ガルパンに学ぶ「学ぶことの大切さ」

先日Amazon Fireのコンテンツをいろいろ見ていたら、長期間の公開が続いていることでも話題になっている「ガールズ&パンツァー劇場版」があって、ガルパンは見たことこそなかったものの、気になっていたタイトルではあったので、テレビ版を飛ばして劇場版から見てみました。

ちなみにガルパンの概要はこんな感じです。
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戦車を使った武道「戦車道」が華道や茶道と並んで大和撫子のたしなみとされている世界。
県立大洗女子学園に転校生・西住みほがやってきた。
戦車道が嫌いで、戦車道のない大洗女子を選んだみほ。
ところが転校そうそう生徒会長に呼び出され、必修選択科目で戦車道を選択し、戦車道全国大会に出場するよう強要される。
しかも、集まったメンバーは個性派ばかり。
華道家元の娘の五十鈴華、恋に恋する武部沙織、戦車マニアの秋山優花里、朝に弱い優等生の冷泉麻子――。
友達とのフツーの女子高生活を夢見るみほの、ささやかな願いは叶うのか―?

出所:NHKウェブサイト http://www.bs11.jp/anime/post-96/
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キャラクターとかストーリーの背景をほとんど知らない状態で見たのですが、これが結構面白い。
キャラクターが個性的なこともありますが、戦闘(試合)は迫力あるし、戦術も面白い(荒唐無稽だけど(笑))。
登場人物同士の友情もホロリときます。

で、これを映画館で観たらどれだけ迫力あるんだろうと思い、まだ上映している映画館があるか見てみると、ギリギリ上映している映画館があったので、さっそく観に行ってみました。
普段は映画館に行かなかいので知らなかったのですが、最近は4DXという上映スタイルがあるようで、椅子が動いたり霧が吹いたり香りが出たり、とより臨場感が出ています。
特にガルパンのようなアウトドアで砲弾が飛び交うようなものだとかなり楽しめると思います。

劇場版を見ていて気付いたのは、小ネタが多いこと。
所々で歴史上の出来事などをモチーフにしている演出が見受けられました。

キャラクター自体が各国の(歴史上の)陸軍をモデルにしているので当然ですが、例えば撤退を「転進」と言ったりするところは旧日本軍の典型的な慣行ですし、試合において重要な地点を日露戦争の激戦があった203高地に例えたりしていました。

自分が気付かない演出もあるんだろうと思って、他の人の感想を見ていると、興味深い考察をされている記事がありました。

正直、驚きました。
自分の想像をはるかに超えて色んなことが詰め込まれていました。
この記事を読んで見直してみると、より深く物語を読み込むことができました。

そして、やっぱり何事も学ぶことは大切なんだということを改めて感じました。
知識があればあるほど新しいものをメッセージを込めて作りこむことができるし、同じように知識があるほどその作り手の意図を察して鑑賞することができる、と。
自分が作るものによりメッセージを込めることができたり、物語や芸術作品からより多くのメッセージを得られることは、人生を豊かにしてくれると思います。

例えば、物語の重要な局面でとある詩が読まれるのですが、最初その意味が全く分かりませんでした。
その詩はフランスの詩人ヴェルレーヌの「秋の歌」という詩で、第二次世界大戦のノルマンディー上陸作戦決行時の暗号として用いられていたものです。
それが分かっていると、より物語を深く楽しめると思います。

上記のブログ記事で考察されているように、劇場版のテーマ自体が「新しい世界を知ることによる成長」だとすると、自分もまた素晴らしい成長の機会をもらえたと思います。
劇中にある通り、「戦車道には人生にとって大切なことが詰まっている」ということでしょうか。

もし、これから誰かに「なぜ勉強しなければいけないのか?」と聞かれたら、「物事を知っている方がいいものを作れるし、色んなことを感じられて人生を楽しくできるから」と答えようと思います。

せっかく素晴らしい物語から素晴らしい教訓をもらったので、今後はいろんなことをできるだけ吸収できるような人間になりたいものです。
もっとも、未だに戦車のことはよくわかりませんが。。。

で、やっぱりこの言葉で締めたいと思います。

ガルパンはいいぞ。

 

そういえば以前、ガルパンの舞台である大洗に行ったことがあって、その時に撮影した写真があったので、ついでに載せておきます。
やっぱり大洗はガルパンの街でした。

ガルパンを見て行ってたらまた違った見方があったと思うとちょっと残念…

 

 

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