ついに救出!!

チリの鉱山の崩落事故で地下に閉じ込められていた33人の救出がついに始まり、すでに数名の方が地上に戻ってきたそうです。

事故から70日ということですが、その間絶望せずに救出を待ち続けた33人、そして予定よりもかなり早く(当初はクリスマスくらいを予定していたそうですから、2か月以上早かったようです)救出を実行した実行部隊の方々に心よりお祝いの言葉を送りたいと思います。

通信はできたとはいえ、70日間閉じた空間にいるというのは想像を絶する苦行だと思います。

また、救助する側も失敗が許されないプロジェクトを70日間も遂行してきたというのは非常に大きな緊張感があったと思います。

全員の救助にはもう少し時間がかかりそうですが、無事に全員の救助が完了することを願います。

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Goldilocks

今日の英語のお題は、新しい惑星の発見について。

最近、地球に最も似たタイプの惑星が発見されたことが話題になっています。

その惑星は、「Goldilocks Planet」と呼ばれているそうです。

Goldilocks? 金成分が多く含まれている?

Goldilocksとは、三匹の熊というおとぎ話に由来する言葉で、とても適している(just fit)という意味があります。

つまり、この場合だと人間が住むのに適している惑星、ということです。

そういえば、以前のダボス会議でも誰かが「Goldilocks economy」という表現を使っていましたが、それは偏り過ぎない中庸の経済(適温経済)という意味だったということですね。

ちなみにそのGoldilocks Planetは恒星に対し同じ向きを保っているので、恒星に面する場所はずっと昼で温度がとても高く、逆の面はずっと夜で温度もとても低いようです。

この星に住む可能性については、「未来の科学技術なら住むことはできるだろうけど、環境については重力や温度など諸条件を考慮する必要がある。夜の面に住むと憂鬱になるだろうし、地球よりは快適ではなさそう」と意見しました。

やはり、夜長や雨ばかりの地域に行くと、気分が晴れないという人も多いですし、ずっと夜ならなおさらだと思います。

でも、天文の世界は好奇心を刺激してくれるので面白いです。

おとぎ話といえば、今日、昔親から聞いた「一粒の豆」というお話を思い出してインターネットで読んでいました。

思わず目頭が熱くなりました。

苦労話にはとことん弱いです。

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GMATの内容確認

これまでMBAの受験のための試験としてIELTSを受験してきましたが、もう一つGMATという試験も受験する必要があります。

GMATというのは英語版のセンター試験のようなもので、英語の理解力や論理的思考力(Verbalセクション)、数学の能力(Quantitativeセクション)、分析能力及び論理展開能力(AWAセクション)などが問われます。

GMATこそがMBA受験最大の難関という声も多く、これは早めに勉強を開始したほうが良いかもしれないと思い、参考書を開いてみました。

日本語で解説されているテキストですが、読んでみると問題の傾向はある程度わかりました。

英語の問題ということで言葉の壁はありますが、勘所はわかった気がします。

実際はこのテキストよりはるかに難しいらしいので、しっかりした問題集を多くこなさなければならないようですが。

GMATについては、日本人はQuantitativeで満点近い点数を取り、verbalの失点をできる限り減らす、という戦略が多いようです。

確かに、ネイティブでも苦戦するVerbalよりは、英語の問題とはいえ日本人の得意なQuantitativeで得点するほうが賢明といえます。

幸いGMATは試験の内容が多彩で、見てみると面白そうだとも思いましたので、時間があったら少しずつ問題を解いてみようと思います。

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うさぎの爪切り

今日は久しぶりにうさぎの爪切りをしました。

とりあえず部屋に放してしばらく遊ばせますうさぎ

そして、うさぎが楽しんだころを見計らって、なでなで。

なでなで、なでなで。

そして、ゆっくり目を隠し、そ~っと爪切りを爪にあてます。

爪には血管が通っている部分があるので、その部分を切らないように慎重に切る部分を確認し、一気に切ります。

時間をかけるとうさぎも気づいて足を引っ込めようとするので、ささっとしなくてはいけません。

でも、つい躊躇してしまうので、何回かトライしました。

幸い不機嫌になることもなく、その後も走り回っていました。

やれやれ、といったところですが、後脚はいまだに爪切りしたことがありません。

どうしようかな~。

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マイクロファイナンスの概要と民間投資ビークル

会社で資産運用関連の業界誌を見る機会があり、表記タイトルの論文を読みました。

マイクロファイナンスには関心がありましたが、それを私たちの資産運用にどのように組み込んでいくか、という視点はあまりなかったので、興味深く読みました。とはいえ、大半はマイクロファイナンスの説明でしたが。

