放送大学修士課程修了決定!(たぶん)

放送大学の成績発表

自分の遠い記憶では高校でも大学でも1月に期末テストを行い、2月半ばに成績が出てそのまま春休み(高校はそんなに春休み長くなかったかも?)という感じだったと思いますが、放送大学も2月13日が下半期の成績発表でした。

今学期は新規の科目を受講しなかったため個別の科目の成績についてそわそわすることはなかったのですが、一番重要な「研究指導」の単位がどのようになっているかは気になっているところでした。

「研究指導」は入学時に履修を開始し、2年間で8単位となるゼミ科目です。「研究指導」の単位取得は修了要件となっているため、この科目が合格している必要があります。
そして、修了要件として単位取得と修士論文の合格が個別に定められているため厳密には異なる可能性がありますが、「研究指導」の合格=修士論文の合格と思われるため、研究指導が合格していれば修了要件を満たし修了が決まることになります。

ということで研究指導指導の成績を確認したところ・・・、無事に合格していました。成績も最上とはいかなかったものの、上々の評価でした。1年前は修士論文の方向性自体が決まっていなかったことを考えるとよくここまで持ってこれたという感じです。

 

放送大学大学院修士課程の修了が決定(たぶん)

「研究指導」の合格が出たので修士論文も合格ということかなと思ったのですが、修了しているかどうか成績表からでははっきりわかるわけではないのですが、学生用ポータルサイトの別の個所を見ると、3月22日付で修士(学術)の学位が授与されると掲載されていました。よって修了が決定しているとみてよさそうです。

ということで、2年間の大学院生活もこれで終わりということになりそうです。2年間のゼミでは色んな内容をリサーチし、発表し、方向性を模索するということの繰り返しでなかなか先が見通せないという感じでしたが、今となってはそのおかげで幅広い観点で研究対象を考察することができたので非常に有意義だったと思います。

ゼミ以外の科目についても、放送大学は必須科目が少なく他分野の科目を柔軟に履修することが認められているため、生活におけるリスクの科目や心理学の科目など、人文学以外の領域の勉強をしたのもためになりました。これまであまり学ばなかった分野ですが学んでみると日常生活にも大きく関わりがあるのでテキストを読んでみるとなるほどと思うことが多々ありました。研究に役立てられてはいないのですが、こういう他分野の知見を踏まえた考察も今後できたらいいなと思います。

 

放送大学の思い出の軽めの振り返り

一応3月にもゼミがあり、3月下旬には修了式ということになりそうなので振り返りは最後に取っておくとして、記憶に残っているイベントを少しだけご紹介します。

放送大学のゼミは対面だったりオンラインだったりいろんな形があるらしく、自分の所属しているゼミは基本的にオンラインだったのですが、昨年は初めて対面形式で開催されました。初めての対面なので、指導教官ともゼミ生とも初めての対面になります。また、放送大学に行くこと自体も初めてでした。

放送大学は幕張にあるので京葉線で向かったのですが、東京駅には当時発売されたばかりの、軌跡シリーズ最新作『界の軌跡』の広告が大規模に展開されていました。
私はSwitch派なのでいまだにプレイできていませんが、SNSで見ていると上々の評価のようで、早くプレイできるよう願っています。
日本ファルコムさんは2025年も色々作品を展開される予定のようですが、『界の軌跡』Switch版もよろしくお願いします!

「界の軌跡」広告。色んなバージョンで展開されていました。

そしてしばらく電車に揺られて幕張駅に到着。しばらく歩くと放送大学本部です。

放送大学本部。図書館もありました。

建物の中に入ると色んな先生の研究室があり、やっぱり大学だなあ、と改めて思いました。

ゼミでは初めてお会いする皆さんと楽しく議論ができ、オンラインは便利だけどたまには対面もいいものだと思いました。仕事も在宅が好きなのですがたまには会社に行きたくなりますしね。

ともあれ、自分のライフワークの一つである歴史学の勉強も一区切り。これからどういう方向で活動していくか、いろんな選択肢・可能性を考えてみたいところです。

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1月が終わるのも早すぎる!ー口頭試問を終えてー

一年の計は元旦にあり…なのにもう1月がー(汗)

本記事が今年最初の投稿になります。ということで明けましておめでとうございます。
・・・ってもう1月も下旬でそんな時期でもないですね。
と思って記事作成をダラダラ遅らせてたらもう2月に入っている!

