帰ってきました!!

ロッテルダムを12/7に発ち、初めての東南アジア・クアラルンプールで数日間滞在し、ついに東京に帰ってきました。

東京に帰ってきたのは2週間前なので今更ですが(汗)

当たり前ですが、成田空港では全てが日本語。和食もたくさん。
ありがたいですねー。

成田空港で食べた帰国後最初の食事はたこ焼きでした。
関西人としてはやはりたこ焼きは必須です。

たこやき
たこ焼きをポン酢と大根おろしで。

日本に帰ってきて日本食を食べて和んで、やはり自分は日本人なんだと思います。
オランダ生活も便利で快適でしたが、やはり自分には日本が一番快適です。

日本に帰ってきても英語で話す癖が抜けず、人に話しかける時には一瞬英語で考えてしまったり、人にぶつかった時つい「Sorry…あ、すみません」となったりします(笑)
そんなとき、英語を話すことがないのが寂しくなったりします。散々苦労した英語ですが、使わないとそれも辛いものですね。

日本に帰ってきて違和感というのはまだそれほど感じていないのですが、そのとき感じたのは、
・日本にはFree WiFiが少ない
・日本人はスーツが多い
というところでしょうか。

オランダではカフェやレストランなどで誰でも使えるWiFiが完備されていることが多かったのですが、日本では特定の会社と契約している人だけが使えるWiFiが多く不便に感じます。
ただ、ファミリーマートに入るとFree WiFiが提供されていて大変助かりました。こういう動きが広まってくれるとありがたいですね。

あと、やはり日本ではスーツの人の姿が目立ちますね。日本にいた時は自分もそうでしたし、違和感を感じることもなかったのですが、オランダではジーンズにシャツという装いで仕事をしている人も多かったです(RSMのスタッフにもそういう人は多かったです)。
そんな姿を見ると、「なぜみんなスーツを着ているのだろう?」という疑問を感じたりもしました。
まあ、私はスーツが好きなのでこれからもスーツを着ると思いますが、環境や仕事のスタイルに応じて(一定の範囲内で)もっと快適な服装が許されてもいいのではないかと感じたりします。

今後はしばらく第二の故郷である仙台でのんびりしながら、次のステップに向けて動いていきたいと思います。

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惜別の時

最後のStrategic Value Managementの授業も終え、ついにロッテルダムも退去です。

1年間弱という短い間にも物は意外に増えていて、梱包作業も大変でした。
手荷物で最大限持ち運ぶほか、別送品として段ボール4箱送ることになりました。

日本への船便で利用したのはオランダ日通の「シーパック」及びPostNLです。
日通は3箱で€170、PostNLは1箱€60で合計€230。かなり安いです。

荷造りをしているとロッテルダムを退去する人が挨拶に来てくれたりもします。
特に仲のいい人やお世話になった人がいなくなるとやはり寂しいものです。

そうこうしている間に、私も退去する日を迎えました。12/7でした。
前日までに日本に送る物は発送し、後は手荷物だけになっていました。

夕方に寮を出る予定でしたので、午前中に学部生の方に雑貨などを引き渡し本当に何も残らない状態にしました。


この部屋に入ってきた日を思い出します

部屋がきれいになってからはお世話になったクラスメイトに挨拶することに。
色々回りたいと思っていたのですが、結局挨拶できたのは4人。
簡単に回ろうと思っていたのですが、一人一人結構話し込んでしまいました。
こういう友人ができたことは本当に嬉しいですね。
純ドメだって世界中に友達ができる、ということを証明できた気がします。

当日は雪で電車も遅れ気味と聞いていたので、タクシーをお願いすることに。
スキポール空港まで約€70。

そして、ついに学生寮を退去。
やはり感慨深いです。


1年間住んだEI-House

街中の様子もしみじみと眺めてしまいます。


ロッテルダム中央駅近くの風景

そして一気に空港まで。あっという間についてしまいました。

天気が悪いからと早めに寮を出たのですが、着いてみると飛行機は1時間遅れて出発するとのことで、結構待ち時間ができてしまいました。

何もすることがないので最後に残っていた課題のケースを読んで時間をつぶしていました。

待つこと数時間、ついにオランダを発つ時が来ました。
搭乗するのはオランダのフラッグ・キャリア、KLM航空。オランダ生活の最後を締めくくるに相応しい展開です(笑)

