定などもあるかもしれません。

文章を作る前からいろんなことに躓いてしまいましたが、これも経験ですし早めに確認しておいてよかったと思います。
とりあえず基本的な設定はできましたので、気を取り直して論文作成に励みたいと思います。草稿提出まであと3か月程度。気が付けば少しずつ期限が迫っているのでいつまでも時間があるとダラダラしないように気をつけたいと思います。

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最後の試験ラッシュ(だといいな)

2022年度最初の単位習得試験

今週末(6/18・19)は奈良大学通信教育部で今年度最初の単位習得試験がありました。
私の場合昨年度にレポートが合格していた史料学概論・東洋史特殊講義・書誌学の受験が可能ですので、善は急げと今回まとめて受験することにしました。
さすがに一日で終わらせるのはきついので、土日に分けることに。土曜日に史料学概論と東洋史特殊講義、日曜日に書誌学にしました。

これが全て合格すれば試験で習得が必要な科目は終わりなので、一気に決着をつけたいところです。

 

土曜日の試験

土曜日は史料学概論と東洋史特殊講義。それぞれ1時限目(10:00-)と2時限目(11:00-)にしました。自宅で受験して当日中に回答すればよいので時限はあまり関係ありませんが、早く問題を確認した方が回答時間が長く取れるので朝起きることができるのであれば早い時限を選択するのがセオリー(?)だと思います。

1時限目の史料学の問題は正倉院文書の伝来とその歴史的意義について。
正倉院文書とは正倉院に保存されている奈良時代の古文書群で実務的な文書が1万点以上ある貴重な史料です。
歴史書などの編纂物はどうしても作成者の作為や間違いが避けられませんが、実際に使用された文書は作為はなく実務そのものを示しているので、編纂物の隙間を埋める史料だといえます。
そんなことをつらつら書きました。

試験の回答を書いていいのか、という疑問はありますがこれくらいは履修している方なら誰でもわかっていることなので大丈夫でしょう。当たり前ですがこれだけでは絶対不合格ですし(笑)

2時限目の東洋史特殊講義の問題は科挙についての説明。
中国史において古代と中世の境は唐代中期頃にあるといわれ、その背景にはその頃に安史の乱で貴族層が没落して、代わって皇帝が官僚層を活用して直接民衆を統治する君主独裁体制が確立したことがあります。
そしてその官僚層を登用するためのシステムとして科挙があり、その結果として一般庶民からも多くの人材が登用され、かつ世襲が高い確率で排除されることになりました。

これも試験の回答を一部書いていますが、これくらいのことはテキストの「科挙」という文字が書いてあるところを少し読めばわかることなので大丈夫でしょう。これも実際にはそれなりに論考しています。

それぞれA3の回答用紙の大部分を使った回答になりました。
回答を考えたら後はひたすら回答用紙に書き写します。丁寧な文字を書こうとすると筆圧が強くなるので疲れます。2科目で大体1時間半くらいは書いていた気がします。
できれば郵便局で出したかったので窓口が閉まる18時をめどに頑張りました。そのおかげで無事ギリギリ郵便局に駆け込むことができました。やれやれ。

 

日曜日の試験

日曜日は書誌学のみ。書誌学はレポートの評価が低かったため、試験では十分に時間を取って回答したいと思い、一日をフルに使える2日目にあてました。
ちなみに日曜日は郵便局の窓口が15時までなので実はそんなに余裕はありません(窓口での投函にこだわらなければ一日中時間をかけても大丈夫です)。

セオリー通り(?)1時限目にしているので、試験問題発表の10時を待ちます。
さて、気になる問題は・・・。

次に掲げる用語について説明せよ。

指定された8つの用語についてそれぞれ説明するのですが、用語についての説明ですし、一つ一つに割ける文字数も多くはないので淡々と説明します。用語によって説明の濃淡はありましたが順調に回答することができ、こちらも無事に窓口で提出できました。

これにて今週末の試験ラッシュは終了。
頭も腕も疲れましたが、気持ちよく眠れそうです。

テストが終わったので、これからは卒業論文の草稿作成に注力していこうと思います。
こちらも順調に進んでくれたらいいのですが、どうなることやら。

どちらにせよ、これが最後の試験ラッシュであることを祈ります。。。

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西洋史特殊講義(1)