今年はちゃんと1年の目標を立てて有意義に過ごそうと思ってたのに、気が付いたら目の前のことばかり気にして時が経っている。頑張ってるといえるかもしれませんが、長期的に見るといいことばかりでもない?ということで、せめて月内には今年どのように過ごしたいのか考えておきたいものです。

まあ、一年の計も日常に追われているとどこかに行ってしまうのですが、それでも指針がないよりはあった方がいいですよね。

 

口頭試問前夜

一年の計もどうしようかと考えているところですが、確実な目標は放送大学の修士課程を終えて一区切りつけることです。
将来的な夢の一つとしては小田原の郷土史家として自分なりに小田原の歴史を語ることができるようになることですが、そのためにはある程度歴史学の素養が必要だと思っています。何事を語るにしてもしっかりとした根拠は持っておくようにしたいですし、その根拠を持つためには歴史学の素養を持ち、史資料を読み込んで自分の言葉の裏付けとしなければいけないと考えています。これは歴史に限ったことではないのですが。

修士課程を終えるためには修士論文を提出して、口頭試問(面接)を通過する必要があります。
1年前の段階では具体的にどのようなテーマで論文を書くかゼミでの発表ごとに行ったり来たりという感じもありましたが、今年度のゼミの中で次第に視点・テーマが固まっていき、11月ごろには明確な方針が固まり、一気に書き上げて12月半ばに提出することができました。40,000字という字数の目安があったのですが、最後の方は字数がなかなか増えず肉付けできるネタ探しが大変でした(汗)。
最終的には目安の9割となる36,000字を越えたところで提出しました。(ずいぶん前ですが)自分の大学受験の時には現代文の回答で目安がやはり字数の9割というのがあった記憶がありますので、9割で割り切ることにしました。

そして正月明けの1月上旬にはすぐに口頭試問が行われました。面接自体は転職活動でもたくさん(!?)経験していますので慣れているのですが、学位論文の口頭試問はまた違った緊張感があり、数日前から落ち着かなくなります(別の博士課程の時もそうでした)。

考えてみるに、転職活動の場合はもう自分が一定の実績を持っていて少なくとも能力面・業績面では一方的に攻め込まれることはない(質問は全て打ち返すことができる)という自信があるのに対し、口頭試問の場合は面接官(主査・副査の先生)が自分より圧倒的な実績と知識を持ち、その質問に対して適切に対応できるか自信が持てないということがあると思います。
特に修士論文・博士論文は内容が多く、すべての論点で精緻に考察ができているか、学術的に適切なロジックとなっているかを確信をもって語ることはなかなか難しいと思います。特に私は歴史学も法学も体系的に学んでいないので、それぞれの学問体系において基本的な点がおろそかになっている可能性も否定できません。

そんなわけで口頭試問に臨むときはどうしてもそわそわしてしまいます。それでも最低限自分の主張したいことだけはクリアにしようと何度も論文を読み返して自分なりにイメトレをしておきました。

 

口頭試問来たる

来るな来るなと思っても時間は経つもので、ついに口頭試問を迎えます。
口頭試問は30分間なのですが、とにかく30分無事に終わりますように・・・という思いです。ミーティングだと30分はあっという間に過ぎるのですが、こういう大事なものがかかっているときは長く感じそうです。

放送大学だからなのか、コロナ禍の後だからかはわかりませんが、口頭試問はオンラインでした。オンラインなので。ある程度手元に資料を用意して対応できるのはありがたいです。といっても試問を受けながら見られる資料の量は限られているので、気休め程度ではあるのですが。主査は指導教官、副査は入学試験の際に面接いただいた教官でした。したがって入学試験の面接と同じ組み合わせということで、まったく見知らぬ環境よりは落ち着けたと思います。