KLM
青い機体が目印のKLM航空

今回はオランダからマレーシア・クアラルンプールに行き、4日ほど滞在して東京に戻る予定でした。
寒いオランダから常夏のマレーシアに行くということで、どのような服装で搭乗するか迷いましたが、結局オランダの装いで搭乗してしまいました。

アムステルダムからクアラルンプールまでは11時間の旅。
機内では最後のSVMのケースを読んでいました。

とあるブランドのコングロマリットのケースだったのですが、機内販売の雑誌をなんとなくめくっていると、そのケースに出てくるブランドがあったのでよりケースを読むのが面白くなりました。


高級文具ブランド・モンブランもケースに登場

こうして無事にオランダを発ち、1年弱に亘るオランダ生活は無事に終了しました。
色んなことがありましたが、とにかく大きな事故もなく無事に終わってよかったです。

今回の経験を糧に、またいずれ海外生活を経験したいものです。

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Turning Point

英語力が不十分で、授業でもクラスメイトとの会話でも十分に発言することができず、結構大変な状況から始まったロッテルダム生活ですが、最終的には授業でもある程度発言することができるようになり、クラスメイトとの会話も当初に比べると比較的増やすことができました。

この背景には多くの人の協力があったのですが、具体的なターニングポイントは何だったかを振り返ってみると、いくつかのポイントが思い起こされます。

1. 先輩からのアドバイス
RSMでは3月に卒業式があるのですが、卒業式に出席するためにロッテルダムを訪れていた先輩にMBA生活やその悩み(=話せない)を話したところ、十分に話せなくてもいいから、とにかく名前付きで呼びかけたり、クラスメイトが雑談しているところに入っていったり、飲み会の場に顔だけでも出して、とにかく仲良くなりたいという意思表示をすることが大事だと言われました。

この話を聞いて、それからはできるだけ人に話しかけたり、イベントの場には顔を出すようにしていました。
そのおかげで、クラスで極端に浮くということはなかったと思いますし、仲の良いクラスメイトもできたので、挑戦した甲斐がありました。

ちなみに話せないのは内気な性格も原因の一つでしたが、それを克服できたという意味でも大きな意味があったと思います。

2. Program Directorからの檄
こちらの記事にも書いた通り、1学期の終わりにProgram Directorから授業中の発言が少ないことを受けて呼び出されました。

そこで「週1回クラスで発言し、かつミーティングでは毎回3回発言すること」を誓約書に書かされることになりました。
誓約書に書いてしまった以上、これを実現できないと2学期以降どうなるかわからないという危機感もあり、何とか授業中・ミーティングで発言するように努めました。

その結果、クラスでの発言は増えましたし、ミーティングでも話す回数が増えたように思います。人間追いつめられれば案外できるものです。

そのProgram Directorも今は別の学校に移ってしまったということで残念ですが、親身に心配してもらえたことに今も感謝しています。

3. Advanced Strategyでの発言
クラスでの発言を増やしたいという気持ちは当初から持っていましたが、実際にクラスで積極的に手を上げるようになったのは3学期からでした。

たまたま日本の高度成長期とその後の停滞について話題が及んだ時に、ふと手を上げて、傾斜生産方式に始まる戦後の高度成長期やバブル崩壊、規制緩和などについて2分くらい話していました。

これをきっかけに授業で話すことへの躊躇がかなり小さくなり、積極的に手を上げるようになりました。

この発言はクラスメイトにも印象が大きかったようで、これまでほとんど話したことがなかったクラスメイトから「今日はよく頑張ったねー。素晴らしい。より英語が改善されるように英語の教材をあげるからもっと頑張って」といったメッセージをもらいました。
見ていないようで案外見られているものだと、感激しながらも驚いたものです。

ちなみにAdvanced Strategyの授業では日本に限らずアジアの国の話題が多いため、その他のクラスメイトも発言する機会が多く、その点巡り合わせがよかったと思います。

もちろんAdvanced Strategyのクラスの前にも英語で苦しむ私の姿を見て手を差し伸べてくれるクラスメイトはたくさんいましたし、彼らに救われた面も大きかったです。
この点でもRSMは素晴らしい学校だと思います。

