RSM Japan Alumni Chapter設立

私が留学していたRSMは50年近くの歴史があり、エラスムス大学というオランダでも知名度のある大学が母体ということもあって、多くの日本人が学んできました。

しかしながら、実はこれまでこれらの卒業生をまとめる同窓会組織がなく、卒業生に連絡を取りたい時(出願やキャリアの相談など)には個別のつてをたどっていくしかありませんでした。

一方、私が知っていただけでもRSMの卒業生は日本を代表する名門企業で働いていたり、あるいは自分でビジネスを立ち上げていたり、と様々な分野で活躍されていて、他の卒業生も同様に活躍されているというのは容易に想像できました。

そこで、これまでの卒業生が相互に知り合いネットワークを広げること、またRSMの一層のプロモーションによって優秀なアプリカントを獲得することを目的として、今回RSM Japan Alumni Chapterを立ち上げ、12月18日に設立イベントを開きました。

年末で皆さんお忙しい時期なのですが、在校生と新入生が同時に日本にいるのは12月中旬以降の約2週間だけ、ということもあって卒業生の皆さんにもご予定を調整していただいてご出席いただきました。

調べてみたところ、RSMの日本人卒業生は約100人いて、そのうち1/4程度の方に今回ご出席いただくことができました。なんと20年前に卒業した方までお越しくださいました
卒業生の連絡先は学校からもらったのですが、実際に反応があったのは約半数で、残りの半数の方の連絡先は実際に使われていないと想定され、全員に連絡を取るのはなかなか難しそうだと感じました。
このあたり、同窓会を立ち上げられた方はみなさん同じような苦労をされていることと思います。

また会場については卒業生の方のご厚意で、東京駅近くの便利なスペースを使わせていただくことができました。卒業生様様です。

イベントの内容は、
・RSMからのメッセージ
・MBA13の1年間のご報告
・MBA14の自己紹介
・出席者の自己紹介
・今後のChapterの活動についての意見交換

でした。

ちなみに出席者の中に日本で働いているオランダ人の方もいたため、会の進行・プレゼンは全て英語で行われました。
最初はどうなることやらと思いましたが、締まった感じになってよかったです。
普段は日本語だけど外国人が入ると英語になるというのはこういうことなんだということを体感することができたのも面白かったです(本人も少し申し訳なさそうにしていて、仮に周囲が英語を話しても日本人の中にいるのは気を遣うものなのかと思ったりもしました)。

さて、RSMからのメッセージビデオを流して、まずは我々のプレゼン。
クラス・プログラムの構成や日本人学生として取り組んできた様々な活動について説明しました。

プレゼン1
1年間のご報告

日本人学生の主な活動は下記の通りです。
・東日本大震災についての写真展
・カラオケパーティ
・ワインセミナー
・寿司作り体験
・アニメプレゼン
・名前を中国語(or日本語)で書こうセミナー
・Gala Party

個人で行ったものも、みんなで行ったものもありますが、これらの活動はクラスメイト達にもインパクトがあったようで、「もしcountry awardがあれば、それは日本人チームのもの」、「もし日本人がいなかったらMBA13は全然違ったものになっていた」といったコメントが寄せられていたようです。

4人ともキャラが違いますが、それぞれが得意分野を発揮した結果、チームとして素晴らしいパフォーマンスを生むことができましたし、自分としても学ぶところが大きかったので日本人同期には本当に感謝しています。

他にも懐かしいロッテルダムの風景や入り浸っていたバーの写真を映したりすると懐かしそうな声が漏れてきました。

プレゼン2
ロッテルダム生活について皆さんにご説明

在校生の報告が終わって、次は新入生の自己紹介。
人前で英語を話すのは初めてということで緊張されていましたが、素晴らしい自己紹介でした。
英語力も大事ですが、一番大事なのはやはり話す内容ですよね。

ちなみに来年のRSM新入生は2名の予定です。

続いてご出席の卒業生の自己紹介。

卒業されて時間が経っている方も多いのですが、皆さん英語がさび付いているということは全くなく、非常に流暢に話されていました

皆さんキャリアも非常に多様で、聞いていてとても面白かったです。
この多様性はやはりRSMのDNAなんだろうと思いました(他校の状況は知りませんが)。

自己紹介の後はChapterの今後についての意見交換。
こちらも積極的に意見を出して下さる方が結構いらっしゃって、活発なディスカッションになりました。英語でのディスカッションに、ふとMBA生活に戻ったような錯覚がありました(笑)

いろいろなご意見がありましたが、まずは今後もこのような機会を設けて連絡を密にしていきたいというご意見が多かったです。
これからも機会があれば集まる機会(飲み会?)を設けてネットワークを広げていきたいと思います。

・・・と、ここでようやく立食+歓談。
当日はいろいろバタバタしていて、ゆっくり昼食を食べる時間がなかったので一目散に食事へ。
出席いただいた方々ともじっくりお話しすることができました。

出席者の中には海外で働いていた方もいれば、誰もが知る名門企業で働いている方(役員級にまで昇られている方もいました)、実際にビジネスを起こされている方それぞれいるほか、被災地の最前線で復興のために尽力している方もいらっしゃって、これほど面白い人たちがいたのかと感動しました(笑)

このような出会いができたのもRSM Chapterのおかげですので、こういう企画を実現することができ、また皆さんに喜んでもらうことができて本当
によかったです。

話は尽きることがなく、ビルの消灯時間である23時になって、名残惜しい雰囲気の中閉会となりました。

RSMナプキン
RSMから贈られたRSMナプキン(笑)

Chapter立ち上げについては秋ごろから日本人同級生4人でコンセプトなどを考え、イベントについては年末に帰国するもう一人の同級生と私で詰めてきました。私はどちらかというとサポート役で、もう一人の同級生がとても頑張ってくれました。

プレゼンを作りながら1年間を振り返って、本当にいろいろやってきたと思います。
個人でしたこともありますが、それも他の日本人同期のバックアップがなければきっと出来なかったと思います。
彼らがアグレッシブに前を走っていたため、それを後ろからサポートするという役回り(ロジやブログの更新など)を得ることができたということもあります。

一人一人がその個性や能力を活かして最高の成果を生むというのが理想のチームと定義するのであれば、RSM MBA13の日本人チームは間違いなく素晴らしいチームだったと思います。
自分のその中にいることができて本当にありがたいと思います。

これで自分の中ではMBA関連のイベントは全て終わり、次のステージに移ることになります。
結構寂しいものはありますが、何かあったらクラスメイトに連絡してあの厳しくも楽しかったころを思い出そうと思います(笑)

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