ゴマすりも立派なスキル!?

我々がいろいろな人との人間関係を円滑にして過ごすためには、誠意や元々の性格だけでなく、多くのテクニックにも頼るところが大きいと思います。

中でも、「ゴマすり」はもっとも重要なテクニックの一つではないでしょうか。

例えば、出世のために上司にゴマをすったり、家庭を円満に保つため、あるいは妻に頭が上がらず家庭内でもゴマをする、という話はよく聞きます。

逆に、上司にゴマをすらなかったから出世できなかった、という話もあります。

さて、ゴマすりを上手に活用して見事な仕事をしている人たちの中に官僚の方々がいるようです。

官僚の上司、あるいはビジネスパートナーには当然政治家がいるわけですが、その手ごわい政治家にうまくゴマをすって持ち上げ、気持ちよくさせて仕事を進めるか、というのが官僚の業務上のテクニックだそうです。

・・・と語るのは、元官僚で、現在は学究の道を進まれている方。

その方の書かれた本を読んで、「官僚のゴマすり」の真髄を見ました。

いかに相手を気持ちよくさせるか、というのが重要なポイントなのですが、何でもかんでも褒めればいいというものではありません。

相手の性格や状況を見極めて、有効なほめ方を考える必要があります。

あまりにも白々しいほめ方であったり、公開の場での褒め倒しはかえって逆効果の可能性もあるようです。

また、同時に著者が指摘するのは、「これからの労働市場で生き残るためには、専門能力だけでなく、人柄やコミュニケーション能力が大事」ということです。

能力も重要ですが、同様に円滑に人間関係を築き、うまく仕事をするという点も大事ということでしょうか。

ちなみに、自分自身職場では適度にゴマをすったりして人間関係を円滑にしているところがありますので、著者の指摘には大いに賛同するところです。

ちなみに、著者の言うゴマすりは「嘘」ではありません。

長所を大きく見せるのがゴマすりです。そういう意味では、ゴマするを嫌悪する必要はあまりないようにも思えます。自分自身、長所を効果的に言うだけで相手が気持ちよくなるなら、それでいいと思っています。

「ゴマすり」と聞くととかく嫌悪感を持たれがちですが、良好な人間関係を築く重要なコミュニケーションツールととらえられるようになって、世の中の人間関係が円滑になればいいと思います。

もちろん、それを活かして適切な業務・意見具申をすることが前提です。

それがなければ、ただのイエスマン社会・組織になってしまいますので。

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