美術史概論(3)_歴史じゃないけど…

絵というのはいいものだ

美術史には一切関係ないのですが、絵画のことで書きたいネタがあったので、無理やり「美術」の枠にはめて書いてみます。

自分は芸術について比較的関心が薄く、お金を出して美術館やコンサートに行くこともあまりないのですが、直感的にいいだと思えるものは好きで、例えばゲーム音楽やアニソン、キャラクターものの絵は結構好きでお金をかけることも少なからずあります。
芸術的にどうかということは関係なく、自分が好きなものはいいものだ、という感じです。そもそも何が芸術的であるか、何がいいものかというのは絶対的なスコアがあるわけではなく極言すれば個々人の好みなので自分が好きなものは芸術的だ、くらいに思っていていいのかもしれません。

そんなわけでここ数年はLINEキャラクターの「ねこぺん日和」グッズに大量課金し、ねこぺんの絵画も結構自宅に飾られています。

自宅に飾られているねこぺん日和原画。LINEスタンプでもよく使います(©もじじ)。

以前東京で開催された原画展でねこぺん日和の絵画をたくさん買って飾ってあるのですが、いまだにたまらなく癒されます。

いわゆる芸術作品に対する感性は薄い人間ですが、そういうセンスのある方が芸術作品にのめりこむ気持ちはこんなものかと少しわかる気もしました。

ちなみに絵画でいうと世界名作劇場シリーズのものも多いのですが、こちらも見ていると昔の純粋な気持ちが思い出されてよきです。

 

好きな絵が近くにある喜び

そんな我が家に先日新しい絵画が届きました。

『閃の軌跡Ⅳ』より『三つの軌跡』(©Nihon Falcom Corporation)

本ブログでも何度か紹介している日本ファルコムさんの軌跡シリーズの一つ、『閃の軌跡Ⅳ』をテーマにした『三つの軌跡』という作品です。
軌跡シリーズの『空の軌跡』・『零/碧の軌跡』・『閃の軌跡』の主人公が一堂に会したファンにはたまらないショットです(ストーリー上も登場します)。

個人的にはこの一枚に大きな思い入れがあります。
というのも、冒頭で触れたねこぺん日和や世界名作劇場の絵画はどちらかというとグッズの延長線上という意識で購入しましたが、こちらの作品はグッズというよりある種の芸術作品という意識で買いました。

この作品は絵画・版画を専門に扱われている会社が主催されているイベントで購入したのですが、そこに飾られている作品の美しさに目を奪われました。
もちろん日本ファルコム作品という題材がよかったというのはありますが、ライトの当て方で雰囲気が変わったり、奥行きのある感じがあったり、自分がイメージしていた軌跡の風景とは異なる感じで、ほぉぉー・・・と引き込まれていました。

作品の制作過程についても少し話を聞きましたが、かなり手間暇・時間をかけて制作されていてなるほどなー、と思いました。
手間暇かかっているものはいいものだ、と考えてしまうあたりが素人かもしれませんが(笑)

ただ、よかったから購入するぞ!とはなりません。
作品自体に手間暇がかかっていること(+取扱会社のビジネスモデル?)もあり、結構なお値段です。
このお値段こそが芸術作品の証っ!とすら思わなくもありません。
値段で価値を判断するのは本末転倒ですが。

多分ローンを組まない買い物としては人生においても一・二を争う金額だったと思いますし、購入するかしまいか会場をグルグル回っていました(笑)
会場には営業担当者もいましたが、私には最初以外は誰もついていなかったので一人でグルグルグルグルグルグル・・・

そして会場を何周したか数えられなくなったころに、素晴らしいクォリティの絵の中で軌跡シリーズの主人公たちと一緒にいられることの喜びを考えて購入を決めました。
ちなみに『創の軌跡』のワンシーンを描いた『暁鐘のクロスベル』という作品も欲しかったのですが、2枚同時に買うことは金銭的に厳しく、どちらかを買うなら3作品の主人公が揃っている『三つの軌跡』の方を優先しようと思って選びました。

始めて購入する「芸術作品」ということで、飾るためにイーゼルも用意しておきました。
イーゼルに飾った写真を営業担当者さんに送ったら、やっぱりイーゼルがあると雰囲気が出るというコメントでした。イーゼル買ってよかった。
高価な絵を飾っているという意識があると部屋の雰囲気も少し変わった気がします。絵の存在感もありますしね。

ちなみに美術史概論は仏像がテーマだったのですが、軌跡シリーズの像、すなわちフィギュアもファンとしてしっかり購入。第二弾まで購入しているのですがまだお迎えできているのが女性キャラだけなので写真はやめておきますが、こちらも芸術作品といえそうなクオリティです。
なお第三弾も企画されているそうで、誰になるのか楽しみです。

 

 美術はいいもの

自分が好きなものを紹介するためだけに美術史概論という科目を引っ張ってきましたが、美術作品がどのように日常の風景を変えるのか、なぜ美術作品が愛されてきたのかということが何となく実感として感じることができたのは美術史の理解を深めるためによかったかもしれません(無理やり)。
ただ、絵画や仏像などをたくさん自宅に飾っていた昔の有力者も、案外私と同じように好きなものに没頭していただけで、それがたまたま芸術作品だっただけなのかも、と少々思ったりもします。

ともあれ自分の芸術的なセンスは置いておくとしても、これをきっかけに自分の周りに自分なりの美術・芸術作品を増やして癒される空間を作り上げていきたいです。
まずはお金をためて『暁鐘のクロスベル』版画を買いたい(特にクロスベルで活躍する零/碧の軌跡のメンバー推しなので)。。。

カテゴリー: アニメ・漫画・ゲーム, 奈良大学通信教育部 パーマリンク

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