新年あけましておめでとうございます。
私にとって2012年はオランダ・ロッテルダムでの奮闘の1年であっという間に過ぎ去ってしまった感じがします。
ここで新年を迎えるにあたり、2012年の振り返りと2013年に向けての目標を考えてみたいと思います。
【2012年振り返り】
2012年はロッテルダムに留学していましたが、その際に掲げた目標は5つ。
これらの目標に沿って留学の成果を振り返ってみたいと思います。
1. 将来日本のソーシャルファイナンス界のリーダになるべく学習・人脈形成を図る
ロッテルダムに留学した最大の目的はソーシャルファイナンス関連の話を実務家から聞いたり人脈形成を図ることでした。
こちらについてはトリオドス銀行をはじめとする欧州のソーシャルファイナンス関係者から話を聞いたり、欧州で活躍されている日本人の方から実務の話を聞いたりすることができました。
まだまだ学ぶべきこと、話を聞くべき人は多いですが、海外での第一歩としてはよかったのではないかと思います。
2. 海外の人たちと壁を作らずコミュニケーションを図ることができるようになる
留学するまで海外で生活したことはおろか、外国人の知人さえいませんでしたので、海外の人とどのようにコミュニケーションをとることができるのかは全く分かりませんでした。
しかし、1年間クラスメイトなどとふれあう中で、海外の人だからといって日本人と特段感覚が違う訳でもなければ、特段高いレベルの英語が必要な訳でもなく、一定レベルの英語力と前向きな姿勢があれば十分にコミュニケーションをとることができると実感することができました。
また多くのクラスメイトから英語力が伸びたという指摘も受けていて、英語のでのコミュニケーション能力も向上したようです。
1年間ロッテルダムで過ごす中で親友と言える人も何人かできましたし、この点も初めての海外生活としては及第点だったと思います。
3. 人前で話すことのできる英語力を身につける
1年間のプログラムの中で何度もプレゼンを行い、最後には一人で40分以上のアニメのプレゼンも行いました。
最初は英語もたどたどしかったし緊張もしましたが、プレゼンを繰り返す中で慣れてきて、最後の方では緊張しすぎることもなく話すこともできるようになりました。
とはいえ、人前でディスカッションをしたりするレベルではないので、グローバルに活躍するにはまだまだ道は遠いのですが。
ともあれ、この点でも及第点だったと思います。
4. 引っ込み思案な性格をたたき直し、積極的な性格に生まれ変わる
これからキャリアにおいてもプライベートにおいても自分のしたいことをするには自己主張も必要になってくると思います。
留学中は自分のしたいこともある程度自分の意志でできましたし、議論でもできるだけ自分の意見を言うようにするなど、多少は積極的になれたかもしれません。
またhistory clubと称して歴史の議論をしたりディナーを企画したりしたのも積極的に動いた成果だと思います。
しかし、まだまだ自分の自己主張の強さや交渉力は不十分で、これは今後の課題になりそうです。
5. 日本のアニメの魅力を海外に伝える
上述の通り、留学生活の終盤でクラスメイトの前で日本のアニメについてのプレゼンをすることができ、またFacebookなどでもときどきアニメの話をしていたので、日本のアニメの魅力についてある程度伝えることができたと思います。
すでにサステナビリティ/ファイナンスの人間として認識されていたこともあり、これで目標であったサステナビリティ/ファイナンス/アニメというキャラ立ちもできたようです。
またアニメのプレゼンを通じて隣国ロシアのクラスメイトが日本の文化に大きな関心を示してくれたこともあり、日本の民間外交という点でも微力ながら貢献できたと思います。
民間外交の重要性については大学時代から感じていたので、それを自分の手で実現できたのは大きな一歩だと思います。
簡単ながら1年間の留学生活を振り返ってみました。
留学する前は背伸びかな?と思っていましたが、その気になれば案外できるものです。
もちろん英語力の改善もあるでしょうが、それ以上に前向きな姿勢で居続けたのが大きいと思います。
頑張ればたいていのことは実現することができる、ということを体験したこと自体が非常に大きな収穫であり、変化だったと思います。
2013年もこの姿勢を忘れずに前向きに頑張りたいと思います。
-----------------------------------------------------------------—-
当カテゴリー「MBA・ソーシャルファイナンス留学記」では、オランダでの留学生活をブログにてレポートするというチャレンジによって、Just Givingを通じて、若者の就労支援を行うNPO「育て上げ」ネットを支援しています。チャレンジの詳細等についてはこちらをご覧ください。
読者の皆様のご理解・ご協力をお願い申し上げます。