些細な行動の中に人柄が見えることってよくあると思います。
いい人ぶってても、ちょっとした行動で品の悪さが出たり。
逆に、日ごろはうだつが上がらない人が、小さな振る舞いでいいところを見せることがあったり。
ちょっとした言動というものはなかなかコントロールしきれないだけに、その人の本性が見えるような気がします。
先日、NHKの「鶴瓶の家族に乾杯」という番組を見ていると、笑福亭鶴瓶さんが耳の不自由な学生と話しているシーンがありました。
そこで、鶴瓶さんはその学生に名前を聞くのですが、発音が聴き取りにくかったので、鶴瓶さんは聞き返しました。
その学生さんもよくあることだったのでしょう、名前を紙に書こうとします。
そのとき、鶴瓶さん、その学生さんの手を押さえ、耳を学生さんの顔に近づけます。
あくまで、彼の口から名前を聞こうとしました。
そして、鶴瓶さんは名前を知ることができました。
このシーンを見た時、いい年をしながら思わず涙を流してしまいました。
比喩表現とかではなく、本当に泣いてました。
多分、鶴瓶さんのあくまでその学生のことを尊重する姿勢に感動したのだと思います。
しかも、それが仰々しい態度ではなく、ふとした行動に表れたことに。
ちょっと言葉にはできないですが、すごく感動してしまいました。
そして、ちょっとした態度に人柄が表れるものだと改めて感じました。
自分も一つ一つの行動についてはそれなりに配慮しているつもりですが、今後一層その気持ちを強くするとともに、そもそもの内面をより磨かなくては、と思わされた一幕でした。
また、一人一人の人間が、お互いに思いやりを持ち、また尊重しあうことができる、そんな世の中にしたいものだと思いました。
そして、その答えはきっとオランダにある、そんなことを思い、今日もRSMへの出願準備を進めます(笑)