女たちのジハード

昨日は、墨田区の劇団区民劇場 の劇を観に行きました。

 

タイトルは、「女たちのジハード」。直木賞作品らしいです。そして、劇もそのタイトルに恥じない素晴らしい出来でした。

 

ゆーけーのお仕事日記-女たちのジハード

 

「ジハード」とは、イスラム教で言うところの「異教徒との戦い」のことです(wiki には一般的な努力というのが本来的な意味とありますが)。

主人公はOL5人。普通に働いていた彼女たちが、それぞれが自分の道を見つけ、その道を進んでいくお話です。

 

結婚するかしないか、結婚相手に相性と肩書きのどちらを求めるか、社内のキャリア、社外でのキャリア、DVとそこからの脱出、自己啓発などなど、多くの話題がありました。

 

主人公は34歳のOL。とあるきっかけで自分一人で生きて行こうと決意し、そこから大冒険が始まります。一見普通のOLなのに妙に度胸があって面白い展開を起こしてくれます。

 

また、社内でバリバリ頑張っていたのに暗に退職の圧力を受け、逆に石にかじりついても頑張る女性(性格はよい人です)。

 

英語の翻訳をめざし、仕事の傍ら翻訳学校に通い、自己啓発に励む人。TOEFL450点。PBT!

 

エリートとの結婚にあこがれ、エリートを求めるあまり周りが見えなくなっていたけど、気が付いたら・・・という人。

 

そして、何をやらせても半人前なのに、思い込みで行動してしまって・・・な人。

 

それぞれが個性的なキャラで、いろいろ考えさせてくれます。

 

女性が主人公ではありますが、新たなキャリア形成や今後の人生を考え始めているときなので、自分自身色々考えるところがありました。

 

また、女性がどうしたらもっと能力を発揮できるか、みんな幸せになれるのか、ということを考えることも多いので、そういう意味でも共感するところが大きかったです。

 

彼女たちにとっての「ジハード」とは、一般的な女性像・常識であったのかもしれないし、あるいはこれまでの自分たちだったのかもしれません。

 

これらは、これからの時代の我々が男女問わず戦わないといけない相手なのかもしれません。

 

ちなみに、主人公たちの勤める会社は損害保険会社で、また金融関連の話題があったり、金融機関勤めとしても考えるところがあったりしました。

まずは、資産管理はこまめにしておかなくてはならないという教訓を得ました(笑)

 

・・・そんなに資産ないですけどorz

 

劇自体もテンポよく、ギャグもあって飽きずに見ることができました。

 

12日・13日も公演とのことですので、関心がある方にはぜひご覧になることをお勧めします。

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女たちのジハード への2件のフィードバック

  1. えんじゅ のコメント:

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    タイトルが懐かしいな~。
    ドラマ(映画?)にもなってましたね、15年位前に。
    原作者の篠田さん、たしかこの作品で賞をとるまで
    保険会社かどこかで働いていたんじゃなかったでしたっけ?
    原作もドラマも見ていませんが(;^_^A
    同じ時期、高村薫さんとか桐野夏生さん、宮部みゆきさんなど、
    女性作家の台頭が相次いで、ある意味、「豊作」の時期でしたね。
    あ、薦められた本、少しずつですが読んでますと、
    奥さんにお伝えください(苦笑)

  2. ゆーけー のコメント:

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    それは知りませんでした。
    作者の期待に反して人気を博した作品らしいですね。
    確かにドラマにしても面白いと思いました。
    篠田氏は市役所で福祉や図書館関係の仕事をされていたみたいですね。確かに、そんな感じの視点も見受けられました。仕事をしっかりしていると、思わぬところで役立つものですね(笑)
    また、小説関連の講座で宮部みゆき氏と同窓だそうです。
    本の件は嫁さんにしっかりお伝えします!

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