価値観は変わる

MBA受験・留学の準備を進めたり、将来の夢を思い描いたりする中で、最近よく思うのが、「価値観は変わる」ということ。

中学時代から英語が苦手で、その頃は「英語ができなくても、国内で頑張ればいいから英語は要らない」なんて思っていました。

高校時代はご多分に漏れず、とにかくできるだけ偏差値の高い大学を目指していました。学部については自分のやりたいことも考慮しましたが、大学自体は特に特徴などを考慮することはありませんでした。

また、その頃の夢は歴史学者になることでした(関係ない学部に行きましたが)。

とりあえず、大学の選択については結果オーライでしたが。

大学時代は、国際関係やCSR関係に関心を持ちました。社会の役に立つことをしたい、と明確に考え始めたのはこのころだったと思います。

その一方、就職活動は大企業中心。まだ思考回路はブランドに縛られたまま。

社会人になったら、社会人大学院に行きたいとは思いましたが、海外に留学しようとは全然考えませんでした。

英語は苦手だし、お金はかかる。

しかし、今の会社に入ってたまたまMBAの話をされて、調べてみると面白い世界が広がっている。

CSR関連だって海外には優れた学校がたくさんある。

そして、今はMBA留学は具体的な目標になっています。

もちろん、英語はこれからのキャリア形成に必須のツールであると認識しています。

留学後の夢は、社会的金融の仕事に携わること。

別に有名企業である必要はないし、最終的には自分でそのような事業を興せたら素晴らしいと思います。

こうして振り返ってみると、英語についても、ブランドについても、ずいぶん考え方が変わってきたように思います。自分の視野が広くなり、価値観も違ってきたように思います。

MBAについては、まだ準備の初期段階ではありますが、ずいぶん成長したことに気付いたのが嬉しかったので書いてみました。

これだけでもMBAを目指す意味があったと思います。

何事もチャレンジというのは大切ですね。

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黒執事

漫画ではありません。

昨日、黒の3ピーススーツを着て会社に行ったら、見事に執事風でした。

ちょっと恥ずかしい(汗)

まあ、慣れれば平気だと思いますけど、しばらくかかるかも・・・。

でも、似合うといわれたのでちょっと嬉しかったり。

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MBA Tourに行ってきました

今日は世界中からMBAのアドミッションが集まるQS World MBA Tour に行ってきました。

去年は気おくれしてほとんどパンフの収拾に終わってしまいましたが、今年こそはしっかり話を聞いてくるぞ!という意気込みでした。

・・・と思ったら、午後3時くらいにテトリスの大量投下。いつもこの時期なので警戒していましたが、やはり、という感じでした。

まあ、仕事なので必死で片付けました。厄介なことにそのなかに難問があったのですが、あまり時間をかけているとイベントに行けないので、やむを得ず休み明けに回しました。これも戦術です。

で、気を取り直し、イベント会場に。

去年もそうですが、今年も人がたくさんいました。不況でも、なのか不況ゆえにか、MBAを目指す人は多いようです。学校側にも日本人の方がいることが多かったです。

今回話を聞きたかったのは、Manchester、HEC、Warwick、City、Nottingham、Cranfield。

とりわけCranfileldは他に話を聞く機会がめったにないので、何が何でもという感じでした。

といいながら、最初は人も多いしやはり外国人担当者ばかりなので、気おくれもあり、また雰囲気に慣れるためブラブラしていました。

人気校とそうでないところの差がやはり激しいですね。また米系とそれ以外の差が大きかったように思います。

見た限り、一番人気はCambridge(のあたり)。米国トップクラスのテキサス大学と隣接していたこともあり人だかりが絶えることがありませんでした。

まあ、Cambridgeは今のところ夢のまた夢校なので関係ないですが(泣)

ずっとブラブラしていても仕方ないし、成長もないので、まずはCranfieldのブースに。

担当してくださったのはロジスティックのMScを修了された日本人卒業生の方。

実はイベントの存在を知らず、学校から急にメールを受け取り駆けつけてくださったのだとか。母校愛ですね。

伺った内容は主に次の通り。

・特に強いのはロジスティック・オペレーション関係。これは英国でもトップクラス。

・Cranfield大学というものはほとんどなく、事実上大学院大学。

・大学があるのはオックスフォードとケンブリッジの真ん中の田舎。ただ、車で10分ほどで街に行ける。(日本で国際免許を取っておくとよいかもとのこと)

