信念の人

「脱官僚」といいながら、その道程が怪しくなりつつある民主党政権。

そんな中、一人の中央省庁幹部職員の動向が注目されているそうです。

その方は公務員制度改革にも深く関わっていて、最近は政権の甘さにかえって反発を強めていることから、政治家の方ももてあましてしまい、最終的に「追放」の方向に進みつつあるのだとか。

その方の主張の是非はわかりませんが、その人を見ていてかっこいいと思ったのは、その人は好待遇の天下りを提示されながら、それを毅然と拒否したということ。

もちろん、平素の主張から受け入れることなどできなかったでしょうが、自分のメンツさえごまかせば安泰に暮らせたというのに、それを受け入れなかったというのは、実際にはなかなかできることではないと思います。

結局、その方は自ら就職活動を行っているということですが、非常に魅力的なキャリア・経験を積んでいるということもあり、きっとご自分で新しい道を見つけられると思います。

自分に自信と能力さえあれば、自分の信念を貫いても何とかやっていける、という好例になってくれると信じて書いてみました。

カテゴリー: 時事テーマ | コメントする

朝食の有無

朝ごはんはがっつり派?ちょこっと派? ブログネタ:朝ごはんはがっつり派?ちょこっと派? 参加中

暑い日が続きますが、そのおかげか、体重がピークよりかなり減って、顔もすっきりしてきました。
もともとダイエットしなきゃ、とは思っていたので、食生活も変えています。
お昼は菓子パン+お菓子だったのを、小さめの麺類+少量のお菓子に修正。
これで毎日のカロリーをかなり減らしました。
あと、今回のテーマの朝食ですが、基本的にコーヒーだけにしています。
どうしてもおなかがすくときは何か口に入れますが。
お昼前になるとお腹がなりそうになるので、そこは腹式呼吸でこらえます。
朝食を抜くとよくない、とも言われますが、自分の場合そんなに影響はないです。
むしろ午前中から眠くならないし、カロリーも摂取しないし、できるだけ朝食はとらないようにしています。
あと、コーヒーは脂肪の燃焼効果があるようですので、できるだけコーヒーをブラックで飲むようにしています。
ということで、朝食はとらないけど、場合によってはちょこっと派です。
カテゴリー: ブログ | コメントする

証券アナリスト2次試験結果

今日は証券アナリスト2次試験の結果発表の日でした。

6月6日の受験から2カ月弱。ずいぶん待たされました。

17時からの発表と聞いていましたが、合格者一覧が掲載されたのが15時くらい。

個人用のページに結果が掲載されたのが17時でした。

恥ずかしながら、今日は一日中証券アナリスト協会のページに張り付いてページの更新をしてました。

100回くらいは更新したかな(汗)

で、結果ですが、しっかり合格していました。

ボーダーラインが50%前後、予備校の解答速報による自己採点が53%くらいだったので、もしかしたらギリギリだったかもしれません。

本当に受かってホッとしています。

来年には本格的にMBA受験の準備に取り掛かりたいと思っていましたので、今年の合格は受験戦略上非常に重要でした。

これで心おきなくIELTS、GMATの勉強に専念することができます。

2010年の目標は、IELTS7.0と証券アナリスト試験のクリアだったので、まずは片方はおしまい。

今後は9月のIELTSに向けてリスニング力の強化に努めたいと思います。

カテゴリー: 証券アナリスト | 2件のコメント

当事者の立場から歴史を見直す

もうすぐ終戦記念日、だからというわけでもないですが、ときどき日本の歴史を振り返ってこれからの自分の果たすべき役割を考えることがあります。

我々が日本の歴史において最も考えなければいけないのは、やはり明治維新-終戦、終戦-現在、ということになるのではと思いますが、近現代史に限らず、我々が歴史を振り返る際には、現在の視点から、よく言えば俯瞰的、悪く言えば後知恵的な視点になりがちだと思います。

しかしながら、歴史を私たちの教訓、ケーススタディの教材として用いるのであれば、当事者の視点から歴史を見直す必要があると思います。

あるようでなかった当事者からの視点で描いた歴史の書籍ですが、最近読んだ本がまさにそれでした。

東京大学の歴史学の教授が、若い人にも歴史について考えてもらいたいと、とある高校で出前授業を行った様子がまとめられています。

授業の中では、講師が生徒に、各当事者はどのような状況の下、どのようなことを考え、どのような帰結があったのか、ということを逐一聞いていきます。

それを読みながら、この人物はこんな制限でこんなことを考えたのか、と歴史の糸が解きほぐされ、別の糸と絡み合っていき、そこから歴史が作られていくのを感じました。

また、私たちが知らなかった人物像も明らかにされ、意外な人物が意外なところで頑張っているのが面白かったです。

そのほか、胡適や水野廣徳など、これまで知らなかった人物に出会えたのも大きな収穫でした。

新たな視点に新たな知識と、日本の近現代史を見つめなおすのにうってつけの一冊です。

それでも、日本人は「戦争」を選んだ/加藤陽子
¥1,785
Amazon.co.jp
カテゴリー: 読書 | コメントする

借り暮らしのアリエッティ

ジブリの新作「借り暮らしのアリエッティ」を見てきました。

確か17日の公開だったと思いますが、たまたまサンシャインでIELTSの試験だったので、気楽に並んでいる人が羨ましかったことが印象に残っています。

それはさておき、感想ですが・・・。

やはり個々の演出の発想は面白いです。

小人の世界観が面白かったです。

ストーリーもさくさく進んで、飽きることはなかったですね。

その一方、妙にあっさりしすぎる感もあったかな。

ずーーーん、と心に響くシーンは少なかったかも。

まあ、ジブリはそういう作風じゃないかもしれませんが。

あと、少し善悪をつけすぎている気もしました。

アリエッティたちの敵の人は明らかに悪人面なのですが、個人的にはその人の言っていることも理解できるし、むしろそちらに共感を覚える面もあったので、あまり善悪をつける演出はしてほしくなかったです。

まあ、素人ですのであまり批評をするつもりもないので、あくまで個人的な感想ということで。

偶然アリエッティの制作秘話の番組を見たのですが、いろいろと工夫されていたようで、これを知っていればもっと楽しめたかも、と思いました。

いろいろと書きましたが、十分に楽しめる作品であることは間違いなく、オススメです。

カテゴリー: アニメ・漫画・ゲーム | コメントする

借り手の交渉力

報道によると、日本航空と債権銀行団が5200億円の債権放棄に合意する見通しだそうです。

5200億円にもなると、メガバンクとはいえ相当な痛手でしょう。

さらに日本航空は3000億強の再融資をも要請しているそうです。

日航を巡る一連の動きでは、債権者がかなり振り回されている感がありますが、この話を聞いていると、塩野七生さんの描くカエサル像が浮かびます。

カエサルもその昔、ローマ有数の富豪・クラッススおよびポンペイウスと三頭政治を行うことになりますが、クラッススはカエサルにお金を貸しすぎたため、かえってカエサルが「○○してくれなきゃお金返せないよ」などと言い出し、クラッススを意のままに動かすことができるようになったとか。

笑い話のような気もしていましたが、こうして日航の動きを見ていると、なるほど、と思ってしまいます。

しかし、メガバンクで地道に営業活動をしている人たちから見て、エリート社員(?)が作った負の遺産はどのように映るのでしょうか。

政治も絡んでいるので、銀行員の責任だけを追求するわけにもいかないでしょうが、少しせつない気もします。

カテゴリー: 時事テーマ | コメントする