経済安全保障を考える

日本が「島国国家」ではなく、「海洋国家」になるにはどうすべきかを問いてます。

日本は軍事国家にはなれないし、なる必要もなく、その経済力、技術力を最大限に活かすべきであるというもの。
周辺国を「経済化」させ、経済的なインセンティブによって行動させるように誘導し、安全保障の問題でも、自国の技術を最大限に有効活用し、あくまで「安全」保障に徹する(防御にのみ力を入れる)ことで国際貢献すべきという主張。

国際貢献と憲法の間で揺れ動く日本はこれからどのように国際社会を泳げばいいのか?日本のあり方、日本人のあり方を考える上で参考にすべき好著です。

ただ、北朝鮮を見ていると、この国を「経済化」してうまく経済秩序の中に組み込めるのかどうか、難しいところだとも思いますが(本書でも北朝鮮について触れています)。

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