地方移住・遠距離通勤とQOL

日々の生活の質が人生の充実度を左右する

自分の人生を充実したものにしたい、というのは誰しも思うことでしょう。

「人生の充実」の定義は人によって異なるため、例えば歴史に残るような偉業を達成しなければ充実した人生とは言えない、という人もいるでしょうが、多くの人にとっては、日々の生活が充実していることが人生の充実につながっていくのだと思います。

その日々の生活の充実度合いを言い換えると、生活の質:Quality of Life(QOL)となります。

QOLは、自由な時間がどのくらいあるか、健康状態、人間関係、仕事のストレスや通勤時に疲労度などによって左右されます。
そして、QOLを構成する各要素を改善することでQOLが向上し、日々の生活が充実して幸せになっていく、という好循環が生まれます。

したがって、QOLを構成する要素を把握して、改善していけば日々の生活が充実し、幸せになれるということです。
言葉にしてみると当然のことではありますが、日々の生活を淡々とこなしているとQOLの改善を考えることはあまりありません。
しかも、具体的に検討してみると改善ができそうなこと、難しいことがあります。

自分も東京で淡々と過ごしていた頃は特に自分の生活に疑問を抱くこともなく、日々の生活を当然のものとして受け入れていたように思います。

 

東京での生活に疑問を抱き、地方移住を決断通勤

東京での生活に対する不満と疑問

日々自分の生活を当然に受け入れるといっても、やはり不満はありました。
一番嫌だったのは朝の満員電車。

都市圏に通勤する人であれば誰しも満員電車の苦痛を味わったことがあると思います。
私もいくつかの街から東京に勤務していましたが、特に東急や小田急といった人気路線で通勤していたときは文字通りギュウギュウ詰めで、出勤するだけで疲労が溜まっていました。

雨の日には、限界だと思っていた乗車率がさらに高くなり、体が浮くのではないかと思うことも度々ありました(意外にも浮かないのですが)。
満員電車では疲労がたまるだけでなく、何ら作業をすることもできないので、時間がもったいないと思うこともありました。

私生活でも、東京で住んでいた街では、ゴルフの練習は高いし、ジムは遠いし、自然はあまりないし、と、便利さを享受しつつも、余暇の過ごし方をもっと充実させたいと感じていました。

世間的にもQOLという言葉が注目されていたこともあり、そのような生活の中で自分のQOLはどのようにすれば改善できるのか、ということを考えるようになりました。

 

小田原への移住を実行しQOL改善に成功

そして、ちょうど住んでいた部屋の更新時期が来たこともあり、自分のQOLを高めるには東京に住み続けるべきか、他の場所に引っ越すべきかということを考えた結果、東京を離れ、かねてより憧れていた小田原市に転居することになりました。

小田原を選んだのは、好きだった戦国大名・北条氏の本拠地であった小田原城の城下町だったこと(重要!)に加え、新幹線停車駅であること、湘南海岸はもとより、箱根・熱海にも近く風光明媚であること、繁華街や商業施設がコンパクトにまとまっていることなどがあります。
また、ゴルフ場が近隣に多くあること、漁港があることなどもポイントでした。

東京から小田原に移住した結果、QOLはかなり向上したと思います。
大好きな小田原城をいつでも見られるということ自体がかなり幸せ(笑)なのですが、ジムやゴルフの練習も気軽かつ安価にでき、何より新幹線通勤によって満員電車から解放されたことが大きいです。
朝もそれほど早い時間に起きる必要はないですし、帰りの新幹線も快適なので、通勤についてはほぼストレスフリーです。

また、割と自然が好きなので、海の音を気軽に聴きに行ったり、山を眺めたり、少し走って富士山を観たりすることもできるのもありがたいです。

 

地方移住でQOLが上がった経験をプレゼンで共有

自分自身が地方移住でQOLを改善できたことに加え、以前より地方の活性化に貢献したいと思っていたところ、母校が所属する同窓会で会員向けにプレゼンをする機会があったので、自分の経験を踏まえ地方移住・遠距離通勤でQOLを改善することについてお話してきました。

せっかくなら少しでも多くの方と共有したいと思いますので、プレゼンで使用した資料を掲載することにします(プライバシーに係る部分については削除しています)。

QOLについて

都会での生活とQOL

 

都会を離れることでQOLを向上させるという選択肢

 

小田原での生活を踏まえたケーススタディ

 

地方移住を考える際の注意点など

 

地方移住にはQOLを大きく改善する可能性がある

以上、地方移住や遠距離通勤によってQOLを改善することについて考えてみました。

プレゼンでも言及した通り、QOLを改善するためにはお金をかけるのが一番近道ですが、予算に制約がある中でQOLを改善するのは容易ではありません。

その点、地方移住は予算の制約をクリアしやすい上、都会での日々の生活を一変させるインパクトがあり、(良くも悪くも)QOLに大きな影響を与える可能性があります。

東京から地方に転居するにはそれなりの決意が必要になりますが、魅力ある地方都市での生活はその決意に値するだけの充実感を与えてくれると思います。

この記事をきっかけに地方移住に関心を持っていただければ幸いです。

今後も小田原生活に関する記事を書いたり、それ以外にも小田原在住東京勤務というライフスタイルに関する情報発信をしていきたいものです(何かないかな…)。

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