現在、投資信託にかかわる仕事をしていますが、将来は顔の見えないマーケットより、人の顔あるいは事業の見える相対のファイナンスにかかわりたいと思っています。
そういう時に候補に挙がるのが、投資銀行部門やコーポレートファイナンス。
投資銀行といえば、最近こそ苦しいですが、昨年までは圧倒的な人気と実力を備えた職種。
将来はMBAを取得して、そういう仕事もできたらと思っており、手始めにどんな仕事をどんな流れでしているのかを勉強してみることにしました。
で、最初に読んでみたのが以下の本。
- 投資銀行青春白書/保田 隆明
- ¥1,500
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一人の若手投資銀行部門の女性を主人公とした物語風になっています。
マーケットの情報収集、資料作成、M&Aの入札、デューデリジェンスからプレスリリース対応まで。
一つのM&A案件を最初から最後まで流しています。
しかも、主人公の設定が新卒ダメ社員なので、基本的なところから学ぶことができました。
読んでいて、やっぱり人の顔が見えるファイナンスはいいと思いました。
投資信託や投資銀行の自己勘定取引部門などは、ほとんど企業活動に対して客体ですので(議決権行使くらいはしますが)、こういう喜びとはちょっと縁遠い気がします(逆に自分の商品や取引成績がよいという喜びはこういう業態にはあっても財務アドバイザリーには少ないかもしれません)。
自分のキャリアを考えるって楽しいです。