How to cook Zunda

先日無事に卒業も決まり、あとは3月下旬の卒業式を待つだけになりました。
もっとも私は参加できないので、自宅でガウンを着るだけですが(泣)

そして、その卒業式に先立ち、各国の料理のレシピを持ち寄ってRSMだけのレシピ集を作ろうという企画が進行しています。
企画しているのが仲のよかったクラスメイトということもありますが、これが最後のMBA課程のプロジェクトだろうということもあり、レシピを寄せることにしました。

レシピを提供するにあたってはいろんな料理が考えられましたが、なかなか食べる機会がない特徴的なものがいいと思い、第二の故郷である仙台の名物・ずんだ餅のレシピを作ることにしました。
そしてレシピを作るなら実際に自分でも作ってみなくてはならないと思い、作ってみました。

ずんだの緑のペースト部分は枝豆からできています。

そして、その枝豆をさやから取り出し、さらに一粒ずつ薄皮をはがします。
これが結構大変です。

薄皮をはがした豆を加熱した後にすりつぶします。
すりつぶしたら鍋に移して水・砂糖を加えて煮込みます。

煮込んだら冷まして完成です。
あとは団子と一緒にお皿に盛っておいしくいただきます。


冷まして食べるといっそう美味です。

日頃気軽に食べているずんだですが、実際に作ってみると結構手間がかかりました。
特に薄皮を取るのは気力が必要です。

ちなみに後日スーパーマーケットを歩いているとずんだペーストが売っていました。
これがあればいつでも簡単にずんだ餅を食べることができて重宝しそうです。

ちなみに調理の過程を英語で表現するのは初めてだったので料理関係の多くの英単語を学ぶことができ、大変勉強になりました。
例えば大さじはtbsp(=tablespoon)、小さじはtsp(=teaspoon)というそうです。

このレシピがきっかけになって、愛するずんだ餅が是非世界中で食されるようになってくれればと思います(笑)

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卒業決定!

昨年1月に留学して1年強。

色んな苦労をしながらもクラスメイトや留学仲間の助力もあって一つ一つ乗り越えていくことができました。
授業についてもすべて単位認定を受けることができました(実は追試とかあったけど…)。

そして、先日ついに学校から卒業決定の連絡がありました!

当校の場合、12月に授業がすべて終わりますが、それ以降に課程の一環として任意でインターンシップをすることが可能で、その場合はレポートの提出が卒業要件になるため、単位をすべて取得した後に2月頃の学校から正式の卒業決定通知があって卒業決定となります。

自分の場合はインターンシップをせず単位認定は全て終わっていたので卒業はほぼ決定していたのですが、正式に決定の連絡を受け一安心です。

こうして正式に決まってみると、留学中の出来事がいろいろ思い出されます。

ともあれ、これまでご声援・ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。

なお、私にとっては次のキャリアが始まるまでがMBA留学ですので、次のキャリアを始めるまでの様子を引き続き留学記としてつづっていきたいと思います。

また、卒業を記念してちょっとしたプロジェクト(?)も検討していますので、もし実現したらお知らせしたいと思います。

読者の皆さまにも引き続きお付き合いいただければ幸いです。

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「世界青年の船」ローカルユースに参加

帰国後東京に拠点がないので仙台で就職活動にいそしんでいるところですが、無職の身ですのでそれほどすることもなく、時間と体力を持て余していたりします。

そんな折、たまたま「世界青年の船」が東日本大震災の被災地である大船渡市に寄港し、それに合わせてローカルユースとして東北地方の青年を寄港地に招いて世界中から集まった青年と交流する機会があるということで参加することにしました。

世界青年の船」とは日本人青年の国際感覚を養うため日本を含む世界10か国(ニュージーランド、コスタリカ、メキシコ、フィジー、スリランカ、トルコ、アラブ首長国連邦、バーレーン、ケニア、日本)から集まった青年達が一つの船に乗り合わせ、日本の各地を訪れるという事業で、今年は沖縄・神戸・大船渡の三か所に寄港しています。

