歴史と法の交わるところ(again)

歴史と法、好きなことは両方語れ!

当ブログでも何度も語っていますが、私は趣味という程度には歴史が好きで、特に小田原を本拠とした戦国大名北条氏を(詳しいかはさておき)かなり敬慕しています。ということで、割と何かにつけて北条氏や歴史を語りたいタイプです。

歴史に限りませんが、そういうタイプの人って仕事で何かを考えているときも自分の好きなことと結びつけるのが好きなのではないかと思っています。仕事のシチュエーションがゲームで見たシーンと似てると、心の中でニヤッとしている人もいると思います(自分もそうです)。

そういうクセ(?)がいい形で仕事の成果になっているものとして印象に残っているのが以前ご紹介した論文です。この論文の著者が自分と同じ歴史オタク(?)かはわかりませんが、お仕事をされる中で歴史とつながることがよくあったのではと想像しています。

この論文を読んで以来、自分も同じ歴史好きとして歴史と金融実務を絡めて何か論文などを書けないかと夢見てきました。
そのためのハードルは主に二つ。まず書く媒体を確保することと、歴史と絡めて論じることができるテーマを見つけること。後者はまだ何とかなりそうですが、寄稿する媒体は自分だけでは何ともならないので、これをどうクリアするかが難関でした。

しかし、幸いにも某誌に寄稿する機会を頂戴し、自分の好きな歴史と業務を行う中で関心を持っていたテーマを絡めて論文を寄稿することができました。
一人でも多くの人の目に触れて、論じた歴史・実務それぞれの内容に関心を持っていただけると嬉しいです。

今はまだ論文の寄稿という形ですが、いずれは北条氏と資産運用業について大いに絡めて語って書籍化したいという野望もあるので、その目標に向けて今は知見と実績の蓄積に努めたいと思います。

・・・といいながら放送大学の履修科目の試験とゼミの発表資料の作成に追われているところです(汗)

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2024年もよろしくお願いいたします。

気がつけば2023年の投稿もサボりがちになって新年を迎えていました。。。

2023年は奈良大学を卒業し、放送大学大学院に学ぶという、個人的には歴史関係での学習で大きな動きがある一方、本業関係でも初めて学術誌に寄稿するなど、アカデミックな方面で自分なりに大きな収穫がありました。(本業でも動きはあったのですが)

2024年も自分なりに色々挑戦すべき課題が出てきていて、引き続き頑張りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします!

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放送大学大学院第1学期の結果と2学期の履修科目

放送大学大学院の1学期の結果

5月頭に初めての放送大学でのゼミの様子をお伝えしてから早3か月半。またブログの更新をサボってしまいました。一度サボってしまうと更新が遠のくというのは自分の悪い癖だといつも思います。場末のブログを読んでもらうには内容もですが、更新自体を頑張らないといけないと思うのですが。。。

さて、1学期には下記の科目を履修していました。
①日本史史料を読む
②朝鮮の歴史と社会-近世近代
③日本文化と思想の展開-内と外と
④中世西洋史
⑤アカデミック・スキルズ
⑥都市社会構造論

このうち①~⑤は所属する人文学プログラムのもので、都市社会構造論は社会経営科学プログラムのものです。
(アカデミック・スキルズは各プログラムで開講されおそらく内容も同じですが、評価の対象となる課題はプログラムごとに異なると思われます)

放送大学大学院のカリキュラムは柔軟性に富み、所属プログラム以外の科目の単位も卒業要件として認められます。趣味と本業の両方で学びたいような人にはとてもありがたい仕組みだと思います(社会科学系のほか、情報系や保健系の科目も充実しています)。

①~④はテキストを読んで学習し(ラジオの授業もあります)、中間テストと期末テストを受験します。
⑤・⑥はインターネットで録画された授業を視聴して学習し、レポートを提出します。

そして、その結果ですが、④以外については無事に単位を取得することができました。
④については中間テストを受験し忘れたため不合格でした(涙)

合計5科目・9単位の取得。1科目落としたとはいえまずまずの結果です。
早めに必要科目をそろえて修士論文の研究に集中したいですしね。

 

2学期の履修科目

2学期は幅広い分野の科目の履修が可能という放送大学の特徴を活かし、下記の科目を履修することにしました。

①社会的協力論(社会経営科学プログラム)
②統合イノベーション制度研究(社会経営科学プログラム)
③リスク社会における市民参加(生活建康科学プログラム)
④現代社会心理学特論(人間発達科学プログラム)
これに前回単位取得できなかった西洋中世史が加わります。