・欧州での知名度は抜群。

・OBはどの分野でも活躍している。

・金、土、日は休み(でも時間に余裕があるかどうかは別)。

・日本人は少ない。

かねてよりCranfieldの質には注目していたので、それを裏付ける貴重なお話でした。

しかし、金融についてはロンドンのほうがいいかも、みたいなお話もされていたので、自分の求める方向性とは少し違う感じもしました。

もちろん、どの分野でも活躍されている卒業生がいるという話には勇気づけられますが、もう少し考えてみる必要があるように思いました。

ただ、マニュファクチャーやロジスティック・オペレーションに関心にある方には強くお勧めします。

次にお話を聞いたのはNottingham

ここはランキングこそ低いものの、CSRでは英国トップという強みがあり、是非とも行きたい学校の一つです。

卒業生の方がいらっしゃったので、話を聞きたいと思ってブラブラしながら待っていたのですが、結構長い間話されているのでしばらく待っていると、突然アドミッションの方から話しかけられました。

まずい!と思いながらもこれはチャンスだと思い直し、緊張したダメダメ英語で話しました。最初に、お話を伺いたいのですが英語がダメで・・・と伝えると、そんなのはこれから改善していけばいいんだよ、と励ましていただいたので、お話を伺うことにしました。

最初に強く訴えたのは、CSRに興味があり、それゆえにこの学校のCSRコースに行きたいということ。

話すと非常に喜んで、CSRコースのことをPRされていました。

CSRに関する授業が豊富で、関心のある社会的金融CSRの定量評価の科目もありました。

CSRのコースといっても、入学基準は他のコースと同じで、また人数が決まっているわけではなく、MBA全体で最大100人ということでした。

ただ、パンフを見るとクラスの70%がFar East(中国は除く)。

アジアにキャンパスを複数持っているからだと思いますが、そうでなければダイバーシティに?が付きそうです。

まあ、日本もFar Eastなので、あまり疑念は抱かないようにします。

あと、ありがたいことにconditional offerもあるそうです。出願したら何とかこれに引っかかりたいです。

しばらく話した後、日本人卒業生の方ともお話しできました。

この方はすでに起業されているということで、起業を目指す自分にとっても非常に貴重な経験でした。

伺った話は主に次の通り。

・高ランクの学校で有名な先生に教わっても、どの程度身につくかは自分次第。自分のキャパシティがなければ結局身につかない。自分のキャパシティに応じて学校を選ぶのも大事。

・学校の施設、とりわけ図書館が充実している。図書館は英国一。24時間利用可能。ほとんどの日本人はどうしてもリスニングの関係で授業ではついていけず、それをフォローするには本を読みこむしかない。そのため充実している図書館が必要であり、これはNottinghamの素晴らしい強みである。

・MBAは手段であり、目的ではない。1年間死ぬ気で頑張れ。そうすれば残るものも多いし、人生が変わる。

・NottinghamはOBを大切にする学校で、OB同士のつながりも大切にしている。学校側でOB情報を管理したり、同窓会を開いてくれたりして、OB同士のつながりは強い。

・日本人卒業生は少ないので、日本でのネットワークに期待はできないが、グローバルなつながりを求めるならそのニーズには応えてくれる。学校を通して見知らぬOBに簡単にアクセスできる。

・単位認定については厳しく、落とすときは容赦なく落とす。お客様気分で甘えるのは禁物。

・学校で学べるのは結局理論だけ。しかしその理論が後の基盤となる。それがないと、我流の「俺は昔からこうしてきた」人間になってしまう。

・少人数の学校なので、授業は厳しい(よく当てられる)。でもそれが自分を鍛えてくれる。

・授業の内容についてはほかの学校と同じような感じ。

・Nottinghamには遊ぶところはない。寮は学校に隣接。24時間あいている図書館。勉強漬けになれ、という学校の期待の表れか。

・日本人に対しては英語力の信用がないため、英語力を厳しく見られる。自分はインタビューの時にとにかく話し続けた、とのこと。インタビューの練習はしっかりしておかなくてはいけなさそうです。

