ローマ人の物語

歴史が好きで、よく歴史関係の本を読んでいるのですが、最近読んでいるのが、塩野七生さんの「ローマ人の物語」シリーズです。

高校時代から読んでいますが、何度読んでも飽きません。

3000年ほど前のことであっても、現代社会が学ぶことは多いです。

例えば、ローマではその当時の他国とは違って、奴隷でもお金を貯めたり、長年職務に忠実であれば自由人になることができて、その子供は市民権を有する、とか。

これは、格差の固定化と社会・国力への影響を考えるときに有用なアドバイスになるように思えます。

飽きないといえば、新田次郎さんの「武田勝頼」も面白いです。

先代の無責任(?)な遺言は後継者を苦しめるものだと思いました。

でも、勝頼は一般に言われるよりは頑張っていたようです。

武田家滅亡後、徳川・北条・上杉・豊臣と渡り歩いて、人間性という点で評判が必ずしも芳しくない真田昌幸も、一般に思われているよりは律儀な人間のようですし、好感が持てます(最後まで忠節を貫いた重臣は彼くらい。この点、織田信長にも評価されているようです)。

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