西洋史特殊講義の内容

奈良大学の通信課程では4年次のみ履修できる科目があり、そのうちの一つが西洋史特殊講義です。テキスト科目の中で強い関心があるのはこの科目が最後でこれを取ればあとはスクーリング科目も余裕をもって履修できるので、今年度はこの科目だけは早めに単位を取得して卒業論文や任意で履修している一般教養科目の勉強に手を付けたいと考えていました。
読みたい本も積読になってますしね。不思議とコミックスだけは積読にならない…(汗)

テキストは4月には来ていたので少しずつ読んではいたのですが、テキストの分量がかなりあってなかなか進んでいませんでした。いや、ただの言い訳です。
しかし気が付けば6月も中旬。卒業論文草稿提出までも4か月を切っているし、他にもしなければいけないことがあるのであまりダラダラもしていられません。
ということで、6月にやる気に火をつけて何とか先日レポートを提出することができました。

西洋史特殊講義のテキストは『近代イギリスの歴史』。西洋史概論のテキストと同じミネルヴァ書房のシリーズです。

 

本書の主題はタイトルの通り近現代の英国史、具体的には16世紀以降の英国の歴史ですが、一応若干ではありますがそれまでの歴史を説明してくれていますので英国史になじみがなくても読みやすいと思います。

本書では16世紀から2010年くらいまでの英国史を取り扱っていますが、ざっくりいうと英国国教会ができたりエリザベス女王が即位したころから英国がEUに加盟したりイラク戦争で国内世論が割れた時期までになります。
ただ一言で英国史といっても元々はイングランドとスコットランドは別の国ですし、逆に今は別の国となっているアイルランドは連合王国の一部だった時期もあり、このような国では各地域の人たちが自らのアイデンティティと自国の歴史をどのように結び付けているのか興味深いところです。

それはさておき、16世紀から20世紀だと及び500年間の歴史ですが、外国の歴史ですし歴史の流れにインパクトを生じさせる要素も日本とは異なりますので、テキストを読み進めるのは大変でした。西洋史ということで登場人物の名前を覚えるのも一苦労です。
ただ、日本が国際社会に登場し英国とも関係を持つ19世紀後半以降はある程度わかるのでテキストもそこまでを中心に読んでみることにしました。時間の制約もありますし。

自分でも十分に咀嚼できているわけではないですしわざわざこんなところで説明するものでもないので学んだことの詳細は省きますが、読んでみたところでは英国史は日本以上に歴史のメインストリームに宗教が影響を及ぼしていること、英国史は海との関係が非常に深いこと(ノルマン・コンクエストやオランダとの覇権争い、イギリス帝国の展開など)、18世紀から19世紀にかけての英国は技術発展と融合した金融イノベーションがすごかったことなどが印象に残りました。
日本は英国と同じ海洋国家で共通点も多いと思いますが、これらの点は日本と似ているようで異なる英国らしい点だと感じました。
日本の歴史上も宗教が絡んだ事例は多くありますが、武家政権の時代になってからは歴史を左右するとまではいかないと思いますし、海を通じて中国などと交流したり攻撃をされたこともありますが、海洋国家としてプレゼンスが高まるのは近代まで待つことになったり、とこれらの点は英国の方が特徴的な気がします。

名誉革命とか産業革命とか、エリザベス1世とか断片的に英国史の用語は知っていましたがそれらは全く結びついていなかったので、多少なりとも体系的に学ぶことができたのはよい機会でした。
金融業界人の端くれとして英国史の概要くらいは知っておきたいものだと歴史好きの金融人としては思ったりもします。資産運用業界でも英国の有力運用会社は多いですので。

 

レポートの内容

レポートのお題は、何らかの分野で16世紀から21世紀初頭の間に英国が変化したものについてその前後の状況を整理して論ぜよ、というものでした。
変化を論じるためには当然その前後の状況を認識した上でその変化した要因や経緯も理解していないといけないわけで、それ自体が学習成果とのことでした。

テキストでは政治体制や国際関係、宗教、経済、文化など多様な分野について述べられていたのでネタになるものはたくさんあるのですが、それらの内容についてはやや漠然とした理解しかできていないので、一番関心がある金融分野の変化について述べることにしました。