今回参加するローカルユースは約40名。仙台と盛岡に集合し、バスで大船渡まで向かいます。私は仙台組で大船渡まで約4時間の旅でした。

道中は本を読んだりしていたのですが、たまたま事前に連絡を取り合っていた方がいて道中話し込んでいました。
その中で歴史が好きだという話をすると、なんと東北地方出身の某著名歴史人物と深いご縁があるということで感激しました。世界は狭いです。

高速道路を外れて一般道を長い間走っていたのですが、震災の傷跡が未だにそのまま残っているところも多く、改めてこの度の震災の深刻さを感じました。
震災から間もなく2年になりますが、復興の下準備を進めるのもなかなか進まないのが現実のようです。

またリアス式海岸という地形の故に山間部まで津波の傷跡が残っていて、確かにこのような山の中では津波というのは想像しにくいかもしれないという印象を受けました。

そうこうしているうちに、目的地の大船渡市に到着。
今回の舞台は港に停泊している客船「ふじ丸」。

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客船に乗るのは初めてなのでわくわく。

船内に入ると早速オリエンテーション。
基本的な事項について一通り確認したあと自分の部屋にチェックイン。
部屋は3人用で、同室の人がもう一人。

しばらく部屋で休んだあと、元々船内に乗っていた同じグループの人たちと顔合わせ(参加者はグループ分けされています)。

そして自己紹介をしたあと、彼らのその日の活動についてディスカッション。
我々がバスに乗っている間、彼らは地元の小学校を訪問し、子どもと遊んだり先生にお話を聞いたりしていたそうです。
学校は今どういうところで苦労しているのかを聞いたところ、体育館が小さいので、寒い中屋外で運動させざるを得ないことや児童のメンタルケアが大変ということでした。
児童の半数がカウンセラーのカウンセリングを受けているそうです。

ディスカッションは原則として全て英語なのですが、話についていけたことに我ながら感動しました。苦労しながら留学生活をこなした甲斐もあるというものです。

ディスカッションが終わると今度はレセプションパーティ。
ゲストも多くいらっしゃっていましたが、その中には大船渡市長や、久保田陸前高田市副市長も。
久保田副市長には留学前にもお世話になっていたので、簡単に留学生活のご報告をしたり、被災地の復興の進捗状況についてお話を伺ったりしました。

また、事前にアラブ首長国連邦の人たちがローカルユース全員にターバンなどをプレゼントしてくれたので、ノリノリでそれを頭に付けて参加。

しかし、巻き方がよくわからなかったので着けてもらいました。

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これでアラブの一員です。

ちなみにこの同室の方、話を聞いてみるとなんと同じ大学出身であっただけでなくサークルまで同じだったようで、共通の知人の話題も出てきました。世界は狭いものです。

パーティではできるだけ色んな外国人の方に話しかけてみました。
さすがに外国人と話すのも以前よりは気軽にできるようになりました。

そして1日目は終了。

2日目は朝食から。
朝食はホテルのような充実したバイキング。
せっかくなのでしっかり食べました。

2日目のメインは大船渡市の見学。
グループ毎に訪問地が分かれているのですが、我々のグループは大船渡市に本社を置くさいとう製菓の工場を見学しました。
さいとう製菓は「かもめの玉子」というお菓子で有名です。

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「かもめの玉子」をいただきました。美味。

工場では工場長の方に業務概要と被災時の状況についてお話を伺いました。
被災したとき、さいとう製菓の本社は海岸沿いにあり、本社は完全に津波に飲み込まれたそうで、また工場も津波の被害こそなかったものの、生産ラインの機械が破損したり動いてしまったりして稼働不可能になったそうです。
生産ラインは各工程が厳密に連携しているので、機械が動いてしまうと前後の工程とうまくつながらないため稼働できないということでした。

