落合戦記

今年のセリーグは中日の優勝、日本シリーズ進出で幕を閉じました。

地味な試合といわれながらもコツコツ勝利を積み重ねチームを優勝に導いた、実は評判の良い落合監督の「オレ流」とはどのようなものか興味があって、彼の内幕に迫る本を読んでみました。

落合監督は2004年からチームを率いており、そのころから落合氏が監督をしたらどうなるのか、ということに関心が集まっていたようです。

そんな落合監督に1年間張り付いた記録をつづった本が「落合戦記」でした。。

落合監督を特徴づける考え方の一つに、失敗を重視することがあります。ただ、やみくもにミスをしかったりすることはなく、大切なのは失敗から何を学ぶか、という位置づけです。

非常に合理的で、失敗してもいいケースや仕方ないケースの扱いが巧みです。

もちろん、負け試合でも粘って次につなげようという意識がチームでも共有されているようでした。

また、落合監督は気遣いの人でもあります。リーグ優勝の日は試合にスタッフや2軍のメンバーも呼び寄せたり、悪い選手評はほとんどメディアに言わなかったそうです(選手の家族に配慮して)。

もちろん、監督は非常にプロ意識が高く、選手に限らず関係者にもプロの意識で仕事をする大切さを説いていたそうです。

あと、印象に残ったコメントとしては、エースと四番はチームの勝敗に責任を負っているのだから、苦手な相手に対してもポーカーフェイスでいなくてはならない、などがありました。

オレ流などといわれ、何か独特で奇異なイメージを持たれている落合監督ですが、実際には非常に深い洞察力と長期的な視点、幅広い視野と配慮、そしてそれをブレずに貫く強さを持った優れた指揮官であると思いました。

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GMATのGuantitativeを解いてみた

海外のビジネススクール出願に必須といわれるGMATには大きく分けてVerbalQuantitativeAWAという分野があります。

Verbalは言語能力、Quantitativeは数理的論理力、AWAは作文能力を問われます。

日本人はこのうちQuantitativeが強く、この分野で満点に近い点数を取り、Verbalの失点を極力抑えて目標点を取る、という戦略が一般的のようです。

ということで、少し早いかなと思いつつもお試し感覚でQuantitativeの問題を解いてみました。

簡単だ、と思いつつも、ときどきルールの勘違いや難しい問題などが出て、正答率は60%くらいでした。

まだまだですね。

でも、コツをつかめばこれは高得点を取れそうな気がします。

問題はVerbalですね。ネイティブも受ける言語問題なので、単語のレベルも非常に高いそうです。

しかし、ここでくじけるわけにもいかないので、IELTSの目処がついたらそうそうに練習したいと思います。

とりあえず、希望が見えてよかったです。

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ブランドイメージ

今日、某百貨店系列の食品売り場に行ってきました。

たまたまお客さんの声を掲示していたので見てみると、結構鋭い指摘が。

その中の声に「○○たるもの、もっとしっかりやってください」というものが。

まあ、ごもっともな指摘ではあったのですが、やはりブランドを掲げるというということは大きな責任を負うことでもあるのだと思いました。

商品・サービスの質を期待するお客さん、ブランドをこつこつ積み上げてきた先人たち、そして現在ブランドを支えている従業員その他の関係者。

ブランド価値を維持・向上させるには、一人一人の意識と努力が欠かせないと実感したお買い物でした。

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木の実がポトリ

今日、公園で本を読んでいたら頭にコツンと何かが当たりました。

何だろう、と思ってみると、頭の上の木の木の実でした。

今朝は風も肌寒かったですが、もう秋だなあ、としみじみ思った瞬間でした。

都会にいても季節や自然に対して敏感でいたいものです。

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ワンクリック募金

実はワンクリック募金(例えばこちら)というのが好きで、時々クリックしたりします。

1回クリックするだけで1円募金する、というもので、スポンサーによって用途が特定されていたり、募金するプロジェクトを選択できたりします。

選択できる場合、たった1円の募金なのですが、どのプロジェクトが一番有益か、なんて真剣に考えたりします。

こういうことをしっかり考えるようになるのもワンクリック募金の魅力ではないかと思います。

このような考えから、寄付税制などが整備され、日本でもっと寄付文化が広がれば、自然と我々の社会に対する意識が向上するのではないかと期待しています。

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自殺をすると遺族が辛い

今日の英語のテーマは、「賃貸の部屋で自殺があった時の遺族の補償について」。

日本の不動産の慣習や自殺の際の補償について話しました。

日本のいわゆる敷金という仕組みは珍しいそうです。これはそれなりに合理的な気がするのですが。

まあ、退去時に実費で払うほうが普通といえば普通ですが、大家さんもとりっぱぐれがないし、借りるほうも敷金が実質的に修繕費の上限になっていると思われますのである程度安心できる気がします。

ちなみに、敷金はdepositという表現をされてました。僕はcollateral(担保)という表現を使いました。

この言葉を覚えたいがために使っていただけなのですが、確かにdepositの方がしっくりくるかもしれません。

自殺があった時の補償額があまりにも多額で、関係団体が法整備を陳情しているそうですが、この問題は結構難しいかもしれません。

確かに遺族側からすると、家族を一人失って悲しみのどん底にいるのに、さらに補償やら鎮魂祭費やらで過酷な補償を求められたら辛すぎます。

一方大家さんとしては、自殺をされたら借り手が見つかりにくくなり、機会費用が発生するのでそれを負担するよう遺族に求めたりする権利があるでしょう。これは遺族側の団体も認めているそうです。

日本では毎年30000人もの人が自殺するということで、このような問題も決して珍しいものではないでしょう。

自殺者を減らすのも重要ですが、せめて自殺に伴う遺族や大家さんの負担がそれぞれ重すぎないようになるような法整備くらいは進めたほうがお互いのためかもしれません。

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