こうした点から得られる示唆としては、辛くても諦めずに頑張ることと、それをうまくアピールすることで必要なサポートを得ることができるということだと思います。
学校や環境次第ではありますが、諦めてしまっては何も始まらないし、頑張っている姿を見てもらえれば、共感して手を差し伸べてくれる人はきっと現れます。
これは学校生活のみならず、仕事でも同じではないでしょうか。

この信条は貴重な財産としてこれからもずっと持ち続けていたいものです。

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Strategic Value Management

色々あったMBAの授業もついに最後の科目を迎えることになりました。
私の最後の科目はStrategic Value Management (SVM)でした。

この授業は11月の最終週に始まり12月の初旬に終わる授業で、授業終了すぐにロッテルダムを退去するという、本当に最後の最後のクラスという感じでした。

教授はカナダのIvey Business Schoolからの客員教授で、とても聞きやすい英語を話してくれます。表現自体もそうですが、聴き取りやすい話し方をしてくれるので聞いている方としても非常にありがたかったです。

授業の内容は多岐に亘り、リスクマネジメント困難な時のリーダーシップブランド構築新規参入プライシング戦略などなど。
個人的には各回のテーマが一つの軸ではつながっていないのですが、それぞれ考えさせられるテーマだったので面白かったです。あと、ROIなどの経営指標も考慮するように促され、定性的にも定量的にも頭を使うことができたのもよかったです。

特に印象に残っているのがK2という世界で2番目の高さに上ったチームのケース(登頂者はエベレストより少なく、世界で最も登るのが難しい山とも言われているそうです)。
このケースと、エベレストに登ったチームのドキュメンタリーを比較して、チーム編成に置いて注意すべき点や、多様性のあるチームを率いるために必要なポイントなどを議論しました。
この授業の前に女性だけでアフリカのキリマンジャロに登るプロジェクトがあったため、そのメンバーの体験談も交えて有意義な議論になりました。

議論の中で、バックグラウンドが違うメンバー間のコミュニケーションの難しさが話題になりましたが、遭難も考えられるような挑戦をするにあたって、彼らはなぜ敢えてコミュニケーションが難しい国際的なメンバーを選んだのかということを教授に聞いてみると、「才能や経験というのは文化的なバックグラウンド以上に重要な要素であったため、彼らは敢えて多様性のあるチームを形成した」とのことでした。
これはもしかしたら起業を含めたビジネスにも当てはまる真理かもしれませんね。

授業中は教授が教室中を歩き回り、議論を促します。
おかげさまで私も何度か発言することができ、授業を楽しむことができました。
やはり授業は発言できた方が楽しめると思いますので、この点はありがたいですね。

SVM
教授も教室を歩き回り生徒を巻き込んで授業を展開

ちなみにこの教授、ほかにも雰囲気が良くなる趣向を凝らしていて、例えば授業に遅れてきた生徒がみんなの前で歌やダンスを披露するというペナルティを課されたこともありました(笑)

授業でダンス
遅刻のペナルティとしてダンスを披露(笑)

またこのクラスでも課題のためにチームが編成されました。
私のチームはモンゴル人、台湾人、タイ人、インドネシア人で構成され、うち2人はHKUST(香港科技大)からの交換留学生でした。
このチームはアジア人ばかりということもあって非常に話しやすく、ディスカッションにも自然に入ることができ、ミーティングの時間もとても楽しかったです。
最後にミーティングも楽しむことができ、締めくくりとしてもよかったです。

そういえばチームメイトの一人がミーティングの日に誕生日だったので、チームでHappy Birthdayの歌を歌ったりもしました。

最終回の授業はネスレのM&Aケースだったのですが、このケースでは買収する側と被買収側で実際に交渉することになりました。

買収によってお互いにどのような利益があるのか、買収した後に経営陣や雇用者の扱い、被買収側の組織をどのようにするのか、それを踏まえて買収価格をどの水準に設定するのか、といったことを議論しました。


ネスレチームの経営陣。私は後ろでアドバイザー。

もちろん現実のビジネスの交渉ほどハードではないでしょうが、普通の議論とは違った交渉というスタイルから学ぶこともありました(もっとも我々の交渉は衝突点があまりなく、結構簡単に話がまとまってしまいましたが…)。

