卒業論文計画書
奈良大学では卒業論文の作成が卒業の要件になっていますが、その前提として4年次の最初に卒業論文計画書を提出して合格する必要があります。
卒業論文計画書の内容としては題目、研究の課題、現状の研究内容、研究の展望及び参考文献・研究資料が含まれ、これらの内容について整理して記載する必要があります。
このような項目について述べるためには当然4月上旬の時点で研究テーマを固めておくことはもちろん、ある程度情報収集をしたうえで論文の道筋も考えておかなくてはなりません。当然のことですが研究テーマについては履修科目で学ぶ内容には含まれないので、自分で資料を探して整理することになります(スクーリング科目で若干コメントはいただけますが)。
私の卒業論文のテーマは小田原用水に関するものですが、小田原用水に関する研究成果は必ずしも多くはなく、手探りの部分も多いですがその分自由な考察ができるので研究はしやすいかと思っています。
しかし、自分の検討の方向性や深度が妥当なものかどうかは自分だけでは判断できず、卒業論文計画書もどのような評価をされるのか一抹の不安がありました。
卒業論文計画書は4月上旬の提出でその結果の返送は5月下旬なので1か月半ほどの時間があり、悶々とした気分が続きました。
一方でその間にも研究は進めておくようにとの大学からの勧奨があり、計画の評価がわからないままで研究を進めることになりました。といっても、実は計画書を提出してからあまり卒業論文の方は手を付けていないのですが。。。
卒業論文計画書の結果
悶々とすること1か月半、ついに卒業論文計画書が返送されてきました。
何とか合格判定をいただくことができました。
しかも指導教官の方のコメントはかなりポジティブなもので、モチベーションが高まってきました。やっぱり褒められるとやる気が出ますよね。
ちなみに卒業論文計画書と一緒に副査の先生の連絡があったのですが、その先生はTwitterでもフォローさせていただいている方でした。こちらはフォローされていないので(しょぼん…)、「つながり」というのは違うかもしれませんが、こんなところでもご縁があるのかと驚きました。SNSが世界の人間関係の距離を縮めていることを改めて感じました。
卒業論文作成に向けて
無事に卒業論文計画書という関門をパスしましたが、次は10月上旬に卒業論文草稿を提出するというステップが待っています。
10月の時点でどの程度仕上がっている必要があるのかははっきりとしませんが、卒業論文と同じ様式で提出することが求められているため、一応完全な形になっている必要はありそうです。
卒業論文は縦書きの場合400字詰め原稿用紙30-50枚という条件があり、字数にすると12,000-20,000字となります。概論科目のレポートの字数が6,400字程度ですので、概論科目2-3科目分のレポートを書くような感じです。
もちろんテキストやテーマの指定がある履修科目と異なりすべて自分で考える卒業論文にかかる労力は比べ物にならないですが、それでもレポートの数量にして考えると気が楽になるように思います。
いずれにせよ、何もしていない時点では高い壁のように思えることでも始めていくと意外に進められるということもよくありますので、まずは目次を作って枠組みを整えながらどのような論述を進めるか考えていこうと思います。
卒業論文の大変な面を強調する形になりましたが、自分の関心のある事を自分の好きなように論じることができる卒業論文は大学で学ぶ醍醐味でもありますので、しっかり楽しんでいきたいところです。