起業家訪問

ソーシャルファイナンス機関を立ち上げるという夢は持っているものの、具体的に何をするのかどのようにしたらいいのか、それに向けてどういうキャリアを築けばいいのか、など色んなことに悶々とする今日この頃。

そのヒントを得るためにも、知識を蓄積するのはもちろん、起業家の人やソーシャルファイナンスに詳しい人に話を聞くことも大事なのではないかと思っています。

そんな折、偶然優れたサービスを提供している会社の創業メンバーの方からお話を聞く機会がありました。

その会社及びサービスはMoney Forwardといい、自分の銀行口座や証券口座、クレジットカードの使用状況などを一元管理して、資産残高や資産の種類など資産の状況がすぐに把握できるサービスを提供しています。しかも無料で!

せっかくの機会ですので、ユーザーとして、夢追い人としてお話を伺いました。

Money Forwardは米国に留学していた二人の方が最初に計画され、さらに複数のエンジニアを巻き込んで、当初は週末起業のような形で進められていたそうです。

日本の金融は業者・金融資産の両方において銀行・預金に偏重している傾向があり、そのために安全ではあるがインフレや景気の変化に弱く、そのような状況において一般のお客さんに気づきを与えたい、ということでこのようなサービスを考えられたとのこと。

ユーザーは投資を積極的に行っている人だけでなく、(複数の)銀行口座を持っているだけのような人も多いそうで、その理由として、自分の状態を数値化して見ることは楽しいから、ということがあるみたいです。

アメリカではQuantified Self (QS)という、様々な情報を定量化して分析するという動きが注目されていて、Money Forwardについても同じような流れにあるとも指摘されていました。(QSについての詳細はこちら)

話を変えて、起業についても伺いました。

曰く、起業に一番大事なことは「自分の解きたい(説きたい)ことは何か」、「一番インパクトが大きいことは何か」を突き詰めること、と。
そういうコアな部分がしっかりしていて、正しい努力をしていれば、仲間やリソースは後からついてくるものだ、と。

また、仮に自分の試みが失敗したとしても、何かを説こうとする人が少ない中で自分が説くというのは、それだけでも価値があるとも言われました。

また、アイデアは積極的に人に話してフィードバックをもらうべきとも指摘されました。
シリコンバレーには「Y Combinator」というベンチャーキャピタル兼スタートアップ育成機関があり、そこでは「とにかくコードを書く」「たくさんフィードバックをもらう」ということを指導しているそうです。

自分のビジョンを具体的なものにして、人に話してフィードバックをもらうというのは結構恥ずかしいものですが、それ自体が必要なコストだし、50人のうち2人くらいに激賞されたらそれはいいものだ、と仰っていました。
ちなみにビジョンを具体化して人に話す際にはプレゼン資料1~3枚くらいにするとよい、とも。

そしてもう一つ大事なのは「アクションを起こすこと」。
アイデアは色々持っていても、実際にアクションを起こすことができる人は少ない、というのは想像に難くありません。
しかし、アクションを起こさなければいいものを持っていても実現できないし、どこまでいってもゼロのまま。
勇気が要ることですが、アクションは本当に大事ですよね。

よくある質問ではありますが、「起業って怖くないですか?」と聞いてみました。
自分の持っているものを投げうって起業するというのは相当なリスクだと思いますし、それは大手企業に勤めていたり、収入が多かったりするほど機会費用が大きいという点で躊躇もあるのではないかと考えていました。

しかし、質問の答えは「一番怖かったのは自分たちの構想する事業が実現できないこと」でした。私も自分の想いは自分で実現したいと思うので、その気持ちはよくわかります。

自分のキャリアと自分の想いが一致しないこと、あるいは営業などのフロントオフィス経験が必要ではないか、という質問については「キャリアはあまり関係ない。それより自分の想いが大事。」とのこと。
これも腑に落ちました。自分で何でもできる訳がないので、そのために仲間がいるんですよね。

以上、貴重なお時間を割いていただき、大変有意義なお話をお聞きしました。
本当にありがとうございました!

「いつかは」起業もしてみたいと思いながら日々の生活に流されがちでしたが、改めて具体的に何をしたいのか、どのようにしたいのか、ということを突き詰めて考えなくてはと焦燥感が湧いてきました。どこかでアクションを起こさなければ。

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