シャドーキャビネット

先日新聞にて、人材派遣大手のパソナの面白い取り組みが紹介されていました。

その名も、「パソナ シャドーキャビネット 」。

社員が各省(業務に関係するテーマ別の架空の省庁。「女性就労省」「グローバル就労省」「社会保障省」など)の担当者となり、現在の問題点を探り、社会への提案を行っていくという活動です。

こういう活動は、自分の業務が社会にどのように役に立っているのか、実際の問題点に対して、業務を通じて同のように貢献できるのか(まさにCSRですね)、ということを考えることを身につけるうってつけの機会ですね。

もちろん、情報収集力、問題認識能力等々、社員の能力自体の向上にも役立っているそうです。

最近、仕事に対する満足感が低下しているという指摘がありますが、このように自分の業務の価値を能動的に認識させることは、仕事のやりがいを向上させる効果的な策だと思うのですが、どうでしょう。

ちなみに、シャドーキャビネット(影の内閣)とは、英国の野党が、党首を首班として、実際の大臣ポストに対応する政策担当者(影の閣僚)を定め、野党としての政策立案を担う仕組みです。

日本では民主党が「ネクストキャビネット(次の内閣)」を組閣しています。

個人的には、「シャドーキャビネット」の方が好きですね。

「ネクスト」だと政権への野心があからさまな感じがするので。

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