現在でもロンドンは世界の一大金融センターですが、18世紀にはロンドンは世界の金融センターの地位を占めていました。英国は18世紀にはオランダから覇権国家の地位を奪っていましたが、金融の中心地はまだアムステルダムにありました。
しかし18世紀後半にアムステルダムで恐慌が起こったりナポレオン戦争でオランダが占領されたりした影響で18世紀末頃には金融センターもアムステルダムからロンドンに移ることになりました。
それとは別に17世紀後半から18世紀には近代的な株式や国債の仕組みができ、証券取引所も誕生したりして、現代の金融の仕組みの基礎がこの時期に出来上がります。
1720年には有名な南海泡沫事件が起きたりしますが、それも健全な規制のために必要なことであったかもしれません。現在でも充実した規制の基礎には不祥事があるので。

また18世紀後半には産業革命期に入り、工業化が進み資本の蓄積が進むとともに巨大資本を必要とする産業が登場します。それは英国内だけでなく米国や大陸諸国にも当てはまることで、英国はこれらの国に積極的に資本投下を行い、英国の金融立国化がこの時に確立します(いわゆる「世界の銀行家」)。
なお、この時期に世界初の投資信託もイギリスで登場しますが、この投資信託も海外への資本投下を目的としたものでした。その名もThe Foreign and Colonial Government Trustで、そのものズバリです。ちなみにこの投資信託は1868年に設定されたものですが、現在も運用が続けられています。

そして19世紀には電信の登場やイギリス帝国の拡大によって物流・金融はより国際化・大規模化していきます。その中でイギリス帝国、そして世界の情報の中心となるロンドンは金融市場としてさらに重要性を増していくことになります。

・・・とざっくりいうとこのような内容をレポートとしてまとめ上げました。
もちろんテキストには経済史・金融史についてこのように詳細に説明はなされていないので、関連する書籍を読みました。レポートの要件も関連文献を2~3冊読むことだったのでちょうどよかったです。というか、どの分野でも踏み込んで理解するにはそれくらいは読んだ方がよいと思いました。

私が参考にしたのは下記の書籍です。

 

 

前者は金融以外の経済についても幅広く説明があって当時の英国経済と金融の状況をリンクさせやすかったです。
後者は金融史にフォーカスしていますが、その分投資信託を含め各種金融制度がどのように発展してきたのかが詳細に説明されていて、こちらも非常に面白かったです。ちなみにこちらの著者の板谷敏彦氏は実務家でもあり『日露戦争、資金調達の戦い』の著者でもあるので金融実務家には是非お勧めしたい一冊です。

苦労しましたが、何とかレポート提出を終えて一安心です。
この週末は昨年度から持ち越した史料学概論・東洋史特殊講義・書誌学の単位習得試験ですが、これらの単位を修得できれば卒業に必要な単位は(スクーリング科目と卒業論文で)揃うので、気合を入れて乗り越えたいところです。

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美術…史?

良い絵画はよき

タイトルに美術史とか書きましたが、もう美術「史」は関係ないですね…。ただのオタク記事です。

先日、ハマっている軌跡シリーズの版画を買って喜んでいる記事を書きましたが、やはり好きな絵画が自宅にあって好きな時に眺めていられるのは楽しいものです。

最近は自宅で仕事をすることが多いですが、仕事の合間に少し絵画を眺めるだけでも気分が変わります。多分風景画を眺めたりしても同じ効果が得られそうです。

前回は軌跡シリーズ三作品の主人公が一堂に会する『三つの軌跡』という作品を購入しましたが、今般以前から欲しかった作品が我が家のコレクションに追加されました。

『暁鐘のクロスベル』。軌跡シリーズ4つ目のタイトルとなる「創の軌跡(はじまりのきせき)」の一幕をモチーフにしています。

暁鐘のクロスベル。タイトル通りクロスベルの新たな一歩を描く。

創の軌跡は閃の軌跡の後日談にあたり、過去の軌跡作品から多くのキャラクターが登場して織りなされるストーリーになりますが、『暁鐘のクロスベル』は零の軌跡・碧の軌跡の主人公であるクロスベル警察特務支援課のメンバーがクロスベル独立のために立ち上がるシーンを描いています。まさに「暁鐘」です。

私がこの作品に惹かれたのは、もちろんイラストとして素晴らしいこともありますが、特務支援課の面々が「零・碧の軌跡」の時代からずっと大小色んな困難にぶつかりながら一つずつ「壁」を乗り越えていく姿に強く共感して非常に思い入れのあるキャラクターだからというのもあります。

