高校野球のマネージャーとドラッカー

2005年に亡くなった、経営学の巨人、ピーター・ドラッカー。

当時私は大学生だったのですが、その訃報を聞き、その著作を手に取った記憶があります。

書いてあることは何となく頭には入ったのですが、やはり社会人経験の学生のこと、実際に理解することはできなかったように思います。

そんな挫折があったのですが、最近、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの名著「マネジメント」を読んだらどんなことになるのか?」というテーマの本を見かけたので手に取ってみると、ストーリーがタイトルのままですごく面白かったので(表紙のイラストに惹かれただけじゃないですよ!)、家計において本の予算を削減するという方針の中、即購入を決めました。

実際のところ、雑用係の感もある野球部の女子マネですが、一般に「マネージャー」というと管理者・管理職のことを指し、組織のコントロールを担う重責を担う存在です。

で、主人公の女子マネは、自分の役割をその名の通り「マネージャー」であると受け取り、その参考にドラッカーの「マネジメント」を使い、野球部の活動の中で実際にドラッカーの教えを実行していくという話です。

ストーリーはドラッカーの教えと野球部の活動が違和感なく融合していて、ドラッカーの言いたいことはこういうことだったのか、ということが自然に伝わってきます。

ストーリー自体もとても面白く、読んでいるうちに次の展開、次のドラッカーの教えが楽しみになってきます。

いわゆる管理者の方だけでなく、組織の中で自分の役割を強く意識しようと心がけている人にはとてもオススメです。

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら/岩崎 夏海
¥1,680
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高校野球のマネージャーとドラッカー への2件のフィードバック

  1. mbaol のコメント:

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    面白そうな本ですね!
    とりあえずカートに入れました。
    後ほど吟味して購入してみます♪

  2. ゆーけー のコメント:

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    読んでみてください!
    本当は図書館で借りようかと思ったのですが、表紙のせいか、置いてなかったので購入しました。
    まあ、購入するだけの価値はあったと思いますが。

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