Nottinghamというより、MBA留学についての心構えを説いてくださった感じです。

アドミッションの方のお話も合わせ、非常に志望度が高まりました。

さらにブラブラしていると、突然英語で話しかけられました。

GMATのことを聞かれたので、その関係者の方かと思いきや、米国クレアモント大学の方でした。

クレアモント大学のビジネススクールはドラッカースクールといい、あのピーター・ドラッカーの流れを汲む学校です。ブースにもしっかり『もしドラ』が置かれていました(笑)

伺った話は下記の通り(英語だったので誤解があるかもしれませんが)。

・少人数なのでランキングには出てこないけど、素晴らしい学校。(就職もよいとおっしゃっていた気がします)

・ビジネスコンペでHBS(Harvard)に勝ったこともある。

・日本人にもフレンドリー。

・1stラウンドで出願すると奨学金のチャンスあり。

・Financial Engneeringに力を入れている。

・男女比が均衡している。女性が40%強。

あまり米国の大学は考えていませんでしたが、ついつい引き込まれてしまいました。

出願の際には少し調べてみようと思います。ただ、2年はやはり長いかな。

そして、最後に一番のお目当てだったManchesterに。

日本人卒業生の方とお話することができました。

伺ったお話は主に下記の通り。

・一番の特徴はグループワークが多いこと。いろいろな科目にグループワークがついてくる。外国人とグループワークをこなし続けると、日本でのチームでの仕事が易しく思える。

・IBプロジェクトの費用は全てクライアント持ち(実際のコンサルティング案件と同じ扱いを受ける)。学校の案件受託費用は安く抑える代わり、コピー代なども含め経費はクライアントが持ち、また海外に一度は行く機会を与えられる。

・IBプロジェクトはクライアントの前でプレゼンし、クライアントが決める。

・交換留学、インターンをする人は結構多い。交換留学に行く際は部屋を解約するケースが多い。荷物は友達に預けてしまうこともある(特に外国人)。

・インターン先は学校経由、同級生のコネなどで見つける。日本でインターンをする人も。また、卒業生のつながりも使えるかもしれないので、学校に聞いてみるのもよいかも、とのこと。