特務支援課はもともと警察組織の傍流として設置され、窓際感すら感じさせる組織で当初は誰からも期待されていなかった存在ですが、新米警察官として小さな事件を一つずつ解決していくうちに市民の信頼を勝ち取ったり、大きな事件を解決していくようになり、最後にはクロスベルの英雄的存在になっていきます1この点が創の軌跡のストーリーのポイントにもなってきます。
また特務支援課はリーダーのロイド・バニングス(上の絵の中で旗を持っている青年)を含め基本的に4名のメンバー(+上司)で構成されますが、他の3人が特定分野で非常に高いスキルを持っているのに対し、ロイドの専門性は捜査能力という警察官としては必須ながら他のメンバーに比べると地味(?)なところがあります2ただしゲームでの能力は捜査官としても戦闘員としても高いですし信頼を寄せられています。
ロイド自身も若干それを引け目に感じているふしがあるのですが3時折自分の成功は他人によるもので自分はまだまだという自己評価がみられます(閃の軌跡Ⅱ外伝など)。、彼は捜査能力に加え、持ち前の情熱とリーダーシップ、優しさで見事にチームを引っ張っていきますし、他のメンバーもそれぞれの能力をいかしてチームやロイドを助けていきます。
このように、誰にも期待されていないところからコツコツ頑張るところや際立った能力がなくても努力を積み重ねてチームを引っ張るところがサラリーマンである自分の琴線に触れる気がします。
また、ロイドは空の軌跡・閃の軌跡の主人公と比べて血筋が普通であることも一般人である自分には共感するものがあります。もちろん空の軌跡・閃の軌跡ともに主人公は魅力的ですが。

あと、多くのRPGの主人公と異なり武器がトンファーというのも独特でいいですね。その理由が攻撃ではなく防御と制圧を主眼とするというところも警察官としてのポリシーにあふれていて素晴らしいです。

「三つの軌跡」。左がロイド、中央が閃の軌跡主人公のリィン、右が空の軌跡主人公のエステル。

ついロイド語りをしてしまいましたが、ロイドたち特務支援課が(碧の軌跡の後の)数々の困難を乗り越えてクロスベルの独立を勝ち取るところは特務支援課ファンとしては随一のシーンですし、このイラストを眺めているだけでも零・碧の軌跡(+閃の軌跡)の物語が頭に浮かんできます。よきです。

せっかくなので、「三つの軌跡」と「暁鐘のクロスベル」を並べてみました。

版画を二つ並べるのもいとをかし。背景のカーテンもよき。

もう、軌跡ファンとしてはたまりません。ずっと眺めていられそうです。
背景のカーテン(イースⅧの主人公のアドルとダーナ)もいい感じです。

 

フィギュアもよき!

ここまで絵画のよさを語ってきましたが、もう一つの文化財(?)である立像、もといフィギュアもまたよきです。

大きいフィギュアもいいですが、ねんどろいどとよばれるSD風のフィギュアが好きで日本ファルコム作品(イース・軌跡シリーズ)のキャラクターのねんどろいどについては積極的に集めてきました。

日本ファルコム作品(イース・軌跡)のキャラクターのねんどろいど

まだ十分とは言えませんが、とりあえずイースと軌跡シリーズの主人公を含め、ある程度の数のねんどろいどを揃えることができました。
イチオシのロイドについては制服バージョンのねんどろいども存在し、ネットで販売されているのも確認しているのですが(2022年5月末現在)、レアであるためか非常に価格が高く手を出せずにいます。そのため今は海水浴バージョンで我慢です。

これらのねんどろいどは、基本的にヤフオク、メルカリ、eBay、淘宝、駿河屋ウェブサイトで購入しました。
eBayは海外の、淘宝は特に中国に特化した通販サイトで国内で見つからない商品が意外に安価で見つかることがあります(ゲームソフトを海外で販売する際の特典としてねんどろいどが付属する場合があるため)。

先日はNintendo Switchで発売された那由多の軌跡を購入しましたし、まだSwitchで登場していない黎の軌跡を待つなど軌跡愛はまだまだありますので、引き続き版画やねんどろいどの蒐集も財布と相談しながら進めていきたいと思います。