そして交渉の後は教授からご褒美のキットカットの差し入れが(笑)


ネスレ三昧(汗)

そして、いよいよ授業も最後の時がきました。

最後に我々にメッセージをいただきましたが、そのうちの一つは「学んだことを実際に活かしてほしい」ということです。
当然といえば当然のことですが、やはりRSMで学んだのも実際に活かしてこそ留学した意味もあるというものですので、楽しかっただけの留学生活というようにはならないようにしたいものです。

そして最後に記念撮影。
みんなと一緒に撮影するのも(卒業式を除けば)これが最後です。


みんなすがすがしい笑顔です。


そして誰もいなくなった…

こうして全ての授業が終わり、もう学校に行く用事もなくなってしまいました(出立前日に学校関係者に挨拶回りに行きましたが)。

最後の授業ということで寂しい限りですが、授業もミーティングも楽しむことができ、成長を実感できたので満足でした。
ちなみにアニメのプレゼンをしたのもこの科目の授業の後だったので、そういう意味でも教授には感謝ですね。教授にもプレゼンを褒められました(笑)

色々ありましたが、全ての授業を無事に終えることができてまずは一安心です。
あとは必要な単位を全て取得し、卒業できることを祈るのみです。

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Private Equity

MBAに人気の業種にファイナンスがありますが、その中でも人気があるのが投資銀行とPrivate Equity(PE)だと思われます。

そのうちPEはその名の通り上場していない未公開株に投資、あるいは上場している企業を買収して非上場にして、その後投資先の企業価値を高めて売却ないし再上場(IPO)して高いリターンを獲得する業態・ビジネスモデルを指します。

運営会社の考え方にもよりますが、一般的にPEは単に投資するだけではなく投資先の経営にも深く関わることができ、その点でもポストMBAとして人気を集めているのだと思います。

私もPEには関心があったので受講しましたが、予想通り人気の授業で定員一杯でした。

個人的にはPEの授業では、投資基準だけでなく投資の実務やPEファンドと投資先のコミュニケーション、どのように現場に入っていくのか、というテーマを期待していたのですが、前半は企業価値の算定に重点が置かれ、DCFなど企業価値の計算の仕方や財務分析に必要な指標についての説明が中心で普通のファイナンスの授業、という感じで物足りなく感じていました。

しかし後半は実際のPEの実務家を招いてそのPEの業務・投資案件について説明を受けることができ、また彼らの前でプレゼンをするケースもあり、自分が求めていた情報に触れることができました。
このクラスでもチームを組んでプレゼンを行うのですが、チームによっては実際にプレゼンするケースの投資先のお店を訪れて業務の実態を見てきて改善案を提案していたりもして、結構実践的な内容でした。

最後の授業ではチームごとにPEとして投資すべき企業を選んで、その企業をどのように買収し、企業価値を高めて上で投資を終了してリターンを生むかをプレゼンしました。

PEの授業にはMBAの学生のほか、MBAの卒業生も何人か参加していました。
そして私のチームはMBA2人と卒業生3人という面白い構成になりました。

最終プレゼンもチームデ行うのですが、卒業生は仕事が忙しいという事情もあって、図らずもこのタイミングで今年初めてチームをリードすることになりました。

幸いターゲットとする企業は卒業生のメンバーが提案してくれていたので、その企業の事業展開や市場の展望、株価動向、買収に必要な金額及びその調達、見込まれる収入とコストなどについてプレゼンの構成を決め、自分でできるところは自分で作りつつ、必要に応じてほかのメンバーに割り振って行きました。

一番手のかかるファイナンスのモデリングは自分が担当。
実はこの手の作業をしたことがないのですが、一番学ぶべき点でありますし、今後活かす機会も多いだろうと考え自分でやりきってしまうことにしました(ほかのメンバーの負担軽減にもなるため)。

ファイナンスのモデルについては、まず現在の時価総額を基に買収価格を想定し、それに対してどのような方法で資金調達を行うかを考えました(バイアウトファンドに対する投資、銀行からの融資、債券の発行)。

そして各資金調達の方法に対して資金調達コストを仮定し、WACC(加重平均資本コスト)を計算し、想定されるシナリオにおける収益を割り引いたりしてどの程度リターンを得ることができるのかを考えました。

