9月10日、金融庁より金融担当大臣談話が公表され、かねてより経営状態が懸念されていた日本振興銀行の民事再生手続き開始の予定およびペイオフ発動が予定されているということです。
私自身、将来はソーシャルファイナンス事業に携わりたいと考えており、日本振興銀行のビジネスモデルは大変参考になると思っていましたので、このような状態になることは自分自身大変残念に思っています。
やはり中小企業専業というものの難しさということでしょう。
中小企業融資はリスクが大きいだけでなく、そのなかで信用金庫・信用組合や日本政策金融公庫などが競争しているわけで(最近はメガバンクも注力していると聞きます)、下手をすると誰も手を出せない懸念先に貸し出しが集中してしまうというリスクを負いかねません。
実際、担保をとるのも限界があり、かなりの程度経営者の力量やビジネスモデルに賭けるという面が出てくるのではないかと思いますが、そのあたりの審査ノウハウも相当必要ではなかったかと思います。
日本にも信用金庫をはじめとして中小企業向け金融機関は多くあり、海外にも当然あるでしょうから、MBA期間などを通じて、なぜ日本振興銀行は破たんせざるを得なかったのか、どうすればこのビジネスモデルを活かしつつ、自分のしたいビジネスを続けることができるのか考えていきたいと思います。