今更ですが、当ブログはもともと就職・転職活動情報を提供するという目的もあったため、現在転職を考えている人、就職活動を始めようとしている人の参考に、私が勤めている「投資信託委託会社」についてご紹介させていただこうと思います。
ちょっとマイナーな業界ですが、意外に面白い業界ですので、就職・転職を考えている方にはぜひご一読いただければと思います。
それでも金融・投資信託なんて興味がない、なんて方はスルーしてやってください。
1.投資信託とは?
まず、投資信託とは・・・というところから。
まあ、これについてはいろいろな所に解説があるので、そちらを読んでいただいた方がいいかもしれませんが、一応書いておきます。
投資信託とは、読んで字の如く、投資を信託する、つまり誰かに投資を任せることです。
任せるといってもいろいろあるのですが、投資信託は「信託」という器を使います。
信託については信託法という厳格な定めがあり、それに基づきおカネを託し、託された方は委託者に対し忠実にその約束の履行を図ります。
で、なぜそのような仕組みがあるのでしょうか。
よく言われるのが、
①株の購入には大金が必要だが、投資信託は少額から投資でき、敷居が低い。
②運用のプロに任せた方が安心。
③投資信託だと、いろいろな銘柄に投資できるのでリスク分散が図れる。
といったところです。
投資のしやすさといったところがメインのようです。
最近は、金利の低さや年金不安から、「貯蓄から投資へ」といった号令もあり、気軽に投資ができる投資信託の役割は大きくなっていると思います。
また、確定給付企業年金から確定拠出年金(日本版401k)へという流れも投資信託の役割拡大に影響していると思います。
投資信託には、日本株式に投資するもののほか、外国株式や外国債券、不動産投資信託(REIT)に投資するものなど多様な商品があります。
日本に比べて海外諸国は金利が高い傾向があるため、外国債券に投資するものには毎月分配金が出たりするものもあり、年金代わりに利用する人も多いようです。
また、最近では金や原油などの商品にも投資できるようになったり、取引所に上場するような投資信託も登場するなど、投資信託は一層多様化するように思います。
なお、似たようなカテゴリーで年金受託や投資一任がありますが、これは少し投資信託とは異なります(業務は似ていると思いますが)。
(続く)