サステナビリティ/CSRと金融を結びつけるソーシャルファイナンスに触れるためにオランダに渡った身としては、是非とも行きたかったのがロンドン。
イギリスは金融に社会的意義を結びつけるのが得意な国で、PFI/PPPがこの国から始められたほか、SRI(社会的責任投資)についても存在感が大きいです。
さらに昨今注目を浴びているSocial Impact Bond(SIB)もロンドンのSocial Financeという団体が開発したものです。
そしてこのSocial Financeという団体は規模こそ小さいものの錚々たる経歴の人物が参画しており、イギリスにおけるソーシャルファイナンスの存在感の大きさを示唆しているといえそうです。
そして某ウェブサイトにてロンドンでまさにそのソーシャルファイナンスの分野で活躍されている日本人の方がいるという話を見て、これはオランダに要る間に是非会いに行かなくては、ということで連絡を取って見ると快諾いただき、一路ロンドンへ。
せっかく欧州にいるなら格安航空を使いたいと思い、格安航空大手のRyanairを利用することに。
オランダ・アイントホーフェン空港からロンドンのスタンステッド空港に向かいます。
ちなみにアイントホーフェンはオランダ発のグローバル企業・Philipsの本社がある都市で、駅前にはPhilipsの建物がたくさんありました。
駅から空港に向かうバスに乗り、そして搭乗。
格安航空だからといって不便さは特になく、順調にいきました。
飛行機に乗ること約1時間、ロンドンの空港に13時頃無事到着。
入国審査に時間がかかり、ロンドン中心部についたのは15時過ぎ。
ホテルで休み、その後予定されていた上記ソーシャルファイナンス関係の人たちとのディナーへ。
ありがたいことにロンドンでCSRのプロフェッショナルとして活躍されている方などにもお声がけ頂いて多くの人とお会いする機会になりました。
ちなみにその方は欧州MBAを卒業されていて、その点でも親近感を感じました。
最初は自己紹介から始まったのですが、自己紹介をしているだけでも話が盛り上がり、色んな問題意識を共有することができました。
中でも印象に残ったのが、ボランティアの需要と供給がマッチしていない、その中で自治体も有効なボランティア支援ができていないという指摘でした。
単なる雑談とかではなく、こういう真面目な話で時間が過ぎるのは、いかに彼らが真剣に世の中と向き合っているかということの証左で、非常に有意義な時間でした。
食事の後はロンドンでも有名なバーに移って英国のビールをごちそうになりました。
ハイネケンとは違った味わいがあって美味しかったです。
ごちそうさまでした。
翌日はロンドン観光に。
ロンドンと言えばやはり大英博物館。
数年前にロンドンに来た時に訪れましたが、何度来てもいいものです。
定番のロゼッタストーンや日本コーナーなど各地の名物をしっかり見ました。
以前に来た時とは何となく感じ方が違ったのは、世界中のクラスメイトの中にいたからかもしれません。
大英博物館の近くにはお土産屋さんもたくさんあって、大好きなロンドン地下鉄のTシャツやキーホルダーを購入。
なぜかロンドンの地下鉄には惹かれるものがあります。”Mind The Gap”というアナウンスや路線図が特にお気に入りです。
その後はロンドンの夜景を見ながらロンドン散策。
タワーブリッジの辺りが好きです。
夜景を見ながら、やっぱりロンドンはいいなー、と思いました。
次に欧州を訪れる機会があれば、是非ロンドンに滞在したいものです。
そしてその時にはより多くのソーシャルファイナンスの分野で活躍されている方にお話を聞き、自分の未来に繋げていきたいとも思います。
二泊三日の旅でしたが、最終日は朝7時くらいの便だったので、朝4時くらいにホテルを出立。
モーニングコールとタクシーの手配をホテルの人に依頼したのですが、その時に自分がロッテルダムで勉強していることなどを話していると「あなたの英語は上手だ。私ともコミュニケーションをとれている」と言われました。
こういうことを言われると本当に嬉しいですね。素晴らしいロンドン土産になりました。
早朝にオランダに到着し、そのまま授業へ。結構大変でしたが、そこはアドレナリンを出して乗り切りました(笑)
ドタバタして十分にロンドンを堪能したとは言えませんが、オランダ滞在中に行きたかったロンドンを味わい、多くの方とお話しできたのは本当によかったです。
次はゆっくりロンドンの空気を味わいたいものですが。
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