試問が始まると、まず自分の論文の内容について5分程度で説明するようにいわれます。これ自体は想定していたのですが、いざ話すと緊張してしまい、早口になったり論点がうまくまとまらなかったりで10分くらいはかかった気がします。時間がかかっている感じはしていたので、なおさら焦ってしまいます。

その後は質疑応答かと思っていましたが、まず教官の論文に対するコメントがありました。概ねポジティブな評価でしたが、自分でも足りないと思っていたところについては改善点として指摘され、改めて自分が成長しなければいけないポイントが明らかになりました。やはり明確に指摘されるのはありがたいことですね。

また、視野をもっと広げて論じることでより面白いテーマになる可能性もご指摘いただきました。自分としては地元の特定のテーマに関心を持ち、それに特化して論じていましたが、それにフォーカスしすぎるのはもったいないという感じだったと思います。
それまではそういうことを考えていなかったのですが、新しい可能性を示唆いただけたのも貴重な経験でした。

結果的に自分が話したのは最初の説明といくつかの質問に対する回答で、時間的には話すのと聞くので半々くらいと感じました。転職の面接でも話すより話を聞く方が気持ちが楽なので、その点はありがたかったです。論文がひどい出来だったら針の筵だったかもしれませんが、幸いそういう事態にはならなかったです。

ということで、30分間の口頭試問は波乱なく無事に終了しました。その中でも貴重なご指摘をいただき、これは今後の可能性・方向性を示すものとして肝に銘じておきたいと思いました。

結果が来るのはもう少し先になりそうですが、この次の展開を見据えながらのんびり結果を待ちたいと思います。こんなに楽観的でいながら不合格だったら泣けてきますが、その時はよりビッグな郷土史家になれるチャンスだと思って頑張ります。。。

ともあれ今思うのはただ一つ、「受かっててください(●´人`●)

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一年が早すぎる!

1年って早い!

新年あけましておめでとうございます、といった後に1月18日に一つ記事を掲載してから気が付けば11か月経ち、全然投稿もしないまま年末を迎えてしまいました。

今年も放送大学での学びや業務上の色んな挑戦でいくつか成果は得られたのですが、ブログを使って情報発信をするという目標は全く達成できないまま2024年が終わってしまいました。1年の速さをしみじみと感じます。
ちなみに放送大学大学院出の学びは無事に修士論文原稿の完成という形で結実しました。年明けの口頭試問をクリアできれば、無事に修士号の授与ということになりそうですのでもう少し頑張ります。

記事投稿から足が遠のいた理由としては、単に筆不精になったからというのもありますが、記事の質とか考えてしまったりして自分でハードルを上げてしまった感もあったりします。場末のブログなのに。。。

場末のブログだし、一サラリーマンなので大した記事は掲載できませんが、それでもちょっとしたことをこまごまと投稿していると、誰かしらの役に立ったり、思いもよらぬ出会いがあったりすることもあるので、来年こそはブログの更新も頑張りたいと思います。
去年もそんなことを言っていたかなあ。。。

ともあれ、読者の皆様におかれましても1年間お疲れさまでした。
皆さまのご多幸を祈念するとともに、2025年もどうぞよろしくお願いいたします。

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歴史と法の交わるところ(again)

歴史と法、好きなことは両方語れ!

当ブログでも何度も語っていますが、私は趣味という程度には歴史が好きで、特に小田原を本拠とした戦国大名北条氏を(詳しいかはさておき)かなり敬慕しています。ということで、割と何かにつけて北条氏や歴史を語りたいタイプです。

歴史に限りませんが、そういうタイプの人って仕事で何かを考えているときも自分の好きなことと結びつけるのが好きなのではないかと思っています。仕事のシチュエーションがゲームで見たシーンと似てると、心の中でニヤッとしている人もいると思います(自分もそうです)。

そういうクセ(?)がいい形で仕事の成果になっているものとして印象に残っているのが以前ご紹介した論文です。この論文の著者が自分と同じ歴史オタク(?)かはわかりませんが、お仕事をされる中で歴史とつながることがよくあったのではと想像しています。

この論文を読んで以来、自分も同じ歴史好きとして歴史と金融実務を絡めて何か論文などを書けないかと夢見てきました。
そのためのハードルは主に二つ。まず書く媒体を確保することと、歴史と絡めて論じることができるテーマを見つけること。後者はまだ何とかなりそうですが、寄稿する媒体は自分だけでは何ともならないので、これをどうクリアするかが難関でした。

