経営者の目と現場の目

昨年9月に金商法が施行されてから、業界における業務の仕方がいろいろ変ったことをうけて、社内の業務マニュアルをまとめることになりました。

会社によってマニュアルの位置づけは様々だと思いますが、当社では通常のものと別個に冊子にすることになっています。

冊子にするくらいなので、経営者のメッセージと実務責任者のメッセージを入れます。

で、その二つのメッセージ作りを仰せつかることになりました。前職でも文章を作成することが多かったのと、昔から論文などを多く書いていたので、文章を書くのは得意だろうから、ということでした。

上司一流の「部下をおだてて使う」という操作術かもしれません。

まあ、文章を書くのが上手いかどうかは別として、比較優位 はあるはずです。

上司が担当するその他の業務について精通してるわけではないですから。

それはそれとして、経営者と実務責任者のメッセージを作る、ということは、当然それぞれの視野を考えなければならないということです。

経営者は、その会社が業界、ひいては社会の中でどうしたら伸びていくのかをマクロ的に考え、実務責任者はどのようにしたら実務が円滑に回って会社が伸びていくのかとややミクロ的に考える、という(立場上の)視野があると思います。

そういうことを考えながらメッセージを作っていくと、自分なりに自分の業務や会社について考えることが多かったです。

もし、自分が部署なり会社全体なりの研修を担当する立場になったら、ぜひこの両方を考える機会を提供したいと思います。

カテゴリー: お仕事 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です