金曜日の朝というのはウキウキしてしまうものですが、そんな朝、お世話になっているMBAアプリカントの方 がTwitterでさりげなく一つのつぶやきを投稿されました。
その内容は「長年志望していた名門米国MBAに合格したー」というもの。
僕を含め多くの人がその方のお世話になっていましたので、早朝からTwitterではお祭り騒ぎ。
意外なことかもしれませんが、我がことのように嬉しかったです。
欧州ではGMATのスコアに寛大という話はよく聞きますが、本家の米国ではやはりGMATは非常に大きな要素であり、それゆえに苦汁をなめる人も多いと聞きます。
その方もやはりスコアを出すのに苦労されており、それゆえに本命校からもすんなりとは良い返事をもらえなかったそうです。
しかし学校に対して自分の情熱を120%伝えていたり、ネットワーキングに注力したりして、最終的に見事合格されたということです。
米国MBA(特に上位校)は日本人に対して厳しくなっているという潮流が指摘される中のこの逆転満塁ホームランは、我々後進アプリカントにも大きな希望となっています。
最近はいろいろなMBAに出願されていてプロセス進行中で、お仕事もあって精神的にも大変な状況だったと思いますが、その中でも、温かくネットワーキングのアドバイスや励ましをいただきました。
こういう方だからこそ人望があって、こういうときに多くの人から祝ってもらえるんだろうと思います。
先日、某名門校に合格が決まっているアプリカントの方が、病気で留学が延期になったという話を聞きました。
その方も、自分が苦しい状況下にあるにも関わらず冷静に周囲の人を気遣われていて、こういう人が本当に人を導いていける人なんだろうと思いました。
翻って自分だったらどうだろうか、と考えましたが、おそらく人のことをそこまで気遣えないだろうと思います。
もしかしたらネガティブな感情がほとばしってしまうかもしれません。
そういうことを思うからこそ、そのような状況下でこちらを応援してくださった方の成功は本当に嬉しく思います。
そして、もう一つ思ったのは、愛って本当に大事だということ。
あくまで推測ですが、そのアプリカントの方が学校から他のアプリカントと同じように見られていたらもしかしたら今回の成功はなかったかもしれません。
その学校のことを心から愛し、その結果として学校や関係者と密に連絡を取り、情報収集をして、自分がどうすべきかを考え抜いて行動された故の結果だと思います。
事実、ご本人は「奇跡」とおっしゃってますが、Twitterでは一様に否定されていました。
「あれだけ頑張って愛し抜いたのだから、合格は奇跡ではなく、必然の結果」と。
これは、MBA受験はもちろん、いろいろなことに言えるのではないでしょうか。
自分に対する戒めでもありますが、何かをしようとするとき、ついネガティブな要素を探して、「やっぱり無理かも」と思ってしまいがちです。
MBA受験で言えば、スコアが足りない、職歴が足りない・・・
恋愛であれば、容姿がよくない、服のセンスがない、デートするお金がない・・・などなど。
自分にもその傾向が強いのでよくわかります。
しかしながら、その一方で、自分にできることはしているでしょうか?本当にその対象を愛しているでしょうか。
たとえ不利な要素があろうと、愛を貫いて、必要なことを考え抜いて実行すれば、意外に道は開けるのかもしれません。決して楽な道ではないですが。
この話を今の自分に当てはめると、例えばRSMへの出願については、まずは学校や在校生・卒業生に接触し、学校への情熱を伝えるとともに情報収集し、エッセイにちりばめて出願する。さらに学校への連絡はこまめにして、関心を持ってる学生がいる、ということを認識してもらう、という感じでしょうか。あとは面接に呼ばれたら現地に飛ぶということも選択肢に入れておこうと思います。
愛があれば大きな壁も乗り越えられるという実例を見て、自分もまだまだネガティブになるのは早すぎると勇気づけられました。
本当におめでとうございます!