しかし、幸いにも某誌に寄稿する機会を頂戴し、自分の好きな歴史と業務を行う中で関心を持っていたテーマを絡めて論文を寄稿することができました。
一人でも多くの人の目に触れて、論じた歴史・実務それぞれの内容に関心を持っていただけると嬉しいです。

今はまだ論文の寄稿という形ですが、いずれは北条氏と資産運用業について大いに絡めて語って書籍化したいという野望もあるので、その目標に向けて今は知見と実績の蓄積に努めたいと思います。

・・・といいながら放送大学の履修科目の試験とゼミの発表資料の作成に追われているところです(汗)

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2024年もよろしくお願いいたします。

気がつけば2023年の投稿もサボりがちになって新年を迎えていました。。。

2023年は奈良大学を卒業し、放送大学大学院に学ぶという、個人的には歴史関係での学習で大きな動きがある一方、本業関係でも初めて学術誌に寄稿するなど、アカデミックな方面で自分なりに大きな収穫がありました。(本業でも動きはあったのですが)

2024年も自分なりに色々挑戦すべき課題が出てきていて、引き続き頑張りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします!

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放送大学大学院第1学期の結果と2学期の履修科目

放送大学大学院の1学期の結果

5月頭に初めての放送大学でのゼミの様子をお伝えしてから早3か月半。またブログの更新をサボってしまいました。一度サボってしまうと更新が遠のくというのは自分の悪い癖だといつも思います。場末のブログを読んでもらうには内容もですが、更新自体を頑張らないといけないと思うのですが。。。

さて、1学期には下記の科目を履修していました。
①日本史史料を読む
②朝鮮の歴史と社会-近世近代
③日本文化と思想の展開-内と外と
④中世西洋史
⑤アカデミック・スキルズ
⑥都市社会構造論

このうち①~⑤は所属する人文学プログラムのもので、都市社会構造論は社会経営科学プログラムのものです。
(アカデミック・スキルズは各プログラムで開講されおそらく内容も同じですが、評価の対象となる課題はプログラムごとに異なると思われます)

放送大学大学院のカリキュラムは柔軟性に富み、所属プログラム以外の科目の単位も卒業要件として認められます。趣味と本業の両方で学びたいような人にはとてもありがたい仕組みだと思います(社会科学系のほか、情報系や保健系の科目も充実しています)。

①~④はテキストを読んで学習し(ラジオの授業もあります)、中間テストと期末テストを受験します。
⑤・⑥はインターネットで録画された授業を視聴して学習し、レポートを提出します。

そして、その結果ですが、④以外については無事に単位を取得することができました。
④については中間テストを受験し忘れたため不合格でした(涙)

合計5科目・9単位の取得。1科目落としたとはいえまずまずの結果です。
早めに必要科目をそろえて修士論文の研究に集中したいですしね。

 

2学期の履修科目

2学期は幅広い分野の科目の履修が可能という放送大学の特徴を活かし、下記の科目を履修することにしました。

①社会的協力論(社会経営科学プログラム)
②統合イノベーション制度研究(社会経営科学プログラム)
③リスク社会における市民参加(生活建康科学プログラム)
④現代社会心理学特論(人間発達科学プログラム)
これに前回単位取得できなかった西洋中世史が加わります。

①については現在の社会に対する理解を深めるとともに、過去の社会の分析に応用することで自分の研究にも活かせるかもしれないと考えています。
②については、いちビジネスパーソンとして学ぶべきと考えるとともに、自分の資産運用などに活かすことができる可能性があると考え登録しました。
③④についてはこれまで全く学んだことがない分野ですが、自分の生活や人生を考えるいい機会になるかもしれないと思い、学習することにしました。

この他にも自然科学系や情報系など理系の分野も履修でき、興味もあるのですが、あまり履修しすぎても学習が大変なので今回はこれだけにしました。

新たな分野での学習を始める2学期に入って自分にどのような変化が訪れるのか、今から楽しみです。

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