平安文学論(2)_レポート結果

平安文学論のレポート返却

8月末に平安文学論のレポートを提出していましたが、ちょうど1か月経ってレポートの採点結果が返送されました。
提出したものが採点されて帰ってくるのを待っている時間はドキドキしながらも楽しいものです。
この感覚は資格試験の受験結果を待っているのに似ているかもしれません。

前置きに何か書こうと思ったけど思い浮かばないのでこの辺で。

ちなみに平安文学論のレポートに関する記事はこちらです。

 

平安文学論のレポートの評価

前回の記事に書いた通り、レポートのお題は平安時代の婚姻制度について文学作品や法制資料を用いて論じるというものでした。

文学作品についてはテキストに論じられているので自ら文学作品に直接あたることはしませんでしたが、法制資料については興味があったのでテキストの記述を頼りに、平安時代の成文法である養老律令を実際に確認しながら論じました。
特に律令の規定についてはテキストに記述がないものについても若干論じたので、独自性が少し出せた気がします。

平安「文学」論とはいえテーマが法制度ということもあり取り組みやすかったので、そこそこ手ごたえを感じていましたが、果たして評価は…

各科目のレポートは上記の8項目で評価されますが、ほとんどの項目でAという上々の評価でした。
独創性が足りないというのはやはりテキストの内容に依拠する部分が多く、特に文学作品に直接当たっていないことが理由かもしれません。レポートを効率的にこなすという観点ではそれもありなのですが(基本的にはその方針でレポートを書いていますし)、せっかくなので文学作品についても少しは原典にあたってもよかったかもしれません。

評価に先生からのコメントも添えられており、内容が的確・明解に整理・検討されていて大変よくできている、と非常に高い評価をいただきました。
一方で、言及した資料の本文をしっかり引用すればより説得力が増したとの改善点も指摘されました。確かに「『戸令〇〇』で定められているように、」と書くより、「『戸令〇〇』で・・・と定められているように、」と引用して書いた方がわかりやすいし説得力もありますね。この点については今後留意したいと思います。

ともあれ、あまり土地勘もセンスもない文化・芸術系の科目も言語伝承論に引き続き何とか前進することができました。
まだ美術史概論をはじめ文化・芸術系の科目はいくつかありますが、当初は関心がなくともやればそれなりに楽しめるし乗り越えられるという自信をもって学んでいきたいと思います。

 

カテゴリー: 奈良大学通信教育部 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です