幸いにして従業員の犠牲はなかったものの、やはり家族の中には犠牲になった方もいらっしゃったそうです。
しかしながらそこから不屈の闘志で、わずか1か月後には再稼働を果たします
その時期の復旧は被災企業の中でもかなり早く、現地の人たちを勇気づけたと言います。
また大船渡・陸前高田両市110か所の避難所にかもめの玉子を提供したほか、商品を載せた車が立ち往生した釜石市でもその商品を全て被災者に提供したそうです。
実際これで命をつないだ人もいたそうで、大きな支えになったと思います。

また震災直後はガソリンや原材料が品薄で、また常時の仕入れルートが十分に機能せず、原材料の確保にも大きなエネルギーが必要だったそうです。特に卵は必死にかき集めたということでした。
不躾にも買い占めの批判はありませんでしたか、という質問をしてみましたが、一般消費者と法人では購入する枠が別なのでそういうことはなかったとの回答。

質疑応答では海外の青年達からも質問が。
かもめの玉子がみんなに好評だったので「輸出や海外展開はしないのか?」という質問がありました。消費期限などの理由で輸出は難しいという解答でしたが、中東の人からは「中東ではフランスからチョコレートを空輸して売っているので日本からでも大丈夫」という応答があり、相当熱が入っているようでした。今後の同社の展開に期待です。

お話を聞いたあとは工場見学。同社商品「ごまたまご」の生産ラインを拝見しました。
機械の動きと人の動き、それぞれがうまく連携していて製品がスムーズに流れていきました。従業員の方は集中力を切らすこともなく、率直にすごいと思いました。

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商品の箱を作る機械と箱詰め工程。

昼食は従業員の方と一緒に。
幸運にも研究開発担当の方とご一緒することができ、色々聞いてみました。
仕事柄色んなお菓子を食べてこられたということで、どのお菓子が一番おいしいと思うか聞いてみると、「大手メーカーはもちろん、町の小さいお菓子の店でもこれは真似できないと感じさせるような商品がひとつはあり、どれが一番とは決められない」ということでした。

最近の商品開発の課題としては「若者をいかに取り込むか」ということがあり、ショコラ風かこめの玉子や季節毎にフレーバーを変えた商品を販売するなどのとりくみをしているとのことでした。

また商品開発で一番何が難しいかと聞くと、企画した商品を実際に生産ラインに乗せるのが難しいということでした。営業部門などとの意見交換で面白い企画ができても、生産するためにはそのための制限(固さ、賞味期限など)があり、それをクリアするのが大変だそうです。

最後に記念撮影。「世界青年の船」のために旗まで作っていただいたそうです。
ありがとうございます。

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ご多忙中ありがとうございました。

船内に戻る途中に「かもめの玉子」販売店舗と大船渡市の仮設商店街を訪れました。
津波で多くのものを失いながらも再起を期しての商店街設立ということで、その強さを改めて感じました。ちなみに商店街の中はFree-WiFiでした。

船内に戻ってグループでディスカッション。これまでのスケジュールが大変だったようで参加者はお疲れのようでしたが、議論に入ると盛り上がるものです。
せっかくなので自分の被災経験やローカルユースに参加した理由などを話しました。

ディスカッションのあとは、各国の青年達のパフォーマンス披露。
日本を含め、各国の伝統的な踊りなどを披露してくれました。
ちなみ日本の方の出し物は、岩手県の実行委員の方のさんさ踊りと日本人青年のソーラン節でした。

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コスタリカ伝統の踊り。

各国とも気合いが入っていて、非常に見応えがありました。

そしてその後は再度パーティ。
2日目は陸前高田市長がお越しでした。

2日目は日本人青年の方やローカルユース、グループのメキシコ出身の青年などとお話ししました。
メキシコの青年は非常に優秀で、現在某米国名門大学院を受験中とのことでした。
英語、スペイン語に加え日本語もある程度分かるようで、バスの中ではグループの日本人人が「鶴の恩返し」を日本語で語っていました(笑)

