奈良大学通信教育部を卒業しました
先日の記事にも書きましたが、卒業論文の合格に加え単位数も卒業要件を満たしたということで卒業確定の通知がありました。
たくさん学んで、たくさん記事を書いてきた奈良大学での学びもこれで終わりかと思うと、感慨深くもあり、少し寂しくもあります。とはいえ、もう1年続けて試験会場で試験を受けたいかといわれると躊躇しますが…
そして、卒業するからにはやはり卒業式には出たいと思っていました。
コロナ禍の影響でキャンパスに行かずじまいだったことに加え、大学の卒業式に出席したことがないので、ここはやはり行くべきだと。
ということで行ってきました、奈良大学!
奈良大学卒業式
奈良大学は奈良県と京都府の県境に近い近鉄の高の原駅近くにあります。
駅前には大きなイオンモールがあるのですが、その敷地内に県境があるのが特徴だそうです。施設の中で県が異なると行政手続きとか困惑することもあるかもしれませんが、その辺の話も調べてみると面白そうです。
さて、駅前のロータリーではバス待ちの行列が。この日は奈良大学の卒業式のために直通の臨時バスが運行されていました。
そしてバスに揺られること少々、ついに奈良大学のキャンパスに到着です。
卒業式が開催される講堂前には多くの大学生が集まっていました。
自分にとって奈良大学は通信課程だったので社会人・シニアの学生が多いイメージを持っていましたが、奈良大学もほかの大学同様に通学部がメインの大学なので、卒業生も若い学生がほとんどです。当たり前のことではありますが、思い込みとは怖いものです。
そして、そのような若い学生の中に自分のような社会人が混じっていることに若干の引け目と戸惑いを感じてしまいました。マスクをしていたので若い学生から変な目で見られることはなかったですが。
それはともかく、講堂に入って卒業式です。
会場では学部・学科ごとに分かれ、通信教育部も一角に席が割り当てられていました。
ここで初めて通信教育部の学友の姿を見るのですが、思っていた以上にシニアな方が多かったです。生涯学習ですね。
私は面識のある方がいなかったのですが、親しくお話しされている方もいらっしゃって、どのように親しくなる機会を得たのだろうと不思議に思っていました。
コロナ禍から在学されていてスクーリングをキャンパスで楽しんでいた方はお互い仲良くなっていたのかもしれません。羨ましいです。
卒業式が始まり、学長や在学生、卒業生代表の式辞、答辞などがあり、つつがなく卒業式は終了しました。
途中校歌斉唱があり、大学にいるんだとしみじみ感じました。
残念ながらメロディーがわからないので歌えませんでしたが、テンションは上がりました。
ちなみに動画サイトでも奈良大学の校歌はアップロードされていないようで、特に通信教育部の学生は練習することもできなさそうです。そういう発想があったわけではないのですが、残念。。。
卒業式が終わると通信教育部の学生が集められ、それぞれに卒業証書・学位記が授与されます。
これで晴れて奈良大学卒業生、学士(文学)となり、歴史学の道を歩む第一歩を踏み出したと言えそうです。なお、学部・学科が同じなら学位は通学部も通信教育部も同じで、その点で差はありません。
卒業証書を手にして、ああ本当に卒業したんだな、としみじみ思います。
たまたまインターネットで広告をみかけて、自分も歴史を学術的に学んでみたいと半ば軽い気持ちで飛び込んでみたのが2年前。
そこから関心もなかったような科目も含めたくさんの科目を履修し、学んできたことが思い出されます。
実際に通学していた大学・大学院の卒業時ほどの感慨はないとはいえ、努力して人生の一里塚を通過したことにはやはり達成感・充実感があります。
とはいえ、自分はまだまだひよっこ。卒論も十分に考察を深めることができたとは言い難いです。
小なりとも研究を志しているんだと胸を張って言えるように大学院では史料の扱いも含めて歴史学の方法論を学んで自分のテーマの研究を進めていきたいと思います。
奈良、奈良われら奈良大学ーー♪