はじめての〇〇かい

実務家研究者として生きていくために

長年の努力が実り経営法で博士号をとって早半年。実務家研究者としてもキャリアを積んでいきたいと思っているのでアカデミックな活動にも力を入れていきたいと考えていたところ、ご縁があってとある研究プロジェクトに参加させていただくことができました。

このプロジェクトは非常に勉強なるうえ自分の実務経験も活かすことができるので自分のアカデミックな活動の第一歩としてはとてもありがたい機会なのですが、プロジェクトである以上終わりがあるので、継続的にアカデミックな活動を行う道を考えなければなりません。

ほとんどの分野アカデミックな活動を行う場としてはおそらく学会が最も一般的なものだと思いますし、複数の学会に所属している研究者も多くいらっしゃるようです。
そのため、とりあえず学会に入ってみようと思ってどんな学会があるのか調べてみました。

関心のある分野が投資信託などの投資運用業関連ということで「投資信託 学会」で検索してみるといくつかヒットしました。
それぞれの学会のウェブサイトを見てみると機関誌に寄稿されている論文も面白そうなものがあり、理事の先生も有名な研究者や読んだことのある論文の著者だったりする学会もあり、こういう学会に入会してみるのもいいかもと感じました。
特に日本金融学会という学会は歴史に焦点を当てた歴史部会があり、歴史も重点的に学びたいと思っている身としては惹かれるものがあります。

一方で、学会に入会するにはハードルもあります。一つは会費、もう一つは学会にもよりますが会員の推薦が必要なことです。
会費は飲み会代程度のことが多いので飲み会を我慢したと思えばいいのですが、それでも入りすぎると会費の負担は大きくなりますし、多くの学会に入ってもそれぞれの学会で十分な活動が行うのは難しいでしょうから、多くても3つか4つくらいに留める必要がありそうです。

それ以上に大きいのが会員の推薦だと思います。そもそも自分の周りに入会したい学会の会員がいるかどうかわかりませんし、わかったとしてもその方との関係がそれなりになければ推薦を依頼するのも容易ではないと思います。
生粋の大学院生や研究者だとネットワークもあるのでしょうが、私のような実務家はどのように会員にアクセスすればよいのか、それだけで悩んでしまいます。

アカデミックな活動への道のりの最初から暗雲が立ち込めています。。。

 

小さな行動が転機をもたらした

そんな風にどうやって学会に入会してアカデミックな活動を始めようか考えていたところ、転機が訪れました。

ある日Twitterを眺めていたら論文を書かなきゃ―、みたいなことをおっしゃっていた方がいたので、自分も「論文を書きたいな」とつぶやいたら反応していただいて論文を書く機会をいただける学会を紹介いただき、とんとん拍子に入会することができました。

雑誌や学会誌などに論文を投稿する予定のことを「論文債務」といったりするようなのですが、その論文債務という言葉に憧れていて自分も「論文債務履行しなきゃ…」みたいなことを言ってみたいと思っていました(笑)
そして、学会に入会させていただいた流れで論文債務もいただくことができました。

論文債務の履行時期はかなり先で内容もあまり考えていないですが、せっかくなので投資信託の実務関係でホットなトピックを扱うことができればいいと思っています。

論文債務といえば、おそらく来年度は奈良大学の卒業論文も作成しなければいけません。
卒論など学位論文は自分のためにするものなので論文債務とは言わない気がしますが、ともあれこちらの論文もしっかり仕上げたいと思います。
できれば歴史学の方も学会に入るなどしてアカデミックな活動をしたいと思っていますので、こちらの方面も今後の研究分野を絞っていきたいところです。

本当は法学の研究と歴史学の研究で交差してくれるといいのですが、今のところはなかなか接点が思い浮かびませんね。
思いついたものとしては、投資運用業では日本版スチュワードシップ・コードが注目されているので、そのスチュワードと日本の荘園制度を絡めて、日本の歴史から考察した日本のスチュワードシップ・コードはこういうものだ、みたいな話は面白いかもしれません。
荘園の管理者も荘官・下司から地頭に移行する中で荘園領主に対する姿勢も変わったでしょうから、そのあたりも日本のスチュワードシップの変遷として面白いかもしれません。
いずれにせよ、荘官や地頭の義務と現代金融事業者のスチュワードシップ・コードを同様に語ることはおかしいのですが、金融と歴史の交差点としては面白い視点だとは思います。
まあ、このテーマが論文としていけるかはともかく、しっかりと言い論文を書ける世に準備をしないといけないですね。

ということで、法学も歴史学もアカデミックな活動につなげられるよう、今年はしっかり基礎固めにいそしむ所存です。

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