①については現在の社会に対する理解を深めるとともに、過去の社会の分析に応用することで自分の研究にも活かせるかもしれないと考えています。
②については、いちビジネスパーソンとして学ぶべきと考えるとともに、自分の資産運用などに活かすことができる可能性があると考え登録しました。
③④についてはこれまで全く学んだことがない分野ですが、自分の生活や人生を考えるいい機会になるかもしれないと思い、学習することにしました。

この他にも自然科学系や情報系など理系の分野も履修でき、興味もあるのですが、あまり履修しすぎても学習が大変なので今回はこれだけにしました。

新たな分野での学習を始める2学期に入って自分にどのような変化が訪れるのか、今から楽しみです。

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放送大学大学院ゼミ初回

放送大学(大学院)の学習スタイル

放送大学は通信制の大学(大学院)で履修科目は基本的にテキストやインターネット、ラジオなどで自学することになります。この辺は他の通信制大学と同じだと思います。

ただ、放送大学ではそれに加えて学部生では卒業研究、大学院では研究指導という科目があり、これらの科目では継続的に指導教官から直接指導を受けることができます。
しかも、マンツーマン指導だけでなく同じ指導教官に学ぶ人が一堂に集まってそれぞれの研究内容を発表したり議論したりする形式です。いわゆるゼミです。

奈良大学でもスクーリングで先生や学友とコミュニケーションをとる機会はありましたが(私はコロナでその機会がありませんでしたが)、期間が短く一人当たりのコミュニケーション量も限定されていると思われますので、先生や学友とのコミュニケーションという点では放送大学は恵まれていると思います。

特に私のゼミの場合、ゼミが毎月開催されるためコミュニケーション量は相当なものになると思われます。文書やメールの通信ではなく直接会話してこそ得られるものも多いですので、これはありがたいですね。

なお、上述のとおりゼミ以外では教材やインターネットなどの授業によって自学することになりますが、一学期に結構な量の授業を履修してしまい、少々焦っています。
奈良大学は年間の履修を4月頃に行いますが、その感覚で履修科目を決めてしまったのが失敗でした。しかも奈良大学は何単位とっても学費は一定ですが、放送大学は単位数で学費が決まるので、履修科目を落としてしまうと学費が無駄になりそうです。
それは嫌なので、ゴールデンウイークは勉強漬け…!?

 

放送大学大学院初ゼミ

さて、毎月行われるゼミですが、初回は先日行われました。
初回ですので在校生は研究の進捗状況を、新入生は自分の研究計画を報告することになりました。こうして他の方の研究状況を聞くことができるのもゼミの良さですね。

最初に在校生の方の進捗状況を伺いましたが、さすがに研究が進んでいるだけあって、多くの史料を用いて説明されていました。自分の卒業論文は史料はほとんど用いず研究者の論文が主な資料となっていましたが、大学院での研究は史料から逃れられないなと感じました。史料を用いるということは研究テーマに沿った史料を探して読み込み、分析するということになりますが、どのプロセスも簡単ではなくきちんとできるか不安ではあります。ただ、それができれば研究の質が格段に良くなる気がしますので、ここは頑張りたいポイントですね。

在校生の説明が終わると、次は新入生の番です。他の人の話についてはレベル感を把握しつつふんふんと聞くだけでもいいですが、自分の説明に直のフィードバックがあり研究の方向性にも関わってくるので、集中して臨みます。

自分の研究内容については簡単な研究テーマの概要、これまで読んだ資料、読みたい資料・史料をについて説明します。卒業論文を深掘りしたテーマを考えていましたが、卒業論文の時点で自分にできることはほとんどしていたつもりでその先の展望がなかったので今後読みたい資料・史料のアイデアがなく、方向性についてのアドバイスがほしかったというのが本音でした。

結果として、研究テーマそのものを深掘りする前に基礎的な事項から研究して論文にした方がいいというアドバイスをいただき、それを踏まえて次回のゼミまでに読むべき文献を探すことになりました。どのようなテーマを選ぶにせよ基礎的な事項の学習・研究があってこそ説得力のある論考ができると思いますので、急がば回れということで取り組みたいと思います。土台がないと仮に修士論文を乗り越えられてもその次はなさそうですしね。

・・・といいながら、ゴールデンウィークはだらだらしながら他の履修科目の勉強を進めることになりそうです。
でも次のゼミまでもう1か月切ってるし。うぁー。

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放送大学大学院オリエンテーション

祝・放送大学大学院入学!

