今年も早いものでもう9月。
今年MBAに入学される方はそろそろ授業も始まっているころで、来年入学を目指す方はエッセイの作成など、出願準備が佳境に差し掛かるころだと思います。
僕の場合、1月入学ですので比較的時間に余裕があり、MBA入学の準備として、様々な分野の方とのネットワーク作りにいそしんだり、いろいろ本を読んで知見を深めたりしています。
その一方、せっかくMBAに合格したのだから、その軌跡をまとめておきたいと思い、現在出願準備をされる方のお役にも立てるかもしれないということで合格体験記をつづることにしました。
MBAの合格体験記と言えば「こうすれば受かるMBA」というサイトが有名ですが、今年の分に掲載いただくことを前提として、そのフォーマットに沿って作成しています。
複数回に分けて掲載しますので、乞うご期待★
■ 執筆者紹介
【ハンドルネーム】ゆーけー
【進学先】Rotterdam School of Management, Erasmus University
【他の合格校】なし
【途中辞退】なし
【WL】なし
【不合格校】なし
【年齢・性別】27歳、男
【職歴】金融系業界団体(広報 2年弱)→投資信託委託会社(コンプライアンス 3年強)
【私費/派遣】私費
【最終学歴】東北大学経済学部
【GPA】3.2
【TOEFL/IELTS】IELTS6.0(提出せず)
【GMAT】570(Q49 V19 AWA3.5)
【海外経験】海外旅行のみ(ロンドン・パリ・香港)
【コメント】ソーシャルファイナンスに関心があり、ソーシャルファイナンスが発展している欧州、とりわけオランダに関心があり、なかでも社会的責任分野で評判が良いRSMに進学することにしました。
昨今、スコア要求などでハードルが高くなりつつあるMBAですが、一方でスコアが低くてもMBAに行く方法もあると思います。本稿では私のアウトロー路線(私費/低スコア/地味キャリア)をご紹介し、スコアやその他の条件でお悩みの皆様のお役にたてればと思います。
■ なぜ今MBA?
小さいころから社会を良くしたい、という思いが強く、特にCSR(企業の社会的責任)やSRI(社会的責任投資)に関心があったことから金融を中心にキャリアを積もうとしましたが、思うようなキャリアを積むことができず、また投資信託より企業などに直接アプローチできる業態(商業銀行や投資銀行など)に早期にキャリアチェンジしようと思い、未経験の壁を超えるためにMBAを検討しました。
また、ソーシャルファイナンスについて学ぶうちに、欧州でその業態が発展しており、特にオランダやイギリスで有名なソーシャルファイナンス機関(トリオドス銀行・チャリティ銀行など)があったことから、直に話を聞く機会やネットワークも作ることができると考え、オランダやイギリスの学校を希望していました。
2008年3月 |
会社の懇親会で「これからの金融人は英語が不可欠」と言われ、留学をイメージ。 |
2009年9月 |
試しにTOEFLを受験。54点という悲惨な結果でTOEFL断念。 |
2010年7月 |
IELTS初受験。OA6.0。計8回受験するも、全てOA6.0という結果に・・・。 |
2010年12月 |
MBAアプリカントの忘年会に参加。多くの知己を得る。 |
2011年1月 |
濱口塾に入塾。GMATの勉強を始める。 |
2011年5月 |
GMAT初受験。570点。目標の600には届かなかったが、RSM出願準備に切り替え。 |
2011年7月 |
上旬にRSM出願。翌週にRSMにビジットしインタビューを受ける。週内に合格通知。 |
■ 予備校選び
上述の通り、私はGMATとエッセイについて、関西の予備校である濱口塾のお世話になりました。
濱口塾との出会いは偶然で、自分の書いているブログにたまたま濱口塾の生徒の方が濱口塾を推す書き込みをされて、調べてみるとお値段はお手頃で、ネット上には悪い評判も特になく、とりわけGMATの評価が高いということでお世話になることに決めました。
濱口塾は関西の予備校ですが、Skypeを通じて授業に参加することができます(授業中にちゃんと当てられますし、質問も通学生と同様にできます)。東京でも受講生は多いですし、海外から受講されている方もいると聞いたことがあります。
また、時間外でも深夜まで質問やエッセイの添削など対応いただくことが可能で、非常にフレキシブルです。