黎の軌跡はSwitchに移植される前に続編がPSで出てしまいそう…

  • 1
    この点が創の軌跡のストーリーのポイントにもなってきます。
  • 2
    ただしゲームでの能力は捜査官としても戦闘員としても高いですし信頼を寄せられています。
  • 3
    時折自分の成功は他人によるもので自分はまだまだという自己評価がみられます(閃の軌跡Ⅱ外伝など)。
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卒業論文計画書の合否

卒業論文計画書

奈良大学では卒業論文の作成が卒業の要件になっていますが、その前提として4年次の最初に卒業論文計画書を提出して合格する必要があります。

卒業論文計画書の内容としては題目、研究の課題、現状の研究内容、研究の展望及び参考文献・研究資料が含まれ、これらの内容について整理して記載する必要があります。
このような項目について述べるためには当然4月上旬の時点で研究テーマを固めておくことはもちろん、ある程度情報収集をしたうえで論文の道筋も考えておかなくてはなりません。当然のことですが研究テーマについては履修科目で学ぶ内容には含まれないので、自分で資料を探して整理することになります(スクーリング科目で若干コメントはいただけますが)。

私の卒業論文のテーマは小田原用水に関するものですが、小田原用水に関する研究成果は必ずしも多くはなく、手探りの部分も多いですがその分自由な考察ができるので研究はしやすいかと思っています。
しかし、自分の検討の方向性や深度が妥当なものかどうかは自分だけでは判断できず、卒業論文計画書もどのような評価をされるのか一抹の不安がありました。

卒業論文計画書は4月上旬の提出でその結果の返送は5月下旬なので1か月半ほどの時間があり、悶々とした気分が続きました。
一方でその間にも研究は進めておくようにとの大学からの勧奨があり、計画の評価がわからないままで研究を進めることになりました。といっても、実は計画書を提出してからあまり卒業論文の方は手を付けていないのですが。。。

 

卒業論文計画書の結果

悶々とすること1か月半、ついに卒業論文計画書が返送されてきました。

卒業論文計画書。無事に合格判定。

何とか合格判定をいただくことができました。
しかも指導教官の方のコメントはかなりポジティブなもので、モチベーションが高まってきました。やっぱり褒められるとやる気が出ますよね。

ちなみに卒業論文計画書と一緒に副査の先生の連絡があったのですが、その先生はTwitterでもフォローさせていただいている方でした。こちらはフォローされていないので(しょぼん…)、「つながり」というのは違うかもしれませんが、こんなところでもご縁があるのかと驚きました。SNSが世界の人間関係の距離を縮めていることを改めて感じました。

 

卒業論文作成に向けて

無事に卒業論文計画書という関門をパスしましたが、次は10月上旬に卒業論文草稿を提出するというステップが待っています。
10月の時点でどの程度仕上がっている必要があるのかははっきりとしませんが、卒業論文と同じ様式で提出することが求められているため、一応完全な形になっている必要はありそうです。

卒業論文は縦書きの場合400字詰め原稿用紙30-50枚という条件があり、字数にすると12,000-20,000字となります。概論科目のレポートの字数が6,400字程度ですので、概論科目2-3科目分のレポートを書くような感じです。
もちろんテキストやテーマの指定がある履修科目と異なりすべて自分で考える卒業論文にかかる労力は比べ物にならないですが、それでもレポートの数量にして考えると気が楽になるように思います。
いずれにせよ、何もしていない時点では高い壁のように思えることでも始めていくと意外に進められるということもよくありますので、まずは目次を作って枠組みを整えながらどのような論述を進めるか考えていこうと思います。

卒業論文の大変な面を強調する形になりましたが、自分の関心のある事を自分の好きなように論じることができる卒業論文は大学で学ぶ醍醐味でもありますので、しっかり楽しんでいきたいところです。

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童心に帰り史跡を愛す

たまには童心に帰ろう

ゴールデンウイークも早いものでもう最終日、と記事の書き初めに思っていたらさらに日が経っていました(汗)。いつも今年は積読している本を読もうと気合を入れるのですが、全然本を読んでいないという結果に涙しています。西洋史特殊講義のテキストとか卒論の資料を読んでおきたいと思ったのですが、ほとんど手つかずのままダラダラしていました。

それでも歴史学徒(?)としての営みを疎かにすることはできない、と連休中に地元小田原で行われていたイベントを見物してきました。偉そうに言いましたが、ただお祭りに遊びに行っただけです。