4月に新年度を迎え、放送大学大学院の入学を迎えました。
といっても大々的な入学式があるわけではなく、ZOOMでプログラムごとのオリエンテーションが開かれ、先生方の自己紹介に加えて今後の学習の進め方や各種手続きの進め方を説明するといったものでした。

その後に指導教官ごとに分かれて、指導教官から学習の進め方やゼミの開催について説明があったり、学生同士で自己紹介をしたりしてオリエンテーションは終了しました。

と書くと何の感慨もなく終わった感がありますが、実は同じゼミの新入生の中にすでに実績十分な方がいて、少々劣等感というか焦りを感じていました。
まあこちらは本業は歴史ではないから、などと言い訳をしても同じ土俵に立つわけですし、ゼミで議論をする(そして不勉強を思い知らされる)ことも避けられないので、受け入れて頑張るしかなさそうです。
奈良大学でも十分に知識・実績を持った方はいたかもしれませんが、学生同士のつながりがほとんどなかったので、他の学生と直接接点をもって刺激を受けられるのはありがたいですね。実際に放送大学も学生同士の刺激を重視しているそうです。

 

ゼミ学習

放送大学で特徴的なこととして、通信制であるにもかかわらずゼミが定期的に開催されることが挙げられると思います。
他のプログラムがどうかはわかりませんが、私の指導教官の場合毎月一度ゼミが開かれ、同じ指導教官に学ぶ学生同士で議論が行われます。恐らくそれぞれの研究テーマについて報告を行い、それに対して質問が行われたり議論があったりするのだと思います。

自分の研究を他人に見てもらうことで気づかなかった論点を見つけられるのは研究上有意義なのでゼミでの報告・議論というのはウェルカムなのですが、一方で指摘が多すぎて精神的にきつくなることがあるのも事実だと思います。本来はそういうのもポジティブに捉えられるといいんですけどね。

そのような議論が有意義になるか、ボコボコにされるか否かは指導教官のみならずゼミのメンバーの知識や能力にかかってきます。当然、知識・能力が豊富な方が多いほど有意義だし、指摘も増えるはずです。
そして、私のゼミは・・・

ゼミの方の知識や研究動向は自己紹介でも少し接することがありましたが、初回のゼミでは事前に各自の研究動向について発表することになっており、発表資料が事前にシェアされています。
で、他の方と自分のを見比べてみるわけですが、レベルが全然違いました。
自分の研究内容や展望に比べ、はるかにクリアで視野に入っている史料・資料もかなり深い。歴史を研究する者としての差を突き付けられた感じです。

ただ見方を変えると、そういう人の存在は自分のロールモデルともいえ、その人と同じようなことをすれば自分の研究も深めることができそうです。また近くにいるということはその知見に触れることも多いわけで自分の研究のヒントにすることもできるはずです。
もちろん史料を読めるようになる、時代環境を理解するというのは容易にできることではないですが、まずは2年間で自分なりの研究ができるようにしていきたいところです。

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祝!ロイドさん(『零の軌跡』)ねんどろいどゲット

祝・ロイドさんねんどろいどゲット

日本ファルコムさんの軌跡シリーズにハマって何年かが経ちますが、軌跡シリーズは個性豊かなキャラクターが多く、それぞれのキャラクターに思い入れがあります。
キャラクターが好きなので、ゲームだけでなくグッズも集めてしまいます。そのようなファン心理を理解しているのか、日本ファルコムさんはグッズの展開にも力を入れているように思います。

空(1-3)→零・碧→閃(1-4)→はじまりくろと、世界観を一にして続く軌跡シリーズの中で、個人的に最も思い入れのあるキャラクターは零の軌跡・碧の軌跡の主人公である捜査官(警察官)・ロイドなのですが、彼のグッズは閃の軌跡の主人公・リィンのものに比べてかなり少なく蒐集が難しかったりします。
リィンは軌跡シリーズだけでなく日本ファルコム作品の全キャラクターの中で最も高い人気を誇る1電撃オンライン人気投票による。https://dengekionline.com/articles/123203/のでそれと比べると分が悪いのですが、ファンとしては推しキャラは万難を排して応援したいものです。

グッズの中でも特に注力しているのがねんどろいどというSDキャラクターのフィギュア。
ファルコム作品のキャラクターの多くが発売されていますが、限定商品だったり海外でしか提供されていなかったりするものもあり、そういうものはネットで見かけることも少ないです。
それでもいつか出会うときのためにこまめにチェックするのがファンというものです。

ロイドのねんどろいども『零の軌跡』の中国語版の特典のため日本国内での流通量は極めて少ないと思われ、オークションサイトなどでもお目にかかることがありませんでした。
それでも頻繁にヤフオクやメルカリ、中国の通販サイトなどをチェックしていました。

いつもダメ元で見ているのですが、最近ついに中国の通販サイトでロイドのねんどろいどを発見し、即座にポチりました。
本当に出会うことができるんだと、感動しかなかったです。

そして注文から3週間弱、ついに手元にロイドさんをお迎えすることができました。

凛々しい表情に得物のトンファー。いいですねー。

『創の軌跡』のアクリルスタンドと並べてみました。どっちもいい!