・マンチェスターの中華街はロンドンよりもよく、食材も豊富。中華料理もおいしい。

・マンチェスターは夏はすごしやすいが、冬は日が短く、曇りがちなので、気が付いたら暗い。

・マンチェスター空港から簡単に欧州各地に行くことができる。スイス往復一万円也。

・日本にはない日本のメーカーのインスタントラーメンのバリエーションがある(まさかパスタ味・・・とか?)。

ついでに、失礼ながらみなさんインタビューの時はどのくらい話せているものですか、と質問してみました。

日本人をはじめアジア人はそんなに英語が流暢に話せるわけではないけど、みんな頑張って伝えようとしている。

英語の流暢さよりも、論理的に質問に回答したり、エッセイの内容などについて語ったりすることのほうが大事、ということでした。ちょっと勇気が出ました。

他の学校でグループワークを強みに挙げていた学校はなかったので、これはやはりManchesterの強みなのではないかと思います。

多くのグループワークをする中で実践的な能力、コミュニケーション能力を磨いていくというのは非常に貴重な経験だと思います。

また、IBプロジェクトやインターンシップについても貴重な示唆をいただけたことで、Manchesterへの希望がさらに強くなりました。

残念ながらCityは見つからず、HECとWarwickは話すタイミングがなかったので今回は見送りました。

でも、お目当ての3校から話を聞けたことは大きな収穫でした。

Nottinghamは想像以上に良かったです。

もう第2志望くらいの勢いです。

Manchesterは不動の1位という感じです。

これらの学校に入って学ぶことができるように、これからも精進しようと思います。

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案ずるより産むが易し

実は先週末から上司に相談しなくてはいけない案件があって、それを持ちこして週末を過ごしたものだから、本日の出社が憂鬱でした。

それでも、今までは自分の憂鬱も全部杞憂だったじゃないか、と言い聞かせ出社。

そして、上司の雰囲気がいい時を見計らって相談。

すると、わずか30秒で終了。

ぷは~~~ ( ̄▽ ̄)=3

案ずるより産むが易し、です。

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われ生きたり

いきさつは忘れましたが、どこかで「金嬉老事件」というものを知りました。

在日朝鮮人が人質を取って籠城した事件、ということを知りましたが、なぜかその当事者・金嬉老氏に関心がわき、その著書「われ生きたり」を読んでみました。

本書によると、彼は在日朝鮮人ということで、戦前から差別を受け続け、本来公平であるべき警察からも朝鮮人であるがゆえに不当に拘束されたりしていたそうです。

また、その警察は賄賂などの不公正な行為が横行していたそうで、それが後に糾弾されることにもなります。

家庭でもうまくいかず、再起のチャンスも朝鮮人であるが故の差別に阻まれ、次第に泥沼に陥っていきます。

そんな中、暴力団との借金のもつれもあり、また度重なる朝鮮人への差別への不当さを世間に訴えるために、暴力団員に対する殺人事件を起こしたうえで、ある旅館に立てこもります。これが金嬉老事件です。

彼は籠城中にマスコミを通じて、朝鮮人に対する不当さを世間に訴えたうえで、警察に対し謝罪を求め、結局警察は公に謝罪することになります。

ただ、本書によると、マスコミは彼の訴えを歪めて伝え、彼の情報が世間に正しく伝わることはなかったようです。

最終的には報道陣に紛れた警察によって彼は取り押さえられます。

その後の取り調べでも彼は人種差別こそが事件の最大の背景であると主張しましたが、検察や裁判所はそれを必死に隠そうとしていたそうです。

最終的に彼は出所し、韓国で人生を終えたそうです。

韓国でも逮捕されたことがあるようで、本当に波乱万丈な人生であったようです。

本書はあくまで彼の視点から描かれたものであり、彼の人生や行為については様々な見方があるでしょう。

また、どのような理由があったとしても殺人行為は認められるものではなく、その点は本人も認めているとおりであり、人生をやり直せるならあのような方法で世間に訴えたりはしないと書いています。

しかしながら、どのようなきれいごとを言ったとしても、在日朝鮮人に対する差別があったことはおそらく事実でしょうし、また近年でも在日朝鮮人に対する差別や犯罪があることも報道されています。

差別感情といった負のものに正面から目を向けるということは心理的負担も大きく、それゆえに目をそらしてしまいがちです。

韓国に対する報道のうちには厄介な事件も多いし、また韓国が日本施政の負の面ばかり強調し、韓国に対するプラスの影響を無視しているということを思ったりもします。

その一方で、朝鮮人との摩擦や差別が存在し、それがこのような悲劇を生んでしまったことについても事実として受け入れなければ、韓国に対し日本施政の好影響を主張し、過去を乗り越えた良好な関係を築くことはできないと思います。

なんだかんだ言っても中国・韓国は日本に近い国で国際政治・経済にも一定の影響力がある国であり、今後お互いの利益のために共存していくことが望ましいと思います。

そのようなことに思いを致すうえで日韓の過去・現在・未来を考えるいい機会になりました。

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三越「男の大祭典」

今日は、三越で紳士物のセール「男の大祭典」が開催されてましたので、日本橋の三越に行ってきました。

まあ、お金に余裕があるわけではないけれど、やっぱり質のいいものを着たいし、そちらのほうが仕事のモチベーションもあがるかな、と。

自分の欲しいものをゲットするため、開店前から入口にスタンバイしてました。

そして、開店と同時に会場にダッシュ!!

今日のお目当てはスーツに靴、そしてシューキーパー。

スーツは2枚買って、うちひとつは憧れ(?)の3ピース。

スーツに同じ生地のベストが付いたものです。

若い人がベストを着ているのはあまり見かけないですが、かねがねかっこいいと思ったので買ってみました。

ただ、おなかのラインがはっきり出るので、おなかが出ないように要注意です。

また、靴は憧れのREGALを買いました。

同じようなデザインで少し低価格のものもありましたが、長く愛着を持って使えそうなのはREGALだと思って奮発しました。

靴の工法が違っていて、低価格のものは靴底と上の部分をくっつけていますが、REGALのものは縫っているため、修理が何度でもできるということでした。

靴のメンテということで、シューキーパーも少しいいものを買いました。

気が付けばかなりお金を使っていましたが、これを励みに来週から仕事も頑張ろうと思います。

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