先日ボストンキャリアフォーラムのためにボストンに行ったのですが、実はこれが初めてのアメリカ経験で、ただ就職活動のためだけに行くのはもったいないし、ボストンはアメリカ史上(そして観光するにも)とても意味のある都市でもあるため、是非とも観光を楽しみたいと思っていました。
そこで、ボスキャリの前日はリラックスするという名目でボストン観光を楽しみました。
といってもあまり歩き回る訳にもいかないので、ボストンの目玉ともいえるBoston Museumに行くことにしました。
実は留学するまでは美術・芸術などにそれほど関心を持っていなかったのですが、欧州に渡ってせっかくだからと有名な作品を所蔵している美術館を巡っているうちに、博物館・美術館巡りが趣味になりました。
もちろん芸術への理解が深まった、絵心がついた、というのはおこがましいのですが、このように芸術に対する関心を持ち、人間としての幅が広がったというのは留学をして変わった部分だと思います。
さすがアメリカ独立の地ということもあって、有名なジョージ・ワシントン(米国初代大統領)の絵が目を引きます。
また、もう一つ見ることができてよかったのが、エドゥアール・マネ作「皇帝マクシミリアンの処刑」。ボストン美術館にあるのは試作だそうですが。
皇帝マクシミリアンとは、メキシコ支配を目してフランスから送られたオーストリア王家出身の人物ですが、メキシコ内戦に巻き込まれて非業の死を遂げます。その最期の様子がこの作品です。
特段世界史に詳しい訳ではないのですが、このように歴史の息吹を直接感じることができる機会は貴重です。
他にも世界中の絵画やエジプト・南米の出土品、ガレー船の模型など様々な展示物があり、何時間でも見ていられそうでした。
この時期はボストンの景色も素晴らしく、紅葉も見頃でした。
地下鉄では、こんな広告をよく見かけます。
さすがMBAの本場、アメリカ。
特にボストンはこのボストン大学も含め名門MBAがたくさんあるだけに競争も激しく、こういう広告をガンガン出稿する必要があるのでしょう。
ボスキャリの後にも1日観光の予定を組みました。
ボストンに来たら絶対にシーフードを食べようと思っていたので、まずシーフードレストランに。
名物のロブスターと牡蠣、そしてクラムチャウダーを注文!
その後はボストン水族館へ。
水族館は特段の印象はないのですが、水族館に付属しているIMAXという3D映像の施設がすごかったです。
海中の様子を描く3D番組を視聴したのですが、色んな生物が活き活きと臨場感溢れる様子で映し出されていました。特に色んな生物が工夫を凝らして捕食するシーンは興奮ものでした(被食者には申し訳ないですが)。
水族館の後は辺りをブラブラ。
近くのセブンイレブンに寄ってみました。
コーヒーを買おうとしたらアメリカンサイズで驚きました。
また、コーヒーを買う時のカップで大統領選の投票(人気投票?)に参加できるようでした。
もっとも、私が行った時にはロムニー候補のカップしかなかったのですが(笑)
ちなみに帰りの飛行機はワシントンD.C.経由だったのですが、さすがに首都ということもあって、大統領選に関係するグッズがたくさん売っていました。
大統領選の盛り上がりやそれを商品化してしまうところなどはさすがアメリカ、という感じがしました。
そしてアメリカといえばスポーツ。
アメリカのメジャースポーツの中で一番好きなのは野球なので、できればボストンレッドソックスの試合を見たいと思っていましたが、残念ながらすでにレッドソックスの今シーズンの試合はなく、諦めざるを得ませんでした。
そこで狙いをNBA(バスケットボール)に変えました。
バスケは体育の授業以外では見たこともプレイしたこともなかったのですが、最近とあるバスケのコミックにハマっていて、せっかくなのでNBAを見てみようと思い立ちました。
そして調べて見るとボストンにはボストンセルティックスというチームがあり、ちょうどその時期にボストンでプレシーズンの試合(野球でいうオープン戦)があるので観戦することにしました。
セルティック
スの本拠はNorth Stationに連結しているTD Gardenというスタジアムです。
電車の乗り場と隣接していて非常に便利です。
試合開始数時間前には、セルティックスのファンが大勢詰めかけていました。
みんな応援のユニフォームを来ていたので、負けじと(?)応援グッズを購入しました。
そしていよいよ試合開始。
セルティックスはチームの中心の司令塔、レイジョン・ロンド選手を中心に攻めます。
ロンド選手は若いながらもチームの中心として活躍していて、ファンが着ているユニフォームでもロンド選手の名前が入っているものが一番多かったように思います。
試合の途中には観客席の様子をモニターで移したり、学生のバスケのミニ試合や子どもの三輪車レースをコートで開いたりするなど、エンターテイメント性に溢れていて飽きることがありませんでした。
残念ながらセルティックスは敗れてしまいましたが、しっかり私をセルティックスファンにしてくれました(笑)
にわかファンではありますが、時々セルティックスやロンド選手の名前を見かけるとそのニュースはチェックするようになりました。
ボストンのみの短期間の滞在ではありましたが、観光もしっかり楽しむことができて充実した時間になりました。選挙の様子には学ぶところも多かったです。
今度アメリカに来る時には、ニューヨークでMLBの熱狂やウォール街の息吹を、あるいは西海岸で温暖な気候やイノベーションのエネルギーを感じてみたいと思います。
-----------------------------------------------------------------—-
当カテゴリー「MBA・ソーシャルファイナンス留学記」では、オランダでの留学生活をブログにてレポートするというチャレンジによって、Just Givingを通じて、若者の就労支援を行うNPO「育て上げ」ネットを支援しています。チャレンジの詳細等についてはこちらをご覧ください。
読者の皆様のご理解・ご協力をお願い申し上げます。