木村日本振興銀行取締役会長の解任報道

先日、木村剛日本振興銀行取締役会長が解任されたとの報道がありました。

ホームページにはまだ会長との記載があり、解任されたか否かはわかりませんが、業績不振に伴う引責辞任とのことです。

日本振興銀行は中小企業向けの銀行として木村氏を中心に2004年に設立された銀行で、その事業目的や独特なアイデアには関心を持っていたのですが、このような形で木村氏が辞任(解任)されるということは非常に残念です。

木村氏の本も何冊か読んで、(もちろん頭はいいし)面白い人だと思っていたので、木村氏にも日本振興銀行にもこれからも奮起してもらえたらと願っています。

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デザイン変更!

ブログのデザインをスヌーピーからあらいぐまラスカルに変更しました。

そして今日、世界名作劇場の小説セットを購入しました。

さっそく読んでいますが、やはり世界名作劇場は秀逸です。

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英国の政治

民主党がよく視察し、参考にしていることで知られる英国の政治体制。

最近政権交代があったことで一層注目を集めていますが、そんな英国の政治の実情が解説されている本を読みました。

英国の国会議員候補者は政党によって厳選され、当選後も実力を吟味されること、与野党の政策論議が活発であることから、有能な人間がちゃんと上に登っていく仕組みになっているそうです。そのため、世襲議員も日本に比べて圧倒的に少なく、また世襲といっても選挙区は異なることがほとんどのようで、本当に実力勝負です。

確かに、日本の大物政治家に比べ、英国の政治家は洗練されている感があります。

また、首相や大臣による政策論議が頻繁に行われており、首相・大臣が原則答弁を行う一方、野党の質問内容はわからないため、必死に勉強するらしいです。

また、選挙の際には戸別訪問を行い、特に浮動票層に積極的に政治論議を行うそうです。

これこそまさに「政治主導」と呼ばれる点なのでしょうが、この点日本の政治は英国に追い付いていないかもしれません。

もちろん、泣きどころも多く、上院が既得権益の巣窟になっていたり、日本同様投票率が低下していたり(それでも60%はありますが)という点はありますが。

それでも、日本よりはよほど政治の質(政治家・有権者・制度共に)が高いように感じました。

英国病と言われたり、サブプライムで傷ついたりしても、やはり英国には学ぶことが多いように思います。

もっと英語を勉強して、英国に留学したり、英国のwebサイトをもっと読めるようになっていきたいです。

ユニオンジャックの政治パワー/河合 宏一
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ビジネス習慣の違い

今日の英語のテーマは、ビジネスマナーやエチケットについて。

日本とフィリピンでは似ているところもありますが、違うところも多いです。

特に面白かったのが「時間観」の違い。

日本では、時間に正確であるだけでなく、時として「5分前集合」が求められますが、フィリピンでは特にパーティなどでは時間通りに来るのはむしろ非礼であり、遅めに来るのが礼儀らしいです。地位が高い人ほどその傾向が強いとのこと。

また、フィリピン人の名前も面白いです。

フィリピン人の名前は、firstname + "nickname" + familyname で構成されるそうです。

講師の名前を聞くと結構長い。

ニックネームは親や親せきがつけたり、友達がつけたりといろいろなケースがあります。

指差しがいけないのは日本と同じです。

彼らは初対面のときに握手をしますが、日本ではおじぎ(vowing)ですね。

こうしてみると、日本の慣行が必ずしも世界中で通用するとも限らないですね。

海外に行く時には現地の習慣について多少は勉強しておいた方がいいですね。

善意のつもりが悪意に取られたら大変です。

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鍋島直茂

主家乗っ取りの汚名を被った名君

 鍋島直茂は、九州竜造寺氏の家老として主君・竜造寺隆信を補佐し、その後は、その子政家を補佐していたと思ったら、いつの間にか主家を乗っ取った形になっていた人物である。その武略・知略は一流で、他人思いの人格も備えていた。

 直茂は隆信の義理の弟である。というのも、隆信の母が父親の後妻になったからである。そうして、直茂は竜造寺家の中で特別な地位を得ることになる。直茂はその地位に見合うだけの活躍をしていった。

 この頃、竜造寺家の最大の敵は豊後を中心として九州北部に広大な版図を築いていた大友家であった。その大友家が1570年、竜造寺領筑後に侵入、圧倒的な兵力差に、竜造寺軍は本拠・佐賀城に籠城することを選ぶ。一般に、援軍のない籠城は勝利の可能性は薄い。しかし、あえて隆信は籠城を選んだ。竜造寺軍は大友軍の油断を待っていた。そして、その時は来た。大友軍の士気の低下を見て取った直茂は隆信に奇襲を進言し、容れられた。奇襲の結果、大友軍は壊滅、大将の大友親貞(宗麟の甥)を討ち、大勝利を収める。
その後、両家の力関係は逆転、今度は竜造寺家が九州北部を席捲していく。その過程の中でも竜造寺家の大黒柱として、各地を転戦し大活躍する。立花道雪に「奴は若いからもう自分の死後大友家は太刀打ちできないだろう」と言わせている。

 しかし、その竜造寺氏にもさらなる転機が訪れる。九州南部から侵攻してきた島津軍及び島津家に寝返った有馬晴信軍と交戦、島津軍の数倍の戦力を持ちながら、島津軍の大将・島津家久の巧妙な戦術により竜造寺軍は敗北、総大将の隆信も戦死してしまった(沖田畷の戦い)。なお、戦後島津方が隆信の首を返還しようとした際に、直茂が断ったという話も残っている。
以降、竜造寺家の国力・内外に対する影響力は大きく減退、一時は島津家に徹底抗戦の構えを見せるが、結局は和睦し、この時島津家の傘下大名の地位に転落してしまう。この苦難の時期に、当主・竜造寺政家(隆信の子)及び重臣群は直茂に竜造寺家の舵取りを託す。

豊臣秀吉の九州制圧が始まると、今度は秀吉に謁見し、島津攻略の先鋒を志願し、竜造寺家は保たれた。その後、政家は直茂に国政を委譲し、直茂が竜造寺家を代表する。朝鮮出兵でも竜造寺軍を率いて出陣した。

 秀吉の死後は、次の天下人が徳川家康であることを予測し、家康との関係を深めた。関が原の戦いでは息子の勝茂は西軍に味方するが、直茂は東軍に味方し、九州で西軍を攻撃。そのため、戦後も本領を安堵された。

 その後も積極的に徳川政権に貢献、勝茂の嫁に家康の養女を迎え、一層徳川政権との関係を密にする。1607年には政家が死去。竜造寺家の嫡流は断絶し、竜造寺家も消滅。その後は鍋島家がその跡を継ぎ、正式に藩主となった。

 鍋島直茂は、隆信在世中は隆信の側近としてよく隆信を補佐した。政家の代になって政権を移譲されてから主家乗っ取りの汚名を着せられてしまった。しかし、政家は、「肥前の熊」と言われた隆信と異なり、凡庸であると言われており、仮に政家が実権を握っていた時、竜造寺家が縮小・改易の難にあっていたかもしれないことを考えれば、直茂の行動は「竜造寺氏」にとっては反逆なのかもしれないが、組織としての「竜造寺家」にとっては最善の道であったのだろう。竜造寺家の一族も直茂の竜造寺家継承を承認している。

 ここで直茂のエピソードを紹介。直茂は部下の人身掌握術の一つとして、「勝ったら褒美を、負けたら言葉を」と言っている。勝ったときには言葉はもちろん褒美をあげれば家臣の士気はあがるが、負けた時、失敗した時には優しい言葉をかけてやれば発奮もするし、意気消沈もせずにすむ。間違ってもむやみに責めることはしてはいけない、その前にリーダーである自らの責任を問え、ということである。最近は逆のパターンばかり目立つのだが、こうした直茂の謙虚な考え方が直茂に人心が集まった理由であろう。

 また、部下の管理術に関しては「部下の長所をはっきりと見極め、その長所を最大限に活かすようにしなければいけない」と言っている。実際に勝茂がそのような人材の使い方をしていた時に諌めたらしい。

 こうして、結果として竜造寺家を乗っ取ったわけだが、鍋島家は幕末まで安泰であった。幕末には鍋島直正が藩政改革を実行、一躍雄藩へと脱皮させ、明治維新を迎えることになる。

 

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DNAの使い方

今日の英語のテーマは「DNAの使用について」。

先日、カリフォルニアで、DNAによって30年ほど前の殺人事件が解決したそうです。

その時に決め手になったのがDNA情報だということです。

一方、日本ではおなじくDNA情報が冤罪の解明のきっかけになったのは周知の通り。

他にどんな用途が考えられる?という話になって、

孤児が親と対面する時に、当局が血縁関係を調べるのに使える、と答えました。

他にも、クローンにも使えそうですね。

30年前の事件でもDNA情報が仕えたというのはすごいですね。

事項の問題を考えるときに証拠の保存の問題も出てきますが、保存の方法によっては30年間もつ場合もあるというのは、参考になりますね。

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