2017年上半期の授業

今月から法学博士課程に就学することになりましたが、私の大学では博士課程の場合は授業で単位を取ることは必須となっていません。

しかしながら、自分は法学の教育を受けたことがなく、また関心のある授業がいくつかあったので、今年度の上半期は2つ授業をとることにしました。

一つ目はFintechに関する授業。
FintechとはFinanceとTechnologyを合わせてできた造語で、新しい技術を使用して金融業務にイノベーションを起こすことを指します。
銀行や保険といった各種金融で取り組みが進められており、資産運用業界でもAIを使った投資判断を行うなど、Fintechという言葉を目にしない日はないといっても過言ではないくらいです。

これからの金融業界を大きく変化させる可能性のあるFintechとはどのようなものか、またその最前線にいる人はどのようなことを考えているのか、ということを知るため、この授業をとることにしました。

・・・が、先日の初回の授業は仕事が忙しくて出席できず(汗)
次回以降は何とか出席できるようにしたいものです。

二つ目は金融商品取引法に関するもの。
資産運用会社でコンプライアンスの業務を担当していると、金商法を意識しないことはありません。
運用会社でのコンプライアンスの経験も長くなってきましたので、金商法や関連する実務慣行についてはそれなりに理解しているつもりです。

しかし、業務で関係するのは金商法のほんの一部分で、理解ができていない部分の方が多いのが実態です。

そこで、金商法の全体像を把握するべく、また法学の授業を受けることで法学の素養を身につけるため、この授業を受けることにしました。

この授業は判例研究がメインで、自分で判例分析をして報告するという宿題を早速出されました。
判例研究、判例分析をしたことはないのですが、博士論文を書くためには必須のスキルだと思いますので、少しでも法学の考え方を身につけたいと思います。
このほかに必須の授業として、研究科全体で行う研究報告会的な授業とゼミがあります。
研究報告については博士課程の人も必須で、現在報告のプレゼンを作成中です。
自宅で作業をすることになり、学生に戻ったという実感が湧いてきます。

業務が終わってから授業に参加するのは大変なことではありますが、これまで知らなかったことを知り、スキルが上がっていくのを実感するのはとても楽しいことでもあります。

まだ始まったばかりですが、息切れしないように学習を続けていきたいと思います。

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