特務支援課の仲間と

 『零の軌跡』からのチームである特務支援課の仲間と並べてみました。
それぞれらしさがうまく出ていて素晴らしい。
もう一人のメンバー・ランディのねんどろいども中国語版で提供されているらしいのですが、残念ながら今回は見つからずロイドだけのお迎えになりました。
いつかはランディも並べてあげたい。

せっかくなので、以前購入した版画のデザインである『三つの軌跡』(『閃の軌跡Ⅳ』)っぽく空・零/碧・閃の軌跡の三作品の主人公(エステル・ロイド・リィン)を並べてみました。

軌跡シリーズ前半(?)三部作の主人公そろい踏み。

『三つの軌跡』は作品中の時系列的にフィギュアの時より後なのでそれぞれ若干服装が変わっているのですが、それもキャラクターの成長を感じさせてくれますね。

『三つの軌跡』は軌跡シリーズの初めの3タイトルになりますが、今後『黎の軌跡』から物語の後半に入るようですが、今後も魅力的なキャラクターの登場が楽しみです。

 

祝・黎の軌跡Steam版プレイ!!

黎の軌跡といえば、3月にSteamで日本語版が配信開始され、Switch派の私もついにプレイすることができました。
これまでの軌跡シリーズに劣らずとても引き込まれます。

ストーリーやキャラクターも魅力的ですが、黎の軌跡の最大の特徴は、従来の軌跡シリーズのコマンドバトルとイースシリーズのアクションバトルがシームレスに楽しめるところにあると思います。

フィールドでのアクションバトル(『黎の軌跡』©Nihon Falcom Corporation)

フィールドを動いていると敵が徘徊しているのは従来の軌跡シリーズと同じですが、従来は接触してコマンドバトルになるところ、そのままアクションバトルを行えます。
しかも、ボタン一つでコマンドバトルに移行することもでき、両方の戦闘を楽しむことができます。アクションが苦手な人も困りません。

軌跡シリーズ伝統のコマンドバトルも健在。(『黎の軌跡』©Nihon Falcom Corporation)

ストーリーとしては主人公がグレーな稼業ということもあり、ハードボイルド的な感じになっています。
これまでの軌跡シリーズとは違ったテイストですが、その世界観に違和感なく溶け込んでいる気がしました。
『零の軌跡』・『碧の軌跡』で主人公が警察官でありながらも裏社会との接点が多く似たような雰囲気があったのもあるでしょうか。

また、軌跡シリーズ、ファルコム作品の定番(お約束)要素もしっかり詰め込まれています。
そのうちの一つ、女性キャラの笑顔の圧力も健在です。

例えばヒロインのアニエス嬢、普段は丁寧で温厚な振る舞いですが、時として笑顔で圧をかけてきます。

教育に悪い表現も多いので、こういう反応が多い(笑)(『黎の軌跡』©Nihon Falcom Corporation)

本当に多い(笑)(『黎の軌跡』©Nihon Falcom Corporation)

過去作品では『零・碧の軌跡』のエリィが似たポジションです。

軌跡シリーズの赤髪キャラはヤンチャ系が多い?(『零の軌跡』©Nihon Falcom Corporation)

また、ストーリー上の特徴として、我々の社会でもよく取り上げられるテーマが重要な位置づけを与えられていることも挙げられます。
例えばパワハラやLGBT、AI、反社取引などなど。このような話題はこれまでの軌跡シリーズにはあまりなかったと思いますが、ファンタジーの世界に違和感なくこのようなテーマを入れてくるのも面白かったですね。

軌跡シリーズは現時点で『黎の軌跡Ⅱ』まで発売されていますが、PS4・5を持っていないので当分プレイはお預けのようです。
SteamでもSwitchでもいいので、早くプレイしたいものです。待ってます!!

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    電撃オンライン人気投票による。https://dengekionline.com/articles/123203/
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