自分の仮定や計算が妥当かどうか不安ではありましたが、とにもかくにもモデルを作り上げ、他のパートとくっつけてプレゼン資料を完成させることができました。

そしていよいよ最終回。この日は全てのチームがプレゼンを行いました。
我々のチームは最後だったのですが、各チームのプレゼン及び質疑応答が予定より長引き、我々のプレゼンが始まるときは既にお昼休みに入っていました(汗)
そのためクラスメイトはほとんど教室を離れていて、プレゼンのプレッシャーが小さかったのはありがたかったです。

プレゼンについてもこちらで割り振っていて、私はモデリングの説明を行いました。
モデリングこそがプレゼンの肝なので質疑応答が集中することも予想していましたが、全て覚悟の上でした。

そして予想通り質問はこの部分に集中。
時間がないこともあり質問自体は少なかったですが、脇の甘い点を鋭く指摘され、大変勉強になりました。

結果としてリーダーシップとモデリングという貴重な経験をすることができて大変有意義なプレゼンでした。

PE
モデリングについての説明。

実はPEについてもいくつか就職先としてエントリーしてみたのですが、やはり投資銀行やコンサルティングなどの経験がないと採用されるのは難しいようでした。

しかしながら、最近某ファンドにコンプライアンスというポジションで応募してみたら関心を持っていただいて、面接の中でコンプラという役割からも実際の投資業務に触れる機会は多く、フロント業務と近い部分で仕事ができる、というお話を聞きました。
そう考えると、必ずしも投資の意思決定の最前線にいることだけがPEで働くことではないし、自分の経験を活かすことでPEの醍醐味を感じるポジションで働くことも可能だと思うようになりました。

今回PEの授業で得たものを今後活かしていけたら嬉しいですね。

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RSM Japan Alumni Chapter設立

私が留学していたRSMは50年近くの歴史があり、エラスムス大学というオランダでも知名度のある大学が母体ということもあって、多くの日本人が学んできました。

しかしながら、実はこれまでこれらの卒業生をまとめる同窓会組織がなく、卒業生に連絡を取りたい時(出願やキャリアの相談など)には個別のつてをたどっていくしかありませんでした。

一方、私が知っていただけでもRSMの卒業生は日本を代表する名門企業で働いていたり、あるいは自分でビジネスを立ち上げていたり、と様々な分野で活躍されていて、他の卒業生も同様に活躍されているというのは容易に想像できました。

そこで、これまでの卒業生が相互に知り合いネットワークを広げること、またRSMの一層のプロモーションによって優秀なアプリカントを獲得することを目的として、今回RSM Japan Alumni Chapterを立ち上げ、12月18日に設立イベントを開きました。

年末で皆さんお忙しい時期なのですが、在校生と新入生が同時に日本にいるのは12月中旬以降の約2週間だけ、ということもあって卒業生の皆さんにもご予定を調整していただいてご出席いただきました。

調べてみたところ、RSMの日本人卒業生は約100人いて、そのうち1/4程度の方に今回ご出席いただくことができました。なんと20年前に卒業した方までお越しくださいました
卒業生の連絡先は学校からもらったのですが、実際に反応があったのは約半数で、残りの半数の方の連絡先は実際に使われていないと想定され、全員に連絡を取るのはなかなか難しそうだと感じました。
このあたり、同窓会を立ち上げられた方はみなさん同じような苦労をされていることと思います。

また会場については卒業生の方のご厚意で、東京駅近くの便利なスペースを使わせていただくことができました。卒業生様様です。

イベントの内容は、
・RSMからのメッセージ
・MBA13の1年間のご報告
・MBA14の自己紹介
・出席者の自己紹介
・今後のChapterの活動についての意見交換

でした。

ちなみに出席者の中に日本で働いているオランダ人の方もいたため、会の進行・プレゼンは全て英語で行われました。
最初はどうなることやらと思いましたが、締まった感じになってよかったです。
普段は日本語だけど外国人が入ると英語になるというのはこういうことなんだということを体感することができたのも面白かったです(本人も少し申し訳なさそうにしていて、仮に周囲が英語を話しても日本人の中にいるのは気を遣うものなのかと思ったりもしました)。

