今日の英語のテーマは、臓器提供(transplants、organ donation)でした。
先般法改正がなされたことで、人が脳死した場合、本人の事前の同意がなくても家族の同意があれば臓器提供ができることになっていますが、そのことについて話しました。
家族が脳死した場合、その臓器を提供することに同意できるかと聞かれましたが、正直難しい問題ですよね。
お医者さんはもう生き返ることはないというでしょうけど、やはり諦めきれるものではないと思います。
せめて本人の意思でもあれば踏ん切りもつくででしょうが、そのようなものがなければ、やはり割り切れないだろうと思います。
また、自分自身が提供を受ける立場だとして、他人の臓器を受け入れられるかという点については、「自分はまだNo thank youだ。なぜなら、自分はまだ脳死した場合の臓器提供について意思表示をしておらず、そのような自分が脳死した人から臓器を頂く資格はなく、将来意思表示をした時点でいただきたい」と答えました。
この点について、講師からはフィリピンの献血制度も「give and take」のコンセプトで成り立っており、献血をするとID登録ができ、将来優先的に輸血を受けることができるようになっている、という話がありました。
もちろん議論はあるところでしょうが、面白いしある意味公平な制度だと思います。
ちなみに、テキストでは臓器を摘出することを「harvest(収穫する)」と表現していました。
organもcropと同じような表現なんだと少し驚きました。
ネイティブではないのではっきりとは言えませんが、あまり当事者の前では使わないほうがいいかも、などと考えてしまいました。