格付けの規制強化だけでよいのか

14・15日に米国ワシントンで開催される緊急サミットで、格付け機関の規制を強化することが合意されたそうです。

すなわち、経済危機の原因は、証券化商品の拡散で、その際に格付け機関が甘い評価を付けたため、みんな信用して証券化商品を購入してしまい、不測の損失を出してしまったとのこと。

確かに、格付け機関の証券化商品の格付けには結果として問題があったといえるし、利益相反の可能性も指摘されています。

しかし、この問題を格付け機関の規制だけに収斂させていいのでしょうか。

証券化商品を購入する機関投資家のリスク管理については改善の余地はないのか。

証券化商品のトレーサビリティの問題や評価の問題など、機関投資家のリスク管理についてももっと検討がなされてよいと思います。

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