パーティが終わってもう休もうかと思っていたら、ローカルユースの人が被災経験についてプレゼンテーションを行うので集合ー、とのお話があったので行ってみました。

プレゼンを行ったのは宮城県の大学の2人の大学生。
2人ともその若さで人前でプレゼンをするだけですごいと思うのですが、特に一人は英語でプレゼンをしていて、自分が去年初めてしたことを学部生の時に既にできているのかと感嘆しました。

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ローカルユースによるプレゼンテーション。

プレゼンでは被災時の状況や復興に向けた学生の取り組みなどが紹介されました。

直前にこういうのしたいよねー、という話は聞いていたのですが、生憎オランダで行ったプレゼン資料が入ったパソコンを持参しておらず、今回は断念…

ともあれ、若い方の優秀さと情熱に触れて、こういう人たちに復興の原動力になってほしいと思いました。

3日目の朝は9時に出港することになっていますので、朝食を終えて、最後の挨拶。
短い間でしたけれど、色んな人と話すことができて大変有意義でした。
留学中にも感じていたことですが、世界には本当に優秀な人たちがいて、そういう人と触れ合うだけでも刺激を受けますね。

最後は船外から別れを惜しみながら紙テープの挨拶。
映画を見て憧れていたので、実際にできて楽しかったです(笑)

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船上から紙テープの嵐。

お別れに際して、各国の青年がお土産をくれました。
スリランカの人たちはポロシャツをプレゼントしてくれました。

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各国の青年からの贈り物。

2泊3日という短い期間でしたが、被災地の現状を見たり各国の人たちと触れ合うことができて非常に有意義な時間でした。
また、彼らと英語で話すこともできるし、外国人だからといってそれほど壁を作らないでいられるという留学の成果を確認する機会にもなりました。

今後も彼らや留学中の友人を含め世界中の方々とつながっていきたいですし、また彼らが日本に目を向けてくれるような情報発信にも微力ながら取り組んでいこうと思います。

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就職活動戦線異状アリ!?(2013年1月編-3)

東京滞在4日目は欲張ってスケジュールを入れたためにかなりバタバタしました。
しかもありがたいことに某コンサルから面接のお話があったため、面接まで入ることになりました。

まずお昼には人材大手のパソナに、パソナが手がけている「良い会社プロジェクト」について担当者の方にお話を伺いに行きました。
東京駅からすぐで非常に便利な立地です。


パソナ本社にお邪魔しました。

オフィスに入ってすぐに飛び込んできたのが植物工場
パソナが植物工場を運営しているというのは聞いたことがありますが、実際にオフィスの中にあるのを見ると非常に面白いです。

現在はコストがかかっているけれども将来的にはコストを下げることが可能だし、また安定した生産を実現できるようになるので将来有望とのこと。
また水と少々の肥料だけで育成でき、栄養価も問題ないということでした。
世界的な人口増加や食料安全保障の観点からもこういう取り組みには期待したいですね。

ちなみにランチをご一緒した時にこの野菜を頂いたのですが、味も普通の野菜と遜色なくおいしかったです。

こちらはパソナが一般に開放しているカフェ。カフェにはピアノがあり、よく演奏されているのですが、社員の方も演奏されるということです。
パソナの社員の方には音楽をずっとされてきた方も多くいて、そういう方が音楽を発信する機会を提供し、その道で活躍するきっかけとなるようにということでした。

ランチでは「良い会社プロジェクト」についてお話を伺いました。
良い会社プロジェクトとは、主に従業員満足度(ES)に焦点を当て、ESが高いとされる会社の特徴を調査し、その結果を基に多くの会社に働きかけて良い会社を増やしていく取り組みです。