例年小田原城から地元商店街を練り歩くパレードがあるのですが、快晴で暑かったのでそれはパスして近くで行われている火縄銃の実演を見てきました。

GWの小田原でのイベント。火縄銃の実演をしていました。

火縄銃を実際に撃っていましたが、一発でも結構大きい音でしたし連発されると耳に結構残る感じがしました。
始めて火縄銃の音を聞いた人はたいそう驚いたでしょうし、この音に驚かないように馬の訓練をするのも大変だっただろうなと500年前の戦国時代に思いをはせました。

 

子どもの頃以来の模型作成

連休は心身を休めるためにあるもので、心身を休めるためには遊ぶのが一番。
ということで、この連休は童心に帰るをテーマに模型作りに取り組んでいました。

模型作りと言えば小学生の頃にプラモデルを時々作っていましたが、電気機関車の模型作りに挫折してから辞めていたのを思い出します。
今回はしばらく前に購入していた長篠城の模型があって放置していたのでこの機会に作成することにしました。
今回作成したのはこちらの模型です。

塗装や部品の作成は不要で、ただ建物や構造物の部品をジオラマに挿していくだけのお手軽な設計です。
指定の場所にプスプス挿していくだけ…なのですがピンセットを持つ手が震えてなかなかうまくいかず、自分の不器用さを痛感しました。

それでもなんとか建物や壁、門などを設置して完成!
ついでに城側から寒狭川(豊川)を挟んだ篠場野といわれるエリアにねこぺん日和のねこくんとぺんちゃんを配置。長篠城を見学している感じにしました。

完成した長篠城ジオラマ。篠場野からねこぺん日和のねこくんとぺんちゃんが見学。

ちなみに篠場野あたりには長篠の戦に臨む武田軍が布陣していて、ここで有名な鳥居強右衛門が捕縛され、磔になったそうです。
私は長篠城に行ったことがないのですが記念碑があるらしく、是非訪れてみたいと思います。

 

長篠城の魅力

未訪問なのに変な話ですが、私が戦国時代の中で最も印象に残っている籠城戦の一つに長篠城の戦いがあり、それ故に長篠城にも思い入れがあります。

もちろん天下の大半を向こうに回した小田原城の籠城戦もインパクトがありますが、わずかな手勢で武田家の大軍と戦い、織田・徳川連合軍の援軍到着まで粘り抜きその後の運命を切り開いた長篠城とその城主・奥平信昌の物語はその激しさや歴史の流れに与えたインパクトを考えると戦国史上有数のインパクトがあります。
もちろん、徳川軍を二度も撃退した信州の上田城や豊臣方の来援まで島津軍の攻勢をしのぎ大友家を救った豊後・岡城の籠城戦も素晴らしいものですが、長篠城の峻嶮な地形も相まって長篠城は特に好きなお城です。

長篠城は二つの川を天然の堀とした要害でこの場所に築城した意図が分かりやすい一方、北側は平地でありこの方面からの攻撃が想定されるため守りが厳重でこちらも縄張りの意図が分かりやすいです。
実際に長篠城を攻撃した武田勝頼の本陣跡は長篠城の北にある医王寺山にあり、北側から攻撃されたことが推測されます。
このように地形を十分に生かしたお城で大軍を相手に戦い抜くというのは籠城戦の物語としてとても魅力的だと感じます。
なお、長篠城主の奥平信昌は長篠の戦いの後は織田信長や徳川家康に目をかけられて出世しており、頑張ったら報われるという展開もサラリーマンの希望となっているかもしれません(笑)

 

文化財と模型

今回は城跡を模型で組み立てましたが、最近では城跡や神社仏閣などの建造物がプラモデルになっているほか、仏像や茶器のガチャガチャ(ガチャポン)も見かけますし、文化財は玩具と非常に相性がいいように思います。

私もガチャガチャは好きなので、建造物の模型だけでなくその辺のガチャガチャもチェックして面白い文化財のガチャガチャがあったら試してみたいと思います。そういう企画をするのも楽しそうで、担当者の方が少々羨ましくもありますね(苦労も多いと思いますけど)。

なお城ラマシリーズには長篠城のほか、やはり武田家の盛衰を象徴するお城で激戦の舞台になった遠州高天神城もあり、こちらもいつか作成してみたいと思います。

・・・と現実逃避しているうちにGWも終わってしまったので勉強勉強。

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