よく指摘されていることですが、マイクロファイナンスにおける貸倒率はかなり低く、今般の金融危機後も低位安定しており、かつ伝統的な金融資産との相関性も低いそうです。

つまり、ポートフォリオに組み込むと分散効果が期待できることになります。

一方、途上国が中心という事情もあり、平均貸出利率はおよそ28%となっています。

日本人から見るとかなり高い利率ですが、途上国では30~100%という高利も普通にあるそうなので、そういうものに比べればかなり低い利率となっています。

ともあれ、利率28%で貸倒率が低いなら、それなりの収益は期待できそうです。

ちなみに、マイクロファイナンスは各地域の土壌から自然発生的に誕生したものであり、それゆえに融資する側と借りる側が緊密な関係にあり、それゆえに貸倒率は低くなっているようです。

日本でもリレーション・バンキングという言葉が注目されていますが、これはまさにリレーション・バンキングですね。

このようなマイクロファイナンスに資金調達という面で関わる手法としては、プライベートエクイティなどの投資と、マイクロファイナンス機関に対する融資の二通りあるそうです。

今後、マイクロファイナンス機関に対して投融資をするマイクロファイナンスインベストメントビークル(MIV)の役割は大きくなる一方、投資家への説明義務やマイクロファイナンス機関に対するデューデリジェンスの徹底が求められているとまとめています。

これまで投資信託を通じて国際金融機関などに投資することはありましたが、MFIに投資したことはありませんでした。

もし、MFIないしMIVに投資する機会があったら、自分なりに調べてみて、是非投資してみたいと思います。

上記のような性格から、自分の資産ポートフォリオの投資効率も精神的満足度も向上させてくれると期待しています。

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成熟日本への進路

最近知人から、経営コンサルタントの波頭亮氏の話を聞き、せっかくの機会なので波頭氏の近著を読んでみることにしました。

著者はまず、いま日本に不安な雰囲気が蔓延しているのは国家の明確なビジョンがないからで、新しい国家ビジョンが求められていると説きます。

実際に、新しい国家ビジョンを掲げた政権として挙げている橋本・小泉・鳩山政権は国民の高い支持を得ました。

そして、日本の現状として、日本は成長段階から成熟段階に移行していると指摘します。

その根拠として成長の要素の労働力・資本・技術について、少子高齢化の中で増加は見込めず、貯蓄率も低下傾向、TFP(全要素生産性)も国際的に必ずしも高いわけではないことが挙げられています。

もちろん、TFPを上昇させることは今後の日本の課題として指摘されています。

著者が掲げる具体的な国家ビジョンは「医・食・住を保障する社会」。

すなわち、国民全員が生活の不安のない社会を目指すべきであると。

そのために、社会保障と市場メカニズムの両立が必須だとしています。

著者が目指す社会の先行例がデンマーク

デンマークは国民の幸福度が世界でも有数の高さで、経済成長率も高いそうです。

また、経済成長率が高い国として米国も挙げられていますが、両国に共通するポイントとして、①教育への投資(日本はOECDの平均を下回っています)、②(意外なことに)労働者を解雇しやすいこと、が指摘されています。

労働者を解雇しやすいこと、というのは意外でしたが、デンマークは労働者の解雇をしやすい代わりに、生活保障や無料の職業訓練を充実させているそうです。

また、解雇をしやすいことで、企業の市場対応力が高くなるということです。

このように、手厚い社会保障と市場メカニズムの効率性を両立させていくことが今後の日本の目標とされています。

自分自身、学生時代に福祉国家について勉強したことがあったこともあり、このような社会観を漠然と持っていましたが、同じような社会像を具体的に提示されたことに感銘を受け、どんどん読み進めていきました。

実は後半は官僚論で流し読み程度にしようかと思っていましたが、これまた具体的な問題点がたくさんあり、今や納税者でもあるので引き込まれてしまいました。

あとがきでは経営戦略コンサルタントである著者がなぜこのような社会観を持つに至ったかに触れられており、これも興味深かったです。

著者が今後の重点産業と指摘する環境・福祉・医療分野への労働力をはじめとする資源配分の可能性やあり方については深掘りする必要があるように感じましたが、これは今後社会に貢献するビジネスしようを考えている自分への課題としたいと思います。

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