社会人になって3年目になりますが、前職では本当にたくさんのミスをしました。
ケアレスミスとか、上司との連携がうまくいかないとか、調べ物がうまく見つからないとか、仕事が期限内に終わらない(スケジューリングの失敗)などなど、ほとんどのミスをしたなあ、と振り返って思います。
その頃は本当に仕事に悩んでいたので、出世する方法や仕事術などの本を結構読んだ気がします。
また、本当につらい時期は朝会社に行く頃になると情緒が不安定になったりして、自分でも心配しましたし、周囲にもすごく心配をかけてました。それでも気力を振り絞ったので、会社の人には心配をかけませんでした。迷惑はおかけしましたが
で、いろいろ仕事のうまい進め方の本などを探してみましたが、どうしたらさらなる成功を収められるのか、というかなりポジティブな次元での話は多かったのですが、仕事が全然うまくいかなくてつらい時、自分が落ちこぼれだと感じた時、どうしたらいいのか、ということを扱った本はほとんどなかったように思います。たまに心理学の本であるのですが、具体的にどうコントロールすればいいの?となるとちょっと・・・という感じです。
また、会社の人と飲みに行っても、失敗談というのはあまり話してくれなかったです。
これは人によりけりなのですが、自分が同僚や後輩と話すときは成功談より失敗談をたくさん話すようにしています。
成功談も大事ですが、とくに若い人は失敗談をたくさん聞き、どうしたら失敗をしないかを学ぶと同時に、どんな人も些細なミスから大きなミスまで経験するものだという、一種の精神安定剤を持っておくべきだと思います。
また、上司は部下を叱ったら同時にフォローしたほうがいいのでは、と思います。上司にしかられたまま放っておかれるとついつい距離ができがちで、その後の仕事に支障をきたす可能性があります(もちろん、叱られたって上司が正しいのだからちゃんとその後もコミュニケーションをとれ、と言われれば正論なのでそれまでなのですが、そうできないのが感情ってものだと思います)。
まあ、僕の場合語るべき成功体験があまりない、というのもあるのですが
と、いろいろ書いてみたところで、自分なりの対処方法を述べてみますと、
1.いざとなったら転職できるのだから、それまで頑張ろう
職場でミスを重ねてしまうとどうしても評価が下がりがち。しかもその後縮こまってしまうと、上司との連携が十分にとれず、さらにミスを重ねて怒られるし、上司との距離は遠くなるし、評価がまた下がるし、の悪循環に陥ることがあると思います。
そんな時は、いざとなったら転職して、評価をリセットして再スタートできるのだから、それまでは社会人としてのたしなみを身につけられるように頑張ろう、と思えば、サバサバした気持ちになれると思います。
私自身、仕事のミスが多く、進め方もうまくなく、上司との連携も悪く、悪循環に入ってしまいましたが、いざとなったら転職してやる!、だから自分に与えられた仕事は責任を果たして自分の糧にしておこう、怒られたって転職したら評価はリセットだし!と思って、大きな仕事が終わるまでは頑張りました。
結局転職して今の職場にいるのですが、前の職場で重ねた悔しい経験が役に立って、新しい再スタートをきった後はとりあえず順調に評価を得られているようです。
2.気を抜く(抜かせる)
職場でミスを重ねると、次はミスをしちゃいけない、上司に怒られたくない、との圧迫感情のため強い緊張状態になり、過大なストレスが溜まるように思います。
もちろん、ミスを重ねることは避けなければいけませんが、その一点に集中してしまうと、周りのことが見えなくなり思わぬところで失敗してしまったりします。また、疲れのたまり方がかなり大きくなってしまいます。
だから、緊張状態の時こそ、一瞬でいいから、周りのことを忘れて、ふっ、と肩の力を抜いてみて、心を落ち着けてみるといいと思います。その後、少し楽になった気持ちで仕事に取り組むと、周りのことが見えたりして、仕事の質が高まったように思います。
また、上司もプレッシャーばかりを与えるのではなく、部下に適度に息を抜かせながら働かせてほしいものだと思います(自分の経験からのお願いなのですが)。
もしかしたら、ワガママだと思う方もいらっしゃるかもしれません。転職なんて逃げを考えるなんて卑怯だし、プレッシャーから逃げるのだった甘いのかもしれません。
もちろん、精神的に強い方はガリガリ行けばいいと思います。ただ、精神的にそこまで強くなれない人も仕事は続けなければいけないのだから、そのためには適度に自分に甘く、適度の逃げ場を確保して精神的に多少リラックスしておかなければ、いつか壊れてしまいそうな気がします。結局、自分の精神や体の責任をとるのは自分しかいないわけで。
ということで、今ミスを重ねている若い皆さん、あまり落胆せず、適度に自分に甘くしながら(開き直りはダメですが)、かつより仕事の質を高められるかを試行錯誤しながら頑張ってください。
・・・私もですが。