さて、RSMからのメッセージビデオを流して、まずは我々のプレゼン。
クラス・プログラムの構成や日本人学生として取り組んできた様々な活動について説明しました。

プレゼン1
1年間のご報告

日本人学生の主な活動は下記の通りです。
・東日本大震災についての写真展
・カラオケパーティ
・ワインセミナー
・寿司作り体験
・アニメプレゼン
・名前を中国語(or日本語)で書こうセミナー
・Gala Party

個人で行ったものも、みんなで行ったものもありますが、これらの活動はクラスメイト達にもインパクトがあったようで、「もしcountry awardがあれば、それは日本人チームのもの」、「もし日本人がいなかったらMBA13は全然違ったものになっていた」といったコメントが寄せられていたようです。

4人ともキャラが違いますが、それぞれが得意分野を発揮した結果、チームとして素晴らしいパフォーマンスを生むことができましたし、自分としても学ぶところが大きかったので日本人同期には本当に感謝しています。

他にも懐かしいロッテルダムの風景や入り浸っていたバーの写真を映したりすると懐かしそうな声が漏れてきました。

プレゼン2
ロッテルダム生活について皆さんにご説明

在校生の報告が終わって、次は新入生の自己紹介。
人前で英語を話すのは初めてということで緊張されていましたが、素晴らしい自己紹介でした。
英語力も大事ですが、一番大事なのはやはり話す内容ですよね。

ちなみに来年のRSM新入生は2名の予定です。

続いてご出席の卒業生の自己紹介。

卒業されて時間が経っている方も多いのですが、皆さん英語がさび付いているということは全くなく、非常に流暢に話されていました

皆さんキャリアも非常に多様で、聞いていてとても面白かったです。
この多様性はやはりRSMのDNAなんだろうと思いました(他校の状況は知りませんが)。

自己紹介の後はChapterの今後についての意見交換。
こちらも積極的に意見を出して下さる方が結構いらっしゃって、活発なディスカッションになりました。英語でのディスカッションに、ふとMBA生活に戻ったような錯覚がありました(笑)

いろいろなご意見がありましたが、まずは今後もこのような機会を設けて連絡を密にしていきたいというご意見が多かったです。
これからも機会があれば集まる機会(飲み会?)を設けてネットワークを広げていきたいと思います。

・・・と、ここでようやく立食+歓談。
当日はいろいろバタバタしていて、ゆっくり昼食を食べる時間がなかったので一目散に食事へ。
出席いただいた方々ともじっくりお話しすることができました。

出席者の中には海外で働いていた方もいれば、誰もが知る名門企業で働いている方(役員級にまで昇られている方もいました)、実際にビジネスを起こされている方それぞれいるほか、被災地の最前線で復興のために尽力している方もいらっしゃって、これほど面白い人たちがいたのかと感動しました(笑)

このような出会いができたのもRSM Chapterのおかげですので、こういう企画を実現することができ、また皆さんに喜んでもらうことができて本当
によかったです。

話は尽きることがなく、ビルの消灯時間である23時になって、名残惜しい雰囲気の中閉会となりました。

RSMナプキン
RSMから贈られたRSMナプキン(笑)

Chapter立ち上げについては秋ごろから日本人同級生4人でコンセプトなどを考え、イベントについては年末に帰国するもう一人の同級生と私で詰めてきました。私はどちらかというとサポート役で、もう一人の同級生がとても頑張ってくれました。

プレゼンを作りながら1年間を振り返って、本当にいろいろやってきたと思います。
個人でしたこともありますが、それも他の日本人同期のバックアップがなければきっと出来なかったと思います。
彼らがアグレッシブに前を走っていたため、それを後ろからサポートするという役回り(ロジやブログの更新など)を得ることができたということもあります。

一人一人がその個性や能力を活かして最高の成果を生むというのが理想のチームと定義するのであれば、RSM MBA13の日本人チームは間違いなく素晴らしいチームだったと思います。
自分のその中にいることができて本当にありがたいと思います。

これで自分の中ではMBA関連のイベントは全て終わり、次のステージに移ることになります。
結構寂しいものはありますが、何かあったらクラスメイトに連絡してあの厳しくも楽しかったころを思い出そうと思います(笑)

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