自殺をすると遺族が辛い

今日の英語のテーマは、「賃貸の部屋で自殺があった時の遺族の補償について」。

日本の不動産の慣習や自殺の際の補償について話しました。

日本のいわゆる敷金という仕組みは珍しいそうです。これはそれなりに合理的な気がするのですが。

まあ、退去時に実費で払うほうが普通といえば普通ですが、大家さんもとりっぱぐれがないし、借りるほうも敷金が実質的に修繕費の上限になっていると思われますのである程度安心できる気がします。

ちなみに、敷金はdepositという表現をされてました。僕はcollateral(担保)という表現を使いました。

この言葉を覚えたいがために使っていただけなのですが、確かにdepositの方がしっくりくるかもしれません。

自殺があった時の補償額があまりにも多額で、関係団体が法整備を陳情しているそうですが、この問題は結構難しいかもしれません。

確かに遺族側からすると、家族を一人失って悲しみのどん底にいるのに、さらに補償やら鎮魂祭費やらで過酷な補償を求められたら辛すぎます。

一方大家さんとしては、自殺をされたら借り手が見つかりにくくなり、機会費用が発生するのでそれを負担するよう遺族に求めたりする権利があるでしょう。これは遺族側の団体も認めているそうです。

日本では毎年30000人もの人が自殺するということで、このような問題も決して珍しいものではないでしょう。

自殺者を減らすのも重要ですが、せめて自殺に伴う遺族や大家さんの負担がそれぞれ重すぎないようになるような法整備くらいは進めたほうがお互いのためかもしれません。

カテゴリー: 英語 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です