特に社員のモチベーションが高くなるような取り組みをしている会社が良い会社とされ、特に未来工業鎌倉投信という会社を高く評価されていました。
未来工業は「日本一社員が幸せな会社」として有名ですし、鎌倉投信も良い会社を選別し、投資家と投資先企業をつないで両社の距離を近くするという取り組みで有名です。

またパソナでは起業家を支援する取り組みの一環としてインキュベーションセンターを設置し、企業を目指す人と社員の交流、また異業種交流を促しています。
このような取り組みも興味を引きました。

上記のピアノの話も含め、パソナという会社は人材会社として「働く」ということに真剣に向き合っているという好印象を受けました。

午後には依然あるイベントでお会いした大学の先輩からご連絡を頂きお茶することに。
その方も留学経験があり、しかも私の留学先であるRSMも志望校の一つだったということで強いご縁があるようでした(笑)
その方は金融機関勤務で、私も金融業界も就職先として検討していることから最近の金融業界の動向について伺いました。
1年間日本を離れていて、金融業界の動向についてはほとんどフォローしていなかったので大変勉強になりました。

また、話を聞いていて企業が合併するというのは本当に大変なことであること、バック部門であってもポジションによっては経営企画のように行動な調整能力が必要とされ、同時に会社に大きな影響力を持ちうるということを感じました。

この方とは直接お会いしたのは1度だけだったのですが、Facebookで東京にいることをポストしたところ、ご多忙中にも関わらずお時間を割いていただいて感謝してもしきれません。前回の面接のケースもそうですが、本当に色んな方に支えられているのを実感します。ありがたいことです。

そして話を終えたらすぐに移動して今度はエージェントとの面談。
前職が資産運用会社のコンプライアンスということで、資産運用会社のポジションについて話を聞きました。
私の場合はやはりコンプライアンスのポジションの紹介が多いのですが、コンプライアンスのほかマーケティングのポジションもよく紹介されます。
残念ながら、関心のあるアナリストや商品企画部門については紹介は全くありませんでした。経験者が求められていて、この年からアナリスト業務を始めるというのは現実的ではないのでしょうね。こればかりは運ですからどうしようもありませんが。

ただ、現時点では資産運用会社のポジションはあまり希望していないので具体的な話には至らず。とりあえずアンテナだけ張っておいてもらうことにしました。

面談を終えて夕方の某コンサル面接へ。
事前に担当エージェントの方とお会いして面接の準備をすることになっていたので早めに到着。
面接する企業の特徴や面接の内容、言うべきことなどについて確認をし、面接会場まで同行していただきました。
ここまで丁寧に対応してくださるエージェントは初めてだったので驚くと共に、非常に心強かったです。

そして面接へ。1次面接はコンサルタント2名が担当されました。
最初にお題を渡され、10分でプレゼンの準備をし、5分でプレゼンすることになりました。
プレゼンは留学中に散々やったので焦ることもなく、淡々と行いました。
ポイントもしっかりと押さえ、質疑応答に
ついても自信を持って行うことができました。

その後は一般的な志望動機や経歴の確認などで、コンサル特有のものはありませんでした。面接自体も和やかな雰囲気で終了しました。

この日の予定はこれで終了です。

そして東京最終日。

この日は昨年ロッテルダムにいらっしゃったコー円卓会議の日本支部の方を事務所に訪問し、ご挨拶を兼ねて昨今のCSRの動向についてお話を伺いました。

最近企業が注目しているCSRの分野について訪ねると、答えは「人権」でした。
人権といっても幅広いのですが、特に従業員の人権に関するもの(例えば長時間労働)などが課題となっているそうです。
特にグローバルな企業活動が増えると国毎に異なる人権の概念をどのようにすり合わせるかが問われることになってきますし、国際的な基準を作ろうとすればなおさらその傾向が強くなってきます。

消費者に近いアパレル業界などが特にCSRに注力しているそうで、日本でこの人権の課題に積極的取り組んでいるのは有名な某高級アパレルブランドだそうです。
そのブランドは私も好きなブランドだったので、ますます好感を持ちました。
こういう風にCSRはブランドとなっていくのだと実感(笑) BtoC企業がCSRに力を入れるのも分かるというものです。

最後に貴重なお話を伺って、その足で仙台に帰還。
帰りは新幹線だったので、気楽な旅でした。

就職活動という点では大きな進捗はありませんでしたが、色々学びのある東京出張でした。
広報・IRにコンサルと方向性としてはあっちに行ったりこっちに行ったりという感じですが、話を聞くたびに各職種の魅力を感じるので、この調子で多くの方からお話を聞いて、将来結ぶことのできる「」を増やしていきたいと思います。

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就職活動戦線異状アリ!?(2013年1月編-2)

さて、多くの書類選考落ちの末に何とか面接が入ったので東京に行くことに。
しかしお金がないので高速バスでの状況となりました。

せっかく東京に行くのだからご挨拶や情報交換もできるだけしておきたいと思い、スケジュールをできるだけ詰めることにしました。

まず最初に到着早々、欧州MBA仲間と合流し飲み屋へ。
留学生活など積もる話もあるはずなのですが、普段からSNSでやりとりをしていることもあり、メインの話題は就職活動。

お互い楽勝とはいかないのですが、彼は経験豊富で大きなキャリアチェンジも志向していないということもあり、こちらよりは先行気味な印象。
まあ、キャリアチェンジの必要性は人によるので羨ましいとも言っていられないのですが。
ともあれ、それぞれ集めてきた情報やノウハウを持ち寄って今後のことを話し合いました。
苦労している時に仲間がいるというのは本当に心強いものです。

最初の二日は立川に宿泊。
ホテルからは富士山も見え、いい景色でした。


ホテルから。富士山もくっきり。

二日目は夕方に面接の予定があったので、お昼のうちから会場の近くに。
その会社で働いている方とお会いして、色々お話を聞くことができました。
非常に働きがいのある会社で、是非とも働いてみたいという印象を受けました。

ありがたいことに社史なども読ませていただき、その会社のアイデンティティなども感じることができました。

夕方まで資料を読んだりして準備をして、いよいよ面接へ。

今回の面接はIR(Investor Relations)のポジションだったのですが、あらかじめIR関係の業務経験者の方にもアドバイスを頂き、IR担当者として求められる要素やIR業務の醍醐味などについて聞き、自分のアピールポイントと組み合わせて話せるようにしました。

そして面接。その会社の業務やアイデンティティについては調べていましたし、IRポジションに求められることや今後やりたいことについても考えを練っていましたので、十二分に話せたと思います。

留学生活についても、いかに自分が頑張ってきたか、タフになったかということを話しました。ある意味タフさが留学生活の一番の収穫だったかもしれません。

あとは自分の性格・考え方について聞かれましたので、そこは自然体で飾らずに応えました。飾ってしまってはあとでミスマッチが生じる原因にもなりますので、あえて弱点とも考えられることも話しました。

いい感じで面接を受けられたと思ったのですが、後日頂いた結果は不合格(泣)。

すごく行きたい会社だっただけに非常に残念ですが、落ち込んでいる訳にもいきません。
先方がこちらに魅力を感じなかったのであれば、それはそれで仕方ありません。

就職活動をする身としては「士は己を知るもののために死す」ということで前を向くしかないですね(といいながら「己を知」ってくれた会社を二度退職している訳ですが…)。

面接のあとは、兼ねておつきあいのある方に誘われ、NGO/ソーシャルファイナンス関係者の飲み会に参加。

参加されていたのが大手金融機関の方であったり、世界平和を目指すNGOの方であったりしたのですが、皆さん世界が広く、大変勉強になりました。
活動範囲がグローバルなだけでなく人間関係も広く、自分の立ち位置もはっきりしており、自分もこうありたいと思わされました。

その翌日は面接の予定もなくリラックスして色んな人と会いました。

午前中はMBAを通じて知り合った方を介して某エージェントとミーティング。
それまでもやり取り自体はあったのでその時に新しい案件をたくさん紹介いただけたわけではないですが、その時に経営コンサルについても希望に加えたこともあって、その後はいくつか紹介を頂きました。ありがたいことです。

ランチはTwitterでつながった某MBAの方と。
それぞれ出身業界が違うということもあり、仕事の話で盛り上がりました。
やはり違う業界の話は新鮮でいいですね。
二人の方とご一緒したのですが、一人はまだ就職活動中ということで、こちらも今後情報交換していきましょうという話になりました。

午後は予定がなかったので、留学前に住んでいた街をブラブラ。
たった1年前ではありますがすごく懐かしい気持ちになりました。
街並みは全く変わっていませんでしたが。

夕方はMBA受験でお世話になった濱口塾の先輩の方と合流し、ご厚意でお宅に泊めていただきました。
ちなみにこの先輩には留学中も英語やクラスの中での振る舞い方のことなどでアドバイスを頂いており、お世話になりっぱなしです。
ご多忙の中、夕食をごちそうになり、就職活動についてもアドバイスを頂きました。
本当に感謝してもしきれません。いつか恩返しできる日が来るのを待っています。

そして東京滞在も後半へ… (つづく)

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就職活動戦線異状アリ!?(2013年1月編-1)

昨年末に帰国し、東京を離れてからはずっとインターネットに張り付いて、求人案件・エージェントの検索→エージェントへの連絡→エージェントとの電話面談→応募というプロセスの繰り返しでした。

前職は資産運用会社でコンプライアンスの仕事をしていたのですが、現在は社内外の色んな人とコミュニケーションをとって、知見や人間関係を広げつつ経験を積むことができるような仕事を探していて、主に広報・IR/CSR/経営コンサルティングといったポジションを検討しています。

しかし、留学してMBA課程を終えたとはいえキャリアチェンジは容易ではありません
MBAの価値がそれほど評価されない(留学して英語ができるようになった+α程度)うえ、中途採用のニーズが多い時期は8・9月頃ということで、最近は年度末が近いということもあるのか求人案件が少ない時期になっています。
そのため企業側の応募者を見る目も厳しくなっているようです。
結果として、経験が2年程度ある広報・IRでもなかなかエージェントが相手にしてくれないということが続きます。

実際広報・IRのポジションは20くらいはエージェントに応募したいという希望を伝えましたが、8割くらいは応募できないという返信です。
そして残りの2割は応募してくれるのですが、経験不足ということで書類選考が通りません。やはり職歴の壁は厚いです。

そんな感じで1ヶ月ほど過ごしていたのですが、ある案件(IRポジション)にどうしても応募したくて、エージェントに断られた案件を別のいくつかのエージェントに打診を続けていたところ、あるエージェントが応募してくれることになりました。

その企業は人気企業のため相当な競争が予想されることから、志望動機や自己PRなどもしっかり準備して書類を提出しました。

すると、多くのエージェントに断られ続けたにもかかわらず、面接に呼んでいただけることになりました
エージェントのほとんどが「競争は激しく、2年程度の経験では相手にされない」と言っていましたが、場合によっては経歴以外のポテンシャルも見られていることがあるのだと感じました。
他の断られた案件もその可能性があると思うと、とにかく興味のある案件は応募してみるのがいいのかもしれません(エージェント側は迷惑かもしれませんが…)。

ということで、1ヶ月ぶりに東京に行くことになりました。
貧乏無職なので夜行バスで。仙台-東京3,000円と格安でした!

せっかく東京に行くなら面接1件だけではもったいないと、できるだけ多くの人に会うように計画していきました。

そして、ついに東京へ…(つづく)

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