1月が終わるのも早すぎる!ー口頭試問を終えてー

一年の計は元旦にあり…なのにもう1月がー(汗)

本記事が今年最初の投稿になります。ということで明けましておめでとうございます。
・・・ってもう1月も下旬でそんな時期でもないですね。
と思って記事作成をダラダラ遅らせてたらもう2月に入っている!

今年はちゃんと1年の目標を立てて有意義に過ごそうと思ってたのに、気が付いたら目の前のことばかり気にして時が経っている。頑張ってるといえるかもしれませんが、長期的に見るといいことばかりでもない?ということで、せめて月内には今年どのように過ごしたいのか考えておきたいものです。

まあ、一年の計も日常に追われているとどこかに行ってしまうのですが、それでも指針がないよりはあった方がいいですよね。

 

口頭試問前夜

一年の計もどうしようかと考えているところですが、確実な目標は放送大学の修士課程を終えて一区切りつけることです。
将来的な夢の一つとしては小田原の郷土史家として自分なりに小田原の歴史を語ることができるようになることですが、そのためにはある程度歴史学の素養が必要だと思っています。何事を語るにしてもしっかりとした根拠は持っておくようにしたいですし、その根拠を持つためには歴史学の素養を持ち、史資料を読み込んで自分の言葉の裏付けとしなければいけないと考えています。これは歴史に限ったことではないのですが。

修士課程を終えるためには修士論文を提出して、口頭試問(面接)を通過する必要があります。
1年前の段階では具体的にどのようなテーマで論文を書くかゼミでの発表ごとに行ったり来たりという感じもありましたが、今年度のゼミの中で次第に視点・テーマが固まっていき、11月ごろには明確な方針が固まり、一気に書き上げて12月半ばに提出することができました。40,000字という字数の目安があったのですが、最後の方は字数がなかなか増えず肉付けできるネタ探しが大変でした(汗)。
最終的には目安の9割となる36,000字を越えたところで提出しました。(ずいぶん前ですが)自分の大学受験の時には現代文の回答で目安がやはり字数の9割というのがあった記憶がありますので、9割で割り切ることにしました。

そして正月明けの1月上旬にはすぐに口頭試問が行われました。面接自体は転職活動でもたくさん(!?)経験していますので慣れているのですが、学位論文の口頭試問はまた違った緊張感があり、数日前から落ち着かなくなります(別の博士課程の時もそうでした)。

考えてみるに、転職活動の場合はもう自分が一定の実績を持っていて少なくとも能力面・業績面では一方的に攻め込まれることはない(質問は全て打ち返すことができる)という自信があるのに対し、口頭試問の場合は面接官(主査・副査の先生)が自分より圧倒的な実績と知識を持ち、その質問に対して適切に対応できるか自信が持てないということがあると思います。
特に修士論文・博士論文は内容が多く、すべての論点で精緻に考察ができているか、学術的に適切なロジックとなっているかを確信をもって語ることはなかなか難しいと思います。特に私は歴史学も法学も体系的に学んでいないので、それぞれの学問体系において基本的な点がおろそかになっている可能性も否定できません。

そんなわけで口頭試問に臨むときはどうしてもそわそわしてしまいます。それでも最低限自分の主張したいことだけはクリアにしようと何度も論文を読み返して自分なりにイメトレをしておきました。

 

口頭試問来たる

来るな来るなと思っても時間は経つもので、ついに口頭試問を迎えます。
口頭試問は30分間なのですが、とにかく30分無事に終わりますように・・・という思いです。ミーティングだと30分はあっという間に過ぎるのですが、こういう大事なものがかかっているときは長く感じそうです。

放送大学だからなのか、コロナ禍の後だからかはわかりませんが、口頭試問はオンラインでした。オンラインなので。ある程度手元に資料を用意して対応できるのはありがたいです。といっても試問を受けながら見られる資料の量は限られているので、気休め程度ではあるのですが。主査は指導教官、副査は入学試験の際に面接いただいた教官でした。したがって入学試験の面接と同じ組み合わせということで、まったく見知らぬ環境よりは落ち着けたと思います。

試問が始まると、まず自分の論文の内容について5分程度で説明するようにいわれます。これ自体は想定していたのですが、いざ話すと緊張してしまい、早口になったり論点がうまくまとまらなかったりで10分くらいはかかった気がします。時間がかかっている感じはしていたので、なおさら焦ってしまいます。

その後は質疑応答かと思っていましたが、まず教官の論文に対するコメントがありました。概ねポジティブな評価でしたが、自分でも足りないと思っていたところについては改善点として指摘され、改めて自分が成長しなければいけないポイントが明らかになりました。やはり明確に指摘されるのはありがたいことですね。

また、視野をもっと広げて論じることでより面白いテーマになる可能性もご指摘いただきました。自分としては地元の特定のテーマに関心を持ち、それに特化して論じていましたが、それにフォーカスしすぎるのはもったいないという感じだったと思います。
それまではそういうことを考えていなかったのですが、新しい可能性を示唆いただけたのも貴重な経験でした。

結果的に自分が話したのは最初の説明といくつかの質問に対する回答で、時間的には話すのと聞くので半々くらいと感じました。転職の面接でも話すより話を聞く方が気持ちが楽なので、その点はありがたかったです。論文がひどい出来だったら針の筵だったかもしれませんが、幸いそういう事態にはならなかったです。

ということで、30分間の口頭試問は波乱なく無事に終了しました。その中でも貴重なご指摘をいただき、これは今後の可能性・方向性を示すものとして肝に銘じておきたいと思いました。

結果が来るのはもう少し先になりそうですが、この次の展開を見据えながらのんびり結果を待ちたいと思います。こんなに楽観的でいながら不合格だったら泣けてきますが、その時はよりビッグな郷土史家になれるチャンスだと思って頑張ります。。。

ともあれ今思うのはただ一つ、